40代で、ある程度貯蓄がある方は老後も大丈夫と思っていないでしょうか。しかし、そううまくいくとは限りません。老後破産を防ぐために、40代だからこそ気を付けたい「間違ったお金の習慣」を4つピックアップして解説します。

今の生活費やもらえる年金額がわからない

「老後」はある日突然やってくるわけではありません。今の生活が毎日続いて気づけば老後になります。「今はお金に困っていない」「節約を頑張っているから大丈夫」というだけでは老後の備えとしては不十分です。

子どもの教育費や医療・介護費用など、「将来かかるお金は具体的に○円」と試算して、将来的な費用が賄えるのかを考えることが重要です。

健康年齢を伸ばす努力をしていない

残念ながら国からの年金だけで生活するのは難しいという人が多いのが現状です。老後破産を防ぐには長く働き続ける必要があります。つまり健康への注意が欠かせません。

「忙しい」「自分は若い」と不摂生をしていると、年を重ねたときに、想定外の健康問題に直面するかもしれません。働けなくなったり高額な医療費がかかったりするのも恐ろしいことです。

家族や職場・地域とのかかわりが少ない

日々の生活では自分や同居の家族だけでなく別居の家族や職場、地域など多くの人とかかわることになります。突然親の介護が必要になったり、想定外に子どもの教育費がかかったりする場合、周囲の協力が得られるかどうかは重要なポイントでしょう。

例えば介護で周囲の協力が得られなければ、仕事を辞めざるを得ない場合もあります。もし収入が絶たれてしまった場合は生活に困窮することになるでしょう。また一人暮らしなどで人とかかわりが少ないと詐欺に遭いやすいとも言われています。