新卒でも中途でも、パートでもアルバイトでも、就活の際に避けて通れないのが面接です。

面接は緊張してしまって苦手だという主婦も多いと思いますが、面接官も同じ人間。

好みや常識、話を聞いてもらえる姿勢づくりなど、コツがあります。

面接が苦手という方向へ、採用担当者が重視するポイントをご紹介します。

■面接で印象に残るために、奇をてらうのは逆効果

面接というと、つい「自分を評価されている」と考えがち。実際は、お互いに一緒に働きたいかを見極める場です。

たくさんの応募者の中で、少しでも自分の印象を残したい!と考える気持ちは理解できますが、下手に奇をてらった行動に出てしまうと、マイナス評価になりかねません。

面接は減点方式で見られることも多いので、面接マナーも大切です。

挨拶をしないよりは、した方が当然好印象ですし、マナーが良いに越した事はありません。

ですが、緊張して挨拶を忘れてしまったり、名乗るのを忘れてしまっても、そこで面接が終了することはないので安心してくださいね。

むしろ、素直に緊張している旨を伝え、失礼があったらすみませんと謝罪した方が好印象ということもあります。

目先のマナーばかりに気をとられず、面接担当者とのコミュニケーションをする気持ちで臨むとよいでしょう。

ちなみに、総じて好印象を与える面接とは

清潔感があり、真摯な態度で、聞かれた質問の意図を理解して答える人、家族を大事にしている人、夢があることを笑顔で語ってくれる人

です。

専業主婦からの社会復帰でブランク期間が長い場合は、「どうして働きたいと思ったのか」という動機をいかに前向きに納得できるように話せるかが重要になります。

パートの面接に使える!採用担当者の本音とは?
(画像=『しゅふJOBナビ』より引用)

■採用担当者が見ている意外な部分

業種にもよりますが、採用担当者が意外と気にするポイントをお教えします。

•履歴書との矛盾

面接官が最も疑心暗鬼に陥るのが、履歴書の内容と話に食い違いや矛盾を感じたとき。

資格・経歴などはもちろん、趣味や家族などの話も、履歴書に記載した内容をしっかり復習し、食い違いがないよう心がけましょう。

わかりやすい食い違いで意外と多いのが、引っ越し前の住所が書かれた履歴書を使い回ししているケース。

もったいないという気持ちもわからなくはありませんが、もし、自分が使い回しの履歴書をもらったらと考えれば、いい気持ちはしませんよね。

もったいないし…と1年前の年賀状を送られたような気持ちかもしれません。

応募の度に履歴書を書くのが最低限の礼儀と心得ましょう。

また、提出した履歴書は必ずコピーをとっておきましょう。面接準備に役立ちます。

パートの面接に使える!採用担当者の本音とは?
(画像=『しゅふJOBナビ』より引用)

また、採用担当者が意外と気にするポイントはほかにもあります。

•面接に臨む姿勢

例えば、頻繁に面接の日程や時間変更をお願いしたり、道に迷って時間に遅れてしまうなど、面接に至る前に心象を悪くしかねない行動は避けたいところ。

場合によって、採用しても勤務する日を頻繁に変更したり、遅刻したりするかもと判断されかねません。

マイナス印象からの面接になってしまうのは得策ではないので、早めに着いて身だしなみや提出した履歴書の内容を確認する余裕を持って臨むのがよいでしょう。

もし遅れそうな場合は、必ず連絡を入れましょう。

•自己主張グッズが多い

面接官あるあるで案外多いのが、服装や持ち物で驚いたというもの。

「服装はシックだけど、バッグにキャラクターのキーフォルダーがジャラジャラ付いていて、どうかと思った」

「バンドグッズのいかついアクセサリーに姿勢を疑った」

私服でと言われたからといって、カジュアルすぎるのはNG。

あくまで面接ですし、お互いを見極める場と肝に銘じて、不快感を与えない服装を心がけたいもの。

また、バッグやアクセサリーなどの持ち物も気をつけたいところ。

あまりインパクトが強いものだと自己主張が強く、協調性がないという印象を与えてしまうことも。

かっちりスーツを着込む必要はありませんが、清潔感のあるコーディネートで臨みましょう。

■ネットの求人情報から欲しい人材を見極める!

面接に成功するには、相手がどんな人物像を求めているのか理解することが一番です。

そこで、事前にネット求人のページを良く見て対策を講じておきましょう。

求人情報の中で注目したいのが写真です。

理由は、そこに載っている先輩社員が、求めている人物像の象徴となっているケースが多いから。

女性スタッフが欲しい場合は、たいてい女性社員が写っていますし、電話中の写真があればコールセンターや電話対応が必須な職場という感じです。

制服の有無や、パート主婦が多いなどで、おおよその年齢層などが分かる場合もあります。

次に確認したいのが、見出し

見出しとは、求人の一番上に表示されているタイトルのような部分です。

ここは企業側が最も伝えたいメッセージであることが多いので、見出しからある程度、職場の雰囲気や求めている人物像をイメージできます。

その上で、文章を読むと企業が求めている人材に関する本音も見えてくるはずです。

パートの面接に使える!採用担当者の本音とは?
(画像=『しゅふJOBナビ』より引用)

また可能なら、求人情報ページだけでなく、企業のホームページも見ておきたいところ。

特に企業理念や事業内容、キャリアパスなどを読んでおいて損はありません。

そこで、共感したところ、興味を持ったところをまとめておくと、面接時の「質問はありませんか?」といった問いの際に役立ちます。

写真と本文の組み合わせを良く見れば「30~40代の電話が取れて、真面目でコツコツ仕事が出来る人」を募集しているのかな……と予想することができます。

すると、電話が取れるアピールをするといいかな?真面目にコツコツ取り組んできた仕事の経験を話そう、などどんな自己PRをしたらいいかも見えてきますよ。

求める人材のイメージに近づくほど、受かる可能性が高くなります。

■まとめ

採用担当者も一社会人ですから、ごく一般的な感性を持っています。

自分でも失礼だと思うこと、人にされたら不快になることを避け、礼儀正しく真摯な態度で受けましょう。

主張は大事ですが、自分のことを分かって欲しいという考え方よりも、企業にとって自分を採用するメリットは何かを意識することが大事です。

面接が決まったらその会社のホームページから「社長挨拶」を見ておくことをオススメします。

社長の持つ理想=社風 になっている会社が多いからです。

特に人数の少ない中小企業にはその傾向が伺えますね。

理想の職場に就けるよう、しっかり準備しましょう。

提供・しゅふJOBナビ



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