赤ちゃんが夜中に何度も母乳やミルクを欲しがったり夜泣きが続いたりすると、パパママが寝不足になり、疲れが溜まってしまいますよね。赤ちゃんがおっぱいを噛むので授乳が辛かったり、妊娠を考えたりしている場合も夜間断乳を検討するでしょう。夜間断乳を開始しても良いタイミングや進め方のポイントなどをご紹介します。

夜間断乳とは? 夜間断乳のメリットは?

夜間断乳を成功させるには? 進め方やおすすめ入眠グッズを紹介
(画像=はいチーズ!Clipより引用)

夜間断乳とは、日中の授乳はするものの夜間の授乳はやめることです。夜間断乳は「仕事に復帰するために夜の睡眠時間を確保したい」「赤ちゃんが乳首を噛むなどのおっぱいトラブルが辛い」「寝不足で疲れがとれない」「2人目、3人目の妊娠を考えている」などの理由が多く見られます。

夜間断乳を行うメリットは、赤ちゃんが夜まとまって寝てくれたり夜泣きの回数が減ったりするので、ママの負担が軽くなることでしょう。また、卒乳を考えている場合は、まずは夜間断乳を行い、徐々に授乳回数を減らしていくというステップを踏むことで、卒乳をスムーズに進めることもできるというメリットもあります。授乳中は卵巣の働きを抑制するプロラクチンの働きによって、妊娠しづらくなるため妊娠を考えている場合は夜間断乳を機に一気に卒乳を目指すのも一つの方法です。

赤ちゃんの夜間断乳の開始タイミングは?

夜間断乳を成功させるには? 進め方やおすすめ入眠グッズを紹介
(画像=はいチーズ!Clipより引用)

夜間断乳をするタイミングはいつ? 夜間断乳は子供が1歳をすぎた頃から始めるママが多いようです。夜間断乳を行えるかどうかは「離乳食を嫌がらずにしっかり食べている」「母乳やミルク以外からも水分が摂れている」が判断基準となります。それに満たない場合には、夜間断乳はもう少し期間を空けて始めた方が安心です。夜間の授乳によって寝不足が深刻になり、どうしてもつらいという時には、母乳をあらかじめ搾乳したものやミルクなどをパパにお願いして、少しでも負担を減らしていきましょう。

赤ちゃんの夜間断乳の進め方のポイント

夜間断乳を成功させるには? 進め方やおすすめ入眠グッズを紹介
(画像=はいチーズ!Clipより引用)

では、夜間断乳はどのように進めていけば良いのでしょうか? 大きく4つのポイントを見ていきましょう。

夜間断乳のポイント1:生活リズムを整える

まずは赤ちゃんが毎日決まった時間に寝られるように生活リズムを整えましょう。昼間はなるべくお散歩に連れ出したり、室内でも体を動かす遊びをしたりと活動的に過ごすことをおすすめします。赤ちゃんのお昼寝の時間が長すぎたり、起きる時間が遅くなりすぎたりすると夜眠れなくなってしまうため、お昼寝時間もダラダラ寝をしないようにしましょう。1歳頃であれば、お昼寝は1時間くらい、15時までには起こすようにするといいですよ。

夜間断乳のポイント2:新しい入眠方法を見つける

赤ちゃんが夜中に目を覚ました時や、夜泣きの際に添い乳で寝かせているというママも多いと思います。添い乳をすると赤ちゃんはすぐに眠りにつきますが、添い乳を続けることでママのおっぱいを咥えながら寝るのが習慣になっていきます。夜間断乳を成功させるためには、ママのおっぱい以外で眠れるように、おっぱい以外の新しい入眠方法を見つけてあげることも大切です。

例えば「背中をトントンしてあげる」「子守唄を歌う、または流す」「赤ちゃんの呼吸に合わせてパパママの寝息を聞かせる」「絵本の読み聞かせをする」などがあります。赤ちゃんによって落ち着く方法はさまざまなので、いろいろな方法を試してみて一番合ったものを見つけてくださいね。

夜間断乳のポイント3:寝る時や夜中に起きた時はお茶かお水をあげる

今まで寝る時も咥えていたおっぱいがなくなることで、赤ちゃんが口寂しさを感じて泣くことがあります。上手に眠りにつけずに泣いたり、夜に目覚めた時におっぱいがなくて泣いたりすることもあるでしょう。赤ちゃんが泣いている場合には、授乳をせずに、ストローマグなどでお茶や湯冷ましやお水をあげてください。授乳回数が減った分、赤ちゃんは水分摂取量が減ります。特に夏は脱水症状のおそれもあるため、母乳やミルク以外からもしっかりと水分補給をしましょう。

夜間断乳のポイント4:赤ちゃんに夜間断乳することを言葉で伝える

突然、夜間断乳を始めるのではなく、事前に伝えてあげることも大切です。月齢の低い赤ちゃんは、まだママの言葉を正確に理解することは難しいですが、1歳頃になればある程度理解できるようになります。その場合には、赤ちゃんとしっかり向き合って「明日から夜はママのおっぱいナイナイだよ」「今日からトントンで寝てみようか」など夜間断乳を始めることを少しずつ意識させていきましょう。

夜間断乳を始めたら3日は続けてみよう!

夜間断乳を始めると、今までは当たり前にあったママのおっぱいが突然なくなることで不安になり、ほとんどの赤ちゃんは激しく泣きます。そのため、はじめは眠りにつくというよりも、泣き疲れて寝るということの方が多いかもしれません。激しく泣いている時には少し抱っこをしてあやしたり、トントンしてみたりして落ち着かせてあげてください。

そして夜間断乳を乗り越えるポイントは「3日」です。これは赤ちゃんがこの日数で夜間断乳に慣れることが多いということが理由です。ただし、3日を過ぎても慣れずにずっと泣いていたり、いつも以上に後追いをしたり、突然噛みついてきたなど普段とは違う行動が見られたら、赤ちゃんにとってストレスが強い可能性があります。その場合は夜間断乳は一旦ストップしてください。そして、赤ちゃんの様子を見ながら無理のないタイミングで再挑戦してみてください。

夜間断乳におすすめの入眠グッズ5選

夜間断乳の際におっぱいの代わりとなる、おもちゃや入眠グッズがあると安心です。例えば、絵本やホームシアター、お人形などは、赤ちゃんの気持ちをおっぱいから逸らしながらリラックスもさせてくれるため、寝る前にグズグズしてしまった時にはおすすめです。普段お気に入りのおもちゃやタオルなどがあると、それを握るだけで安心して落ち着くという場合もあります。

ただし、入眠グッズを使う場合は赤ちゃんの窒息に注意してください。まだ上手に動けない赤ちゃんは、タオルやクッションなどでも窒息するおそれがあります。特に顔まわりには入眠グッズを置かないようにして、寝かしつけが終わればママが持っていくなど安全面にはしっかりと配慮してくださいね。それでは、おすすめの入眠グッズをご紹介します。