緑の瓶に韓国が映る…韓国焼酎を大解剖!

韓国を代表するお酒といえば、やはり焼酎(ソジュ)!マッコリだけでなく、ビールやワインなど他の酒類との競争が激しいとはいえ、あの緑色の瓶が放つ存在感はやはり特別。

意外と多い地方焼酎の種類から焼酎にまつわる四方山話まで、もはや韓国文化を語る上で欠かせない酒・焼酎にクローズアップしました。

韓国の焼酎(ソジュ)文化
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

韓国焼酎のBIG3

焼酎市場のおよそ8割を占めるのは次の3銘柄。さらに、そのうちの半分をチャミスルが占めており、圧倒的なシェアと人気を得ています。

韓国の焼酎(ソジュ)文化
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

チャミスル(20.1度) 1996年発売。竹の活性炭でろ過することで焼酎本来の味を引き出す。製造:ハイト真露 ※写真はチャミスルフレッシュ(17度)

韓国の焼酎(ソジュ)文化
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
チョウムチョロム(17度) 2006年発売。ミネラルを含んだアルカリイオン還元水を使用し、やわらかな味に。製造:ロッテ酒類
韓国の焼酎(ソジュ)文化
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
ジョウンデー(16.9度) 2006年発売。72時間の酸素熟成と10段階のろ過でまろやかで喉越しのよい味を作る。製造:ムハク ※写真はフルーツ焼酎 ## 韓国焼酎の基本データ
韓国の焼酎(ソジュ)文化
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

原料 米、麦、さつまいも、タピオカなどを混合。日本でいう「芋焼酎」「麦焼酎」など1種類の穀物に特化して作られたものはあまりありません。

製造法 チャミスルなど一般焼酎は、米、麦等の穀物由来の糖蜜を連続蒸留器で蒸留、生成された95%程度の高純度アルコールに水を加えて度数を調整した「希釈式焼酎(日本の甲類焼酎にあたる)」が大部分です。無色透明で大量生産しやすいのが特徴。

一方、安東焼酎に代表される「蒸留式焼酎(乙式焼酎にあたる)」は酒母(蒸し米に麹を加え発酵させたもの)を単式蒸留器で蒸留したもの。香りや味わいが深く、比較的古くから飲まれてきたといわれます。 度数 一般の焼酎は20度前後が主流。16度~40度の商品も。

カロリー 一般の焼酎1瓶(360ml)あたり400kcal前後。

価格 小売の場合1,000ウォン前後、飲食店などでは3,000~4,000ウォン程度。

韓国焼酎の歴史

大陸から半島の酒へ

韓国の焼酎(ソジュ)文化
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
清酒やマッコリなどに比べると、韓国焼酎の歴史は比較的浅め。 大陸西方を起源にする酒が、13世紀頃、高麗時代末のモンゴル(元)による襲来でもたらされたとされます。このとき伝わったのは蒸留式焼酎。当時は薬としての役割を持っていましたが、朝鮮時代には高級酒とされ、嗜好品として広まっていきました。 高麗時代の伝来以来、製造法に大きな違いはありませんでしたが、1910年代の日本支配以降は自家醸造が禁止。その後は工場での製造技術の導入により、大量生産と流通が開始されました。 さらに1965年の政府の食糧政策の一環として、糧穀管理法が施行され、材料に制限が加えられたため、麹菌を利用した従来の方法ではなく、現在のような希釈式焼酎が主流になっていきました。 ### 1つの地方に1つの焼酎 韓国では1977年に道(ド、行政区分)において、「一つの道での焼酎製造は一業者のみ」とし「各道で50%以上は、その土地の焼酎を販売」とする制度がしかれました。これにより200余りあった醸造所は姿を消して、「地域焼酎」といわれる10あまりのブランドが定着しました。 この制度は1996年に廃止されましたが、韓国焼酎が日本の「地酒」ほど分化せず、地方別に大きな支持を集めるブランドがはっきりしているのは、この影響によると言えるでしょう。
韓国の焼酎(ソジュ)文化
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
光州(クァンジュ)で人気、イッセジュ(写真左)
韓国の焼酎(ソジュ)文化
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
釜山(プサン)と言えばC1
韓国の焼酎(ソジュ)文化
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
済州(チェジュ)の名山、 漢拏山(ハルラサン、写真右) ### 地域別、好きな韓国焼酎のブランドとシェア ソウル チャミスル 75.4% 仁川 チャミスル 80.4% 京畿道 チャミスル 84.4% 江原道 チャミスル 68.2% 忠清南道 チャミスル 72.3% 忠清北道 チャミスル 73.3% 大田 チャミスル 58.2% 全羅北道 チャミスル 71.0% 全羅南道 イッセジュ 64.1% 光州 イッセジュ 54.8% 釜山 C1 75.8% 慶尚南道 ファイトゥ 62.4% 蔚山 ファイトゥ 58.6% 大邱 チャム 71.2% 慶尚北道 チャム 67.6% 済州道 ハルラサン 81.7% 出典:2008年ファミリーマート調べ ### 下がり続けるアルコール度数、ポイントは飲みやすさ 発売当初は30度前後と、アルコール度数が高めだった焼酎。しかし、25度になり、20度前後になり…と次第に下がり続けます。 その理由は、消費者の嗜好の変化、製造メーカーのコスト削減、などと言われていますが、低度数競争は年々激しさを増しています。 ### 主な韓国焼酎の度数変化 1970年代 真露 25度 1998年 チャミスル 23度 2006年 (低度数時代の始まり) チョウムチョロム 20度 ジョウンデー 16.9度 チャミスルフレッシュ 19.8度 2007年 チョウムチョロム 19.5度 2014年 (二大ブランドの低度数競争) チャミスルフレッシュ 18.5~17.8度 チョウムチョロム 18~17.5度 2019年 チャミスルフレッシュ チョウムチョロム 17度 真露 16.9度 出典:各社サイトより再構成 ### 焼酎新時代、様々な商品が登場 2000年代に入ると、焼酎をフレッシュフルーツ果汁やジュースでわったカクテル焼酎も登場。若者を中心に人気を集め、居酒屋メニューとして定着しました。 さらに2015年には、女性をターゲットとした低アルコール酒として13~15度のフルーツ焼酎が登場し、大きな話題となりました。しかし、ブームに止まらず、新しいカテゴリーとして定着。 そして爆弾酒がソメッ(소맥、焼酎とビールの韓国語であるソジュ(소주)とメッチュ(맥주)の頭文字をとったもの)と名前を変えて、こちらも定番に。 女性のアルコール消費量の増加や酔うための酒から楽しむための酒へ、国民酒と言われる焼酎も時代の変化による多様性に対応せざるをえなくなっているようです。
韓国の焼酎(ソジュ)文化
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
フルーツ焼酎
韓国の焼酎(ソジュ)文化
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
ソメッ ## 写真で見る主な韓国焼酎ブランド 
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チャミスル(ソウル・京畿道)
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(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
チョウンチョロム(ソウル・京畿道)
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(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
シウォナンチョンプン(忠清北道)
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(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
イジェ ウリン(忠清南道、写真はリニューアル前のパッケージ)
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(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
マシンヌン チャム(慶尚北道、写真はリニューアル前のパッケージ)
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ファイトゥ(慶尚南道)
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(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
ハイトゥ(全羅北道)
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(左から)イッセジュ、千年イッセ(全羅南道)
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C1(釜山)
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(左から)漢拏山ムルスナンソジュ、漢拏山(済州) ## いろいろな韓国焼酎
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(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
安東(アンドン)焼酎(45度) 技術保有者によって受け継がれている、蒸留式伝統焼酎。
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(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
コソリ酒(40度) 済州島の民俗酒の1つ、粟から作った焼酎。伝統的には「焼酎石」という石(写真)を使って醸造された。
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(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
珍島(チンド) 紅酒(ホンジュ、40度) その名のとおり真っ赤な色の焼酎。米や麦から作った原酒に芝草という植物で色と香をつける。 ### 韓国の伝統酒 ・竹瀝膏(チュンニョッコ) ・ムンベ酒 ・甘紅露(カモンロ) ・梨薑酒(イガンジュ) ## 韓国焼酎と韓国社会 ### 焼酎の瓶が緑色をしている理由 焼酎のシンボルといえば、あの緑色の瓶。でもなぜ?
韓国の焼酎(ソジュ)文化
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

焼酎は度数が比較的高く、度数の低いビールのように、酸化防止のため色つきの瓶で光から保護する必要が少なく透明瓶が主流でした。

しかし、1994年に斗山から発売された「グリーン焼酎」が「清らかで強すぎないイメージを」と緑色の瓶を採用。それがヒットしたことに伴い、他社も緑色の瓶になったそう。

また普通、焼酎瓶は回収されて再利用されていますが、さらに近頃は環境を考えて、回収しやすいよう瓶自体を各社統一する動きも出ています。

広告は旬のセクシー美女が集合!?

韓国の焼酎広告といえば、お決まりなのがセクシーな女優や女性タレントの起用。はっきりした理由はないそうですが、主な消費者層である中高年男性へのアピール効果を狙っているともいわれます。

毎年旬のタレントが選ばれるため、焼酎の広告ガールになることが売れっ子になったという証明にも。

近年は男性タレントや女性に人気があるタレントが起用されるなど、女性消費者をはじめ幅広い世代に受け入れられることがポイントに。アルコール度数や味の変化と共に、広告モデルにも変化が見られます。

韓国の焼酎(ソジュ)文化
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
チャミスル初代広告モデルを務めたイ・ヨンエ
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(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
「江南(カンナム)スタイル」でワールドスターとなったPSY(サイ)は焼酎広告では珍しい男性モデルに
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チャミスルの歴代最長の広告モデルはIU(アイユー)
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(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
チョウムチョロムの歴代最長モデルはイ・ヒョリ
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(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
甘く飲みやすいチョウムチョロムのイメージにぴったりなシン・ミナ
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(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
今やチョウムチョロムの顔となったスジ(元missA) ## 韓国焼酎飲み比べ ### コネストほろ酔い調査1 地方自慢の「地域焼酎」は、味の違いがあるのでしょうか?コネストスタッフ精鋭ののん兵衛が、代表的な地域焼酎4本にクローズアップして飲み比べてみました。
韓国の焼酎(ソジュ)文化
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
飲み比べた焼酎 (左からチャミスル、C1、イッセジュ、漢拏山)
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(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
他の酒に比べて韓国焼酎はあまり飲まない、日本スタッフのガミ(右)とKk
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(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
コネストきっての酒豪(?)、韓国スタッフのMs(左)とHj チャミスル(ソウル・京義) ・初めの香りは強いが、のど越しは柔らかい。飲み終わった後にスカッとした感じがある(Hj) ・初めは苦いが、後味は甘い(Ms) ・甘くて匂いが鼻にくる。つまみがないと楽しみづらい(ガミ) ・水のような飲みやすさと甘さを感じる(Kk) C1(釜山) ・香りと甘さがない。のど越しは柔らかく、最後に口の中に苦味(苦い香り)が残る(Hj) ・苦味が強い(Ms) ・チャミスルよりも辛い。お湯割りにしたらちょうどよさそう(ガミ) ・苦味が強く、酒が苦手な人には飲みづらそう(Kk) イッセジュ(全羅南道) ・香りが弱い。口の中に入れたときに甘さがあるが、後味はない。のど越しは柔らかく、弱め(Hj) ・飲みやすく柔らかい味がする(Ms) ・香ばしい味で、女子に合いそう(ガミ) ・アルコールの匂いがあまりせずに飲みやすい(Kk) 漢拏山(済州島、写真右) ・香りが一番強いが、後味は口に入れた瞬間の味や香りにに比べて弱い。柔らかさを感じない(Hj) ・アルコールの匂いが強く、苦味がある。冷やして飲むとさっぱりしそう(Ms) ・飲み口が強いと聞いていたが、意外と飲みやすい。水の味が一番美味しい(ガミ) ・アルコールの匂いが強く、全体的に味が強い(Kk) ## 韓国流、ソジュのたしなみ方 ### コネストほろ酔い調査2
韓国の焼酎(ソジュ)文化
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

コネストほろ酔い調査2次会は、焼肉店に舞台を移動。韓国焼酎の楽しみ方やエピソードあれこれを自由トークしました! お酒「何本」飲みますか? 日本スタッフKk:みなさんお酒はどのくらい強いですか? 韓国スタッフMs:学生のときは3本は飲んでいたけれど、今は焼酎2本くらい? 韓国スタッフHj:だんだん弱くなってきますよね、僕も2本くらいです。 Kk:でた!韓国ってお酒の強さを焼酎瓶で表しますよね。健康診断のときにも「酒量:焼酎〇本」という記入欄があって驚きました。

日本スタッフガミ:韓国焼酎は安くてすぐ買えるのは魅力ですが、ストレートしか飲み方がないから、私は普段はあまり…。ロックやお湯割りなど色々な飲み方があってもいいのに。

Kk:作るときに水を加えている(※希釈式焼酎)から、ストレートが一番美味しいという話を聞いたことがありますが、私も飲みづらいです。ストレートが苦手な人におすすめはありますか? Hj:それは今飲んでいるグラスを空けたら教えてあげましょう(笑)。実際、カクテル焼酎がない店では、サイダーやコーラで割るという方法もしますよ。割合は焼酎1:サイダー1が最高!

Kk:早速今から試します!ところで、焼酎といえばどういうシチュエーションで楽しむのがいいのでしょう? Ms:マッコリと同じように、雨が降ったときに飲みたくなるといいます。季節はあまり関係ないですが、私は冬の雨の日に屋台で飲むのが一番かも。通りかかった屋台で1人で飲んだこともありますよ。

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(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)
焼酎が出会いのきっかけに? ガミ:屋台で焼酎ひとり飲み、韓国ドラマでもよく見かけます。 韓国焼酎はみんなでワンショット(一気飲み)が多く、自分のペースで飲めないのに注意ですが、酔って素敵な韓国男子に介抱してもらうのもありかも(笑)。韓国ではお酒がらみの出会いも多いので。 Hj:あとはやはり料理との相性もありますね。焼酎にアルコールの匂いがあるから、匂いのある豚や魚などの料理を食べるときに飲みたい。焼肉の場合は、焼けるまでにまず1本空けるのが鉄則です(笑)。また、好きなシチュエーションとは少し違いますが、印象的なのは兵役のとき軍隊で飲んだ焼酎かな。 s&ガミ&Kk:えー!?軍隊でも焼酎を飲むんですか?
韓国の焼酎(ソジュ)文化
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

乾杯が積み重なり…

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