ここ数年、人気が高まっているキャンプ。密を避けることができるため、コロナ禍の現在もキャンプを楽しんでいる人は多いようです。

キャンプにハマって「山に移住したい」と夢見る夫。ローンもあるのにカンベン…
(画像=『女子SPA!』より引用)

 ただし、逆にキャンプ場に人が集まりすぎて密状態に陥っているなんて話も。そんな中、札幌在住の吉岡秀美さん(仮名・42歳)一家がキャンプを行うのは母親所有の山林。そのため、人目を気にせずにのびのびとアウトドアライフが満喫できるといいます。

誰もいない山でのキャンプに夫も子供も大満足

「ウチは母方の実家がもともと農家で、もう何十年も前に離農したのですが山は買い手がつかずに処分できず、今も母親が相続したまま持っているんです。

 とはいっても誰も住んでいない人の手がまったく入っていない山で、きちんと管理しているわけでもありません。それでも山の中には多少は平坦な場所もあり、『試しに一度キャンプしてみようと』と夫に言われ、それで始めるようになったんです」

 もともと夫はアウトドア人間で、その影響で小学生の息子も自然が大好き。一般のキャンプ場のように水場やバーベキュー用のスペースが整備されているわけではないですが、2人ともとても楽しんでいたそうです。

「夫自身は最近の何でもそろっているキャンプ場はあまり好みでないらしく、『不便だけど、本当の自然の中でキャンプしているって感じがするよね』ってハイテンションで語っていました。私は面倒じゃんと内心思いつつもそれを言ったらヘソを曲げそうなので適当に話を合わせていましたけど(笑)」

 札幌市内の自宅から車で1時間半程度の場所でそこまで遠くないので昨年は夏~秋にかけて3回、今年もすでに2回キャンプを実施。コロナ禍の中、今では一家の恒例イベントとなりつつあるようです。

夫はキャンプ料理にハマり、家でも作ってくれるように

キャンプにハマって「山に移住したい」と夢見る夫。ローンもあるのにカンベン…
(画像=『女子SPA!』より引用)

料理する男性「キャンプ中は夫が料理をしてくれて、そこに関してはラクできるのはいいですね。普段は家のことを何もしてくれない息子も積極的に手伝ってくれるし、子供のいい成長の機会になっているのかなって。私はキャンピングチェアーに座ってコーヒーを飲みながら1人でまったりしてるだけですけど」

 ちなみに夫が作るのは、カレーや焼肉といった定番のキャンプ料理ではなく、パエリアやローストビーフ、ラザニアなどあまりキャンプっぽくないメニューばかり。毎回、ダッチオーブンを使って器用に料理しているそうです。

「以前は自分で料理なんてめったにしない人でしたが、今はネットでマメにレシピサイトや動画などをチェックしています。それで特に失敗もせずにちゃんと作っているので正直にスゴいなって。

 できればキャンプ中だけじゃなく家でも作ってくれると妻としては助かるなと思い、ホメてみたら気をよくして、たまにですが休日に料理してくれるようになりました」

 でも、その一方で困ったことも起きているようです。