前回、トリコロル・パリのお2人にフランス語を楽しく学ぶアイデアなどをたっぷり教えていただきました。「フランス語っておもしろそう!」と思った方も多いのでは?今回はフランス語を楽しく学びたい方必見の1冊『パリが楽しくなる!かんたんフランス語』について、お話を伺いました。

パリをもっと楽しむための1冊

トリコロル・パリのお2人に聞く!『かんたんフランス語』で楽しむパリ
(画像=『PARIS mag』より引用)

今回の書籍『パリが楽しくなる!かんたんフランス語』は、タイトルの通り、「パリをもっと楽しむためのフランス語」を集めた1冊。基本の挨拶やお礼、質問フレーズに加えて、グルメ・お買いもの・観光・街歩きと乗りもの・ホテル・トラブルの6つのシーン別に、そのまま使える623フレーズが紹介されています。

トリコロル・パリのお2人に聞く!『かんたんフランス語』で楽しむパリ
(画像=『PARIS mag』より引用)

「文法からしっかり学ぶのも大事ですが、普段よく使われる基本のフレーズをそのまま覚えてしまうと、さまざまなシチュエーションで実際に使えてモチベーションも上がると思います」という言葉通り、「パリに行ったら◯◯したい」「◯◯へ行きたい」という旅先でのイメージと共に言葉を知れるので、楽しく学ぶことができます。

トリコロル・パリのお2人に聞く!『かんたんフランス語』で楽しむパリ
(画像=パリの香りを感じて空想旅行、『PARIS mag』より引用)

パリをよく知るトリコロル・パリならではの目線で、フレーズごとにフランスのマナーやしきたり、そして効率よく旅するためのコツ&アドバイスが添えられているのもまた、この本がパリ旅行のお供として優秀な理由のひとつ。

トリコロル・パリのお2人に聞く!『かんたんフランス語』で楽しむパリ
(画像=『PARIS mag』より引用)

「例えば、『S’il vous plaît(英語のプリーズ)』という単語ひとつとっても、人に丁寧にお願いするとき、なにかを注文するとき、人を呼び止めるときとシチュエーションによって使い方が違ってきます。そのフレーズの裏側にある、フランスならではの習慣を同時に知ることで、パリ旅行の不安を解消し、笑顔の多い滞在を楽しんでもらえればと思います」とのこと。

トリコロル・パリのお2人に聞く!『かんたんフランス語』で楽しむパリ
(画像=『PARIS mag』より引用)

トリコロル・パリがパリで撮影したお店や街角の写真がたくさん掲載されていたり、フランスの習慣や文化についてもたくさん紹介されていたりするので、すぐにフランスへ行く予定のない人やフランス語を学んでいる人にとっても役立つ情報があるはずですよ。

さらにうれしいことに、ネイティブのフランス人が発音する音声データもサイトから無料でダウンロードできるんです。こちらもぜひ、チェックしてみてくださいね。

間違いが不安なときも大きな声で

トリコロル・パリのお2人に聞く!『かんたんフランス語』で楽しむパリ
(画像=『PARIS mag』より引用)

さて、フランスで現地の方々とフランス語で会話してみたいけれど、やっぱり通じるか不安…。楽しくフランス人と会話する秘訣はあるのでしょうか。

「どんな言語でも同じですが、『間違えると恥ずかしい』と思うと、ついつい声が小さくなり、そのせいでわかってもらえないという悪循環に陥ります。間違ってもいいから大きな声で、が一番大事です。『相手がどう思うだろう』『相手は違う意見だろうか』などと考えず、OuiかNonかをはっきり言うのも大事です」。

言葉は伝達手段のひとつ。話す内容や価値観をある程度共有している人同士なら、自然と話したいフランス語が出て来るようになるということも。今はネットやSNSがあるので、共通の趣味を持つフランス人の友達を見つけてみるのもいいのでは?とのことでした。

トリコロル・パリおすすめ!パリのお気に入りアドレス

トリコロル・パリのお2人に聞く!『かんたんフランス語』で楽しむパリ
(画像=『PARIS mag』より引用)

ここまでお2人の話を伺ってきて、パリへ行きたい欲が高まったという方も多いのでは?せっかくなので、お2人にパリのおすすめのスポットを伺ってみると、「パリのカフェが好き」と荻野さん。老舗からサードウェーブ系の新しいカフェまで、時間があれば腰をおろしてぼーっとしたり、仕事をしたりする時間を楽しんでいるのだそう。

「洋服なら『デ・プチ・オ(Des Petits Hauts)』がお気に入り。フランス地方都市なら、今私が住んでいるナント。巨大スペクタクル集団、ラ・マシンが手がけるゾウがいたり、パリとはまた違った魅力があります。パリから直通のTGVがあるので、日帰りでぜひ訪れて欲しい街です」。

トリコロル・パリのお2人に聞く!『かんたんフランス語』で楽しむパリ
(画像=『PARIS mag』より引用)

一方、桜井さんは、「晴れの日に、セーヌ川にかかる橋に立ち、エッフェル塔やノートル・ダム大聖堂などパリのモニュメントを眺めるのが好きです。初めてパリに来た日のような新鮮な感動を取り戻せる場所です。モンマルトルのある18区や、旅行者はあまり行く機会のない13区、20区あたりには、まるで小さな村のように一軒家が立ち並ぶ地区がひっそりと存在しています。古き良き時代のパリの風景がそのまま残っているようで、うれしくなります。

たくさんのブティックでにぎわうサンジェルマン・デプレやカルチエ・ラタンも、大通りの裏側には中世の面影を残す入り組んだ小道があり、パリの長い歴史を体験できますよ」。

『パリが楽しくなる!かんたんフランス語』片手にパリ散歩する際の参考にしてみてくださいね。

そのままを受け入れるおおらかさがあるフランス

最後にお2人にとってのフランス・パリを教えてもらいました。

トリコロル・パリのお2人に聞く!『かんたんフランス語』で楽しむパリ
(画像=『PARIS mag』より引用)

「どんな人でもありのままを受け入れてくれるような、寛容な空気があると思います。特にパリは、外国から移り住んで才能を開花させた人たちがたくさんいますが、その人の良いところを目覚めさせるような不思議な力があるように思います」と荻野さん。

桜井さんは、「夏のバカンスシーズン、フランスのビーチに行くと、女性は老いも若きもビキニ姿の人が大半です。たとえシワシワであろうと、お腹がぽこっと出ていようと、二の腕がたるんでいようと、誰も気にする人はいません。これはひとつの例ですが、『女(男)だから』『○歳だから』『もう若くないから』というような理由で自分をしばらなくても生きていけるのは気が楽だなと思います。良くも悪くも『人に甘く自分にも甘い』ところがありますね(笑)。

パリの魅力は書ききれないほどありますが、一度訪れるとまた戻ってきたくなる、一度旅をすると次は暮らしたくなる、そんな魔力を持つ街だと思います」と教えてくれました。

トリコロル・パリの荻野さん、桜井さんのお話を伺い、『パリが楽しくなる!かんたんフランス語』を読むと、今すぐにでもフランスに行きたい気持ちになってきます。

なんとなく難しいイメージのあるフランス語。でもフランス語を知るときっともっとフランスやパリが好きになるはず。そんなフランスの楽しみ方を教えてくれる1冊です。

■書籍情報

トリコロル・パリのお2人に聞く!『かんたんフランス語』で楽しむパリ
(画像=『PARIS mag』より引用)

パリが楽しくなる!かんたんフランス語
著者:トリコロル・パリ(荻野雅代・桜井道子)
出版元:パイ インターナショナル


提供・PARIS mag(シンプルで上質なライフスタイルを提案するWEBマガジン)

【こちらの記事も読まれています】
今気になるのは“固め”プリン。都内で楽しめるプリン6選
フランスの国民食!クスクスを使ったタブレのレシピ
おうち時間に作りたい!家庭で作るフレンチレシピ集
パリのブロカントショップ『Brocante Petite LULU』に聞く、アンティークの楽しみ
2020年最新!パリグルメ通がおすすめするパリのお土産4選