スマホ決済が普及し、キャッシュレスを好む人が増えています。コロナ禍により、現金のやり取りを避けたいと考えている人もいるでしょう。しかし、スマホ決済の手数料が2021年7月より順次有料化されます。有料化の理由と飲食店などのお店が受ける影響について考えてみました。

2021年7月から相次ぎ有料化!どうして?

キャッシュレス決済は、海外と比べると日本での普及はまだまだです。そのため国内では2025年までにキャッシュレス決済比率を40%ほどまで引き上げるための施策を講じました。消費税引き上げの還元事業と相まって、キャッシュレス決済導入の推進事業が行われたのです。

しかし国の事業が一段落したことから、決済事業者はこれまでの費用を回収するために、無料としていた手数料を有料化し始めたのです

スマホ決済を取りやめるとどうなる?飲食店のデメリット

決済事業者が手数料を徴収する相手は、飲食店などの加盟店です。有料化が嫌という理由でスマホ決済をやめた場合、加盟店のデメリットは、主に3つあります。

まず1つ目は、キャッシュレスに慣れた顧客のサービスに対する満足度が低下することです。2つ目は現金管理により、お釣りを間違えたり、やり取りに時間がかかったりするリスクが増加します。最後に閉店後には現金を数える必要があるため、売上管理の作業が増大することがあげられます。