スイス、カナダから学ぶ 日本が1位になるための要素とは?

1位と2位に輝いたスイスとカナダは、日本の苦手とする生活の質や市民の権利、ビジネスへの開放性で高評価を受けている。特にカナダは、生活の質で最高スコアを獲得した。しかし両国ともに文化的資産の評価が低く、スイスは総合的影響力、カナダは発動力が最大の弱点となっている。

起業家精神や文化的資産、発動力、総合的影響力のスコアは日本の方が高い。今後、この分野においてさらなる向上に努め、課題分野に注力することで、首位を狙える可能性はあるだろう。

しかしながら、国の絶対的な豊かさをランキングで評価することは不可能である。このランキングも「日本が3位になった!」と手放しで喜ぶより、「国の豊かさを実現するための課題を他国から学ぶ機会」と受けとめた方が良いだろう。

「世界最高の国」として認められる上で重要なのはランキングの順位ではなく、自国の課題を認識して効果的に取り組むための戦略ではないだろうか。

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