入り組んだ海岸線に美しいビーチが点在するシドニーには、海の絶景を見渡すレストランはたくさんありますが、その中でもシティから少し離れてのんびりとした雰囲気を感じながら、美味しいランチやディナーを楽しみたい時にオススメなレストランが「Ripples Chowder Bay(リプルズ・チャウダー・ベイ)」です。
シドニーの穴場ビーチ「Chawder Bay(チャウダー・ベイ)」
Chawder Bay(チャウダー・ベイ)はハーバーブリッジを渡ってシティの反対側、ノース・シドニーにあるビーチです。人気観光スポットでもあるTaronga Zoo(タロンガ動物園)からの東に位置しています。
シティから若干距離があり、さらにフェリー乗り場もなく少々アクセスしづらいせいか、観光客らしき人達をほとんど見かけません。その分、独特のゆったり、のんびりとした時間が流れています。
ビーチの中央にあるまっすぐ伸びた桟橋があるのも、このビーチの特徴です。桟橋の先端では釣りをする人達や、船着場からはダイビングギアを運んで船に乗り込む人、桟橋から海に飛び込んで遊ぶ若者達の姿もあります。
ビーチ脇のビーチパーク「Clifton Gardens Reserve(クリフトン・ガーデン)」には、子供用の遊具や芝生のエリア、バーベキューのグリルやテーブルがあるエリアもあり、天気の良い週末などは地元のローカル達で賑わいます。
またビーチ周辺にあるブッシュ・ウォークも有名で、少々距離はありますが、ハーバー・ブリッジから海沿いを歩いてのアクセスも可能です。このブッシュ・ウォークには所々に隠れ家的なビーチが点在しているので、いつでも海に飛び込めるよう中に水着を着てトレッキングするも楽しいですよ。
海を見渡すレストラン「リプルズ・チャウダー・ベイ(Ripples Chowder Bay)」
そんなビーチの小高い丘の上にあるレストランが、「Ripples Chowder Bay(リプルズ・チャウダー・ベイ)」です。1800年代後半から軍の潜水採掘基地や陸軍学校などに使われていた歴史ある建物を、今はレストランとして使用しています。
親会社の「Sydney Restaurant Group」は他にもハーバー・ブリッジ脇にある「Ripples Milsons Point(リプルズ・ミルソンズ・ポイント)」や、シドニー・オリンピック・プール脇にあり受賞歴もある「Aqua Dining(アクア・ダイニング)」などの人気レストランも展開しています。
リプルズの一押しポイントは、何と言ってもその眺望。歴史ある建物の中でのランチも捨て難いですが、ここに訪れたなら海を見渡すテラス席は外せません。ビーチ脇の高台にあるので、テラス席からはチャウダー・ベイだけでなくシドニー湾も見せます。
グルメサイトの常連なので、ローカルにも大人気。この時も数カ所のグループが誕生日のお祝いをしていました。少し奥まった入江にあるので残念ながらオペラハウスやハーバーブリッジは見えませんが、フェリーやヨットが横切る様子を遠目に見ているだけで、ゆったりとした時間を味わうことができます。
美味しいシーフードやワインを堪能
せっかく海辺のレストランに訪れたなら、シーフード料理を楽しみましょう。リプルズは定番のシドニー・ロック・オイスターをはじめ、さまざまなシーフード料理を取り揃えています。因みに「チャウダー・ベイ」という地名ですが、残念ながらメニューにスープはありません。
まずはシドニーロックオイスターとワインでスタートです。少々涼しい季節でも、シドニーの日差しは容赦なくジリジリと照りつけます。天気の良い日にテラス席に座ったなら、キンキンに冷えた白ワインと塩気のある生牡蠣がたまりません。
イタリア風のモダン・オーストラリアンで構成されたメニューは、キングフィッシュ(ヒラマサ)のカルパッチョや鯛のアクアパッツァなど、新鮮な素材の美味しさを感じられるお料理ばかり。さらに気持ちいい潮風と海を見渡す絶景は、ランチの最高のスパイスになります。