どんどん広がっている、シニアのお仕事市場。

「まだまだ元気だし、もう一度働きたい!」

このように考える元気な高齢者(=シニア)はたくさん!そして、実際に働いている人も多いのです。

そこで、今回は

・シニア世代が働きたいお仕事ランキング
・シニア世代の働き方と、働きやすそうなお仕事ランキング
・シニア世代のお仕事探しの方法は?

の3点から、シニア世代のパートについてご紹介します。

■シニア世代が働きたいお仕事ランキング

シニアに人気の『お仕事ランキング』!高齢者に向いている仕事・探し方とは
(画像=『しゅふJOBナビ』より引用)

まず初めに、シニア世代が働いてみたい!と人気が集まっているお仕事の職種ランキングをご紹介します。


【シニア世代が働いてみたいお仕事ランキング】

1位 事務

2位 軽作業

3位 資格を活かしたお仕事

4位 清掃

5位 医療・福祉系


1位は事務のお仕事という結果でした。

このランキングから見える、シニア世代の本音とは…?

◆飲食・販売がランキングに入っていないのはなぜ?

求人が多い、飲食店や、小売店販売のお仕事。人気ランキングにはいっていない理由は…


「店頭に立つのは体力的に厳しいと感じる」

「若い人の中で働くのが気疲れする、世代的な壁を感じる」


といった声が多いようです。

ただ、体力的な話を考えると、4位に清掃のお仕事が入っている理由も気になります。

◆清掃業がランキングに入っているのはなぜ?


「パート仲間に同世代の人が多いのが安心。」


同年代がたくさんいるため、体力や環境に安心感がもてたり、仕事で重労働やストレスが少なく気軽に始められそうだ、といった声が多く見られました。

また、3位の資格を活かしたお仕事については、


「宅建の資格を活かして不動産の仕事がしたい」

「文書作成スキルを活かした仕事を続けたい」


など、今まで経験してきたお仕事で培った知識や資格を活かして働きたいという声が多いようです。

世代的な壁を感じることなく経験を活かして働きたい、それがシニア世代の本音と言えそうです。

シニアに人気の『お仕事ランキング』!高齢者に向いている仕事・探し方とは
(画像=『しゅふJOBナビ』より引用)

■シニア世代の働き方と、働きやすいお仕事ランキング

次に、シニア世代が「働きやすそうだと感じる職場」ランキングをご紹介します。


シニア世代がパートとして働きやすそうだと感じる「職場」ランキング

1位 イオン

2位 セブン・アイ・ホールディングス

3位 ヤマト運輸 3位 役所

※4位以降は、 「求人が出ているのをよく見かけるから」 「知人が働いているから」
といった理由で、ファーストフード店、コンビニがランクインしています。


さきほどの「働いてみたいお仕事」のランキングとはうってかわったラインナップではないでしょうか。

本音では、資格を活かしたい、同世代の人がいると嬉しいと考えながらも、実際に「働きやすそうだ」と感じているのは身近で利用したことがある企業ということのようです。

実際に利用したことがある店舗に、同年代の人が働いていたから…という声もありました。

上位に入る企業は、福利厚生のレベルも高く、シニア世代も多く採用されており、どの地域にも店舗があることから通勤もしやすいようです。

しかし、その一方で、多くのシニア世代は世間にどのようなシニア向けのお仕事があるのかがよく見えていない、ということがこのランキング結果から伺えます。

シニアに人気の『お仕事ランキング』!高齢者に向いている仕事・探し方とは
(画像=『しゅふJOBナビ』より引用)

■シニア世代のお仕事探しの方法は?

では、シニア世代が自分に合ったお仕事を探すには、どのような方法があるでしょうか。

3つご紹介します。


シニア世代のパート探しの方法3つ

•勤めていた会社に再雇用してもらう

新天地で働いてみたい!と思うのでなければ、いままで培ってきたスキルや経験を、最もいかすことができる働き方です。

嘱託社員や、時給制のパートやアルバイトとして新しく雇用契約を結ぶことになります。

高齢者雇用に関する法律が改正され、定年退職後でも65歳まで雇用する努力義務が課せられています。ゆくゆく、70歳まで延長される見込みです。

定年退職後のお仕事探しは、なかなか困難です。10社採用面接を受けて1つも通らなかった…という声も聞こえてきます。もし勤めていた会社で再雇用制度があるならば、活用することをおすすめします。

•シルバー向けの人材センター、人材紹介会社を利用する

シルバー向きの人材センターや、紹介会社を利用するという手もあります。

登録すれば、自分にピッタリな仕事を紹介してもらえます。ミスマッチな案件が少ないのがメリット

ただし、雇用期間が短かったり、高い給与の仕事は少ない可能性もあります。そのため、収入よりも「やりがい」を重視する方向けです。

•求人サイトを利用する

ここ数年、高齢者採用が増えているということもあり、シニア向けの求人サイトが増えてきました。

やはり同年代が活躍している職場のお仕事を集めたサイトなら安心して応募できますし、事務職、軽作業などいろいろな職種が見つかります。

■シニア世代が活躍している職場、どんな求人募集がある?

ご紹介した求人サイトから、どんなお仕事が募集されているのか、実際に検索してみました。

「ずっと専業主婦だったから不安…」
「資格も経験もないんだけど…」

という方もご安心ください♪

こんなお仕事がありました。(※求人掲載タイミングによってはご希望のお仕事が掲載されていないこともあります。ご了承くださいませ。)


・結婚カウンセラー

・マンションの管理、マンションコンシェルジュ

・体験農園の、菜園アドバイザー

・管理物件の清掃業務

・ビジネスホテルの清掃

・コールスタッフ

・着物の販売スタッフ

・結婚式の衣装の準備やメンテナンス業務

・ベビーシッター

・家事代行

・ポスティングや軽作業


などなど…人生経験が豊富な世代だからこそ!採用したいというお仕事が多いようです。

もちろん離職期間が長くても研修や説明があるので大丈夫、というお仕事も多くあります。

求人ページに「研修あり」や「先輩がしっかり教えます」と書いてある職場を選べば、安心してスタートできますよ♪

■まとめ

人生100歳時代のいま、定年も延長され、60代はまだまだ現役世代となりました。

企業によっては定年制度を無くしているところもあり、定年退職後の再就職も増えてきています。

パートで新しい仕事を始めたいという人は、まずはネットでどんなお仕事があるのか見てみましょう。

思っていたよりいろいろな職種が見つけられると思います!

新しいことがしたい、やりがいを見つけたいという場合は、市区町村の人材センターやハローワークの情報もオススメです。

近年は中高年の雇用を推進し、中高年向けの福利厚生を充実させる企業も増えてきています。

60歳からの求人市場は、今後ますます活性化していくことでしょう。

■働き過ぎで年金停止!?知っておくべき制度

シニア世代が働くにあたって、若い世代と大きく違うところがあります。それが年金や、保険など制度の違いです。

シニア世代が知っておくべき制度について確認してみましょう。

提供・しゅふJOBナビ



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