蔵王一の観光名所「お釜」。お釜へと続く「蔵王エコーライン」、「蔵王ハイライン」は多くの人が訪れる人気のドライブコースです。ドライブの最大の見どころであるお釜はもちろん、そのほかの見どころもあわせてご紹介します。
ふたつの観光道路
蔵王エコーラインとは?
宮城県と山形県を結ぶ山岳道路「蔵王エコーライン」。季節によって異なる景色が楽しめる人気のドライブルートで、距離は約26kmに渡ります。宮城県側のほうが通行量が多く、特に紅葉時期は渋滞することもめずらしくありません。積雪量が多く、冬は道路が閉鎖されます(例年11月初旬〜4月下旬まで)。
蔵王ハイラインとは?
- 蔵王ハイライン
蔵王エコーラインの最高点・刈田峠から分岐し、蔵王のお釜へと続く観光道路「蔵王ハイライン」。エコーラインと同様、冬季期間は閉鎖されます。なお車でお釜近くへと向かう道は、この蔵王ハイラインのみとなっています。有料道路ですが、通行料が徴収されるのは昼間(8時〜16時まで)の時間帯のみ。夜間(16時〜翌日8時)は通行料無料ですが、冬季閉鎖前と開通後の約2週間は夜間通行が禁止されます。
なお、エコーラインまでは晴れていても、お釜周辺は濃い霧に包まれてしまってまったく景色を楽しめない、ということもめずらしくありません。最新の状況はライブカメラで確認できますので、あらかじめ確認してから訪れることをおすすめします。
ドライブコース3つの見どころ
お釜は山形県との県境近く、宮城県側に位置します。宮城県、山形県のどちら側からでも向かうことができますが、お釜以外の見どころはすべて、宮城県側に集中しているので、山形県側から向かう場合も、ぜひ宮城県側まで足を伸ばしてみてください。
滝見台
- 滝見台から見る三階滝
3つの滝が見られる絶景スポット「滝見台」は、宮城県側のエコーライン入り口となる「大鳥居」より約4.5kmの場所にあります。滝見台から見られる滝は、「三階滝」「不動滝」「地蔵滝」の3つ。
ちょうど正面に見えるのが落差181mもの高さをほこる三階滝で、日本の滝百選にも選ばれた名瀑です。三階滝の右手に見えるのが不動滝。三階滝以上の水量があり、遠くからでも迫力を感じます。地蔵滝は不動滝の上方に位置していますが、水量も少なく見つけにくいので、よく目を凝らして探してみてください。
- 紅葉の不動滝と地蔵滝
滝見台の場所は、宮城県側からであれば道路左手、山形県側からであれば道路右手の位置にあります。とくに宮城県側から行く場合、滝見台への分岐点が少し分かりにくいので注意して走行してください。なお、車は滝見台裏手の無料駐車場に駐車可能です(最大10台程度)。