面接日程が決まった!と喜ぶのもつかの間……
「そういえば、面接にはどんな服装でいけばいいのだろう?挨拶はどうしたら?履歴書っていつ渡すの?」
と面接マナーが気になりますよね。
ビジネスマナーは、何よりも準備が大切!
ここでは、パート面接の場で押さえておくべきビジネスマナーをご紹介します。
パート面接を受けるためのスマートマナー
パート面接は、新卒採用面接とは異なり、大人として最低限のマナーができることが要件となります。
人の印象を決めるのは、
1.身だしなみ
2.立ち居振る舞い
3.言葉遣い
の3つです。これらができる人はマナーをわきまえた人ということ!
面接前の準備として押さえておきたいポイントをご紹介します。
身だしなみ
「清潔感」が最も重要です。シンプルかつ、年齢に応じた装いを意識しましょう。
一般的に面接でカジュアルすぎる軽装は好ましくありません。落ち着いた色味のビジネススーツを着用するなど、ジャケットは必須で用意しておきましょう。
軽装OKの場合でも、すっきりとしたデザインのボタンシャツに、シンプルなボトム程度にはまとめましょう。
髪やネイルもすっきりシンプルが基本。
パート面接はオシャレを披露する場ではないのでTPOに合わせた装いを心がけましょう。
ただし、ファッションに関する業界など、おしゃれをしていったほうが印象がいい職場があることも確かです。
到着時間の調整
面接の10~5分前に面接会場に着くように心がけましょう。
面接の時間に遅刻するのは論外ですが、早すぎるのも考えもの。面接時間の10~5分前に受付をするように時間調整をすると良いでしょう。
受付では「●●時に面接のお約束をしております、▲▲と申します」と、はっきり時間と名前を伝えます。
来客の多い職場では、担当者の名前を確認されることもあります。
やりとりをしたメールを確認してから訪問するなど、準備をしておきましょう。
もし担当者が分からない場合、「担当の方のお名前を失念してしまいました。○○のお仕事に応募しております。」など、どのような用件で来社をしたか伝えられるようにしましょう。
面接はアピール内容はもちろん、マナーも重視される
人の印象は初対面から7~10秒で決まるともいわれます。
これを面接に当てはめると、入室から、最初の挨拶くらいまでで、7割方の印象が決まる可能性が高いということ。
面接官に良い印象を持ってもらうためのポイントとテクニックをお伝えします。
ノックは3回、ドアを開けるのは声が掛かってから
入室にも定型のビジネスマナーというものがあります。
ックは3回、面接官から「どうぞお入り下さい」と声が掛かってからドアを開けます。
ドアを閉めてその場で感じの良い挨拶を
ドアを閉めたらその場でまず感じよく挨拶をしましょう。
「▲▲と申します。本日はよろしくお願いいたします」と挨拶します。
このとき、きちんと顔を上げ、面接官の顔を見ながらはっきりと挨拶すると、印象はとても良いものになります。
椅子に座るのは面接官に促されてから、「失礼します」と声をかけてから着席します。
話し方の癖に気をつけて
言葉遣いに気を付けましょう。
敬語を使うのはもちろんのことですが、意外と面接官が気になるのが、話し方の癖。
とりわけ、「~でぇー」、「~なんですぅー」などと語尾を伸ばす癖のある人は要注意です。話している内容はとても良くても、悪い印象を持たれてしまうことも。
また、友達と話すような「タメ口」は論外です。話が盛り上がり、笑いなどが起きてくだけてきた時こそ、気を付けましょう。
特に気が抜けてしまいがちなのは、あいづちです。
基本は「はい」、です。「うん」はカジュアルすぎるので、やめましょう。
敬語が苦手な場合は、丁寧語で話すことを心がけると良いですよ。
話は「わかりやすく」「簡潔に」!
過去の経験を話す際、思い出しながら話してしまい、まとまりがなくなってしまった…という経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
いままでの職歴はほとんどの面接で聞かれるので、事前に準備しておくといいでしょう。
「出産前まで〇〇の仕事をしておりましたが、育児もひと段落したため復職したいと考え応募しました。前職ではパソコンを使った業務をしており、エクセルを使用しておりました。休職中は学校のPTAでお知らせの作成を担当していました。ワードで作成をしていたので、入力はすぐ対応できます。」
など、どんなことをしていたのか、相手がイメージできるように話しましょう。
短い言葉の中で自分の環境とスキル、前向きな意識をアピールできるようにしましょう。
長く話してしまうと、「要領を得ない」「要点をまとめられない」と逆にマイナス評価につながることもあるので、気を付けましょう。
意外と忘れられがちな自己紹介
面接で自己紹介を求められたときに、自己PRや志望動機は準備してきたものの自己紹介は準備できておらず、うまく答えられなかった経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
面接の冒頭での自己紹介でつまずくと、その後の面接そのものがメリハリがなく、残念な状態になってしまうことも。自己紹介もしっかり考えておきましょう。
自己紹介は自己PRや志望動機とも違い、自分の出身地や所在地、過去の仕事経験、長所・短所、どのような趣味を持っているのか、など自身のエピソードを交えつつ話せるといいでしょう。
また、簡潔に話すことも大切です。
例えば、
「〇〇と申します。前職で接客の経験があり、そのときの経験を活かしたいと考えています。育児中のブランクがありますが、その間に〇〇の資格を取得しました。コツコツ作業することが得意です。よろしくお願いします。」
このように短い言葉の中で自分の環境とスキル、仕事に対して前向きな姿勢をアピールできるような自己紹介を事前に練っておきましょう。
これで完璧!履歴書提出のマナー
履歴書(職務経歴書)をいつどのように渡したらよいのか、はパート面接に臨む主婦の多くの方が不安に思うマナーでしょう。
スマートな履歴書のお渡しマナーについて、お伝えします。
履歴書は着席したらすぐに手渡し
履歴書は一番最初に手渡しします。
両手で丁寧に持ち、面接官に渡しましょう。
テーブルの上にポンと置いたり、テーブルの上を滑らすようにして相手の方に押し出す、といった渡し方は、あまり品の良い振る舞いではありません。
履歴書は折らない
履歴書を折る人がいますが、封筒に入れて郵送をしない限り、折る必要はありません。
履歴書がまっすぐ入る封筒や、クリアファイルなどに入れて持参するようにしましょう。
パート面接用の履歴書は、A4サイズでもB5サイズでもOK。
たくさんアピールポイントを書きたい、伝えたいことがある、という方は紙面に余裕のあるA4サイズ、言いたいことをコンパクトにまとめて書きたい方はB5サイズを選んでもいいかもしれません。
履歴書売り場には「パート・アルバイト用履歴書」のフォームが販売されているので、探してみてください。
バックはすっきりと荷物をコンパクトに
履歴書をバックから取り出す際にもたつくことがないように、バックの中身はすっきりと荷物をまとめて、履歴書をサッと取り出せるようにしておきましょう。
また、意外と忘れがちなのが、ノートや手帳と、ペンです。
面接時に、実際に担当するお仕事の話をする面接官もいますが、そういうときにメモを取りながら、うなづいて聞けると好印象を持たれることが多くあります。
急にカバンをガサゴソし始めず、「メモをとってもよろしいでしょうか」と断りを入れて、すっとバッグからとり出せるようにしておきましょう。
まとめ
今回は、面接中に気を付けておくべきビジネスマナーについてご紹介しました。
面接中の立ち居振る舞いにもお気を付けください。
足を組む、腕組みをしながら話をする、ずり落ちるように座るなど、普段の好ましくない癖が出ないように注意が必要です。
面接官は話の内容以上にそのような立ち居振る舞いをチェックしています。
パートとはいえ、面接官は、「この人は信頼できる人か」、「仕事を任せられる人か」という視点で細かくチェックしています。
話の内容やこれまでの経験はもちろん、身だしなみや話し方、立ち居振る舞いにも、人柄がにじみでているものだです。ぜひ面接マナーをマスターしてパート採用を勝ち取ってくださいね。
提供・しゅふJOBナビ
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