2020年、韓国ではどんな話題・イシューがあったのでしょうか? コネストの「最新の韓国ニュース」コーナーの中から、特に話題性の高かったテーマ10件をまとめてみました!

【1】ビザ免除措置停止、韓国旅行に行けなくなる

コネストが選ぶ2020年韓国の10大ニュース
(画像=『韓国旅行コネスト』より)

これまでは90日以内であればビザがなくても日韓を行き来できていたため、自由に韓国旅行を楽しむことができました。しかし、新型コロナウイルス感染拡大を受け、2020年3月9日以来、韓国で日本国籍者に対するビザ免除措置が停止されています。

さらに新型コロナウイルスの世界的流行(パンデミック)に伴い、日韓だけに留まらず、短期ビザ停止、韓国入国者への手続き強化、韓国入国後の隔離、長期滞在者(ビザ保持者)の再入国許可など、韓国政府による様々な水際対策及び制限が設けられました。

長引く経済活動の停滞が懸念され、11月からビジネス関係者に限り、日韓への入国措置が緩和されましたが、冬になって再び感染拡大が広がるにつれ、先行きは不透明なままです。

これまでは90日以内であればビザがなくても日韓を行き来できていたため、自由に韓国旅行を楽しむことができました。しかし、新型コロナウイルス感染拡大を受け、2020年3月9日以来、韓国で日本国籍者に対するビザ免除措置が停止されています。

さらに新型コロナウイルスの世界的流行(パンデミック)に伴い、日韓だけに留まらず、短期ビザ停止、韓国入国者への手続き強化、韓国入国後の隔離、長期滞在者(ビザ保持者)の再入国許可など、韓国政府による様々な水際対策及び制限が設けられました。

長引く経済活動の停滞が懸念され、11月からビジネス関係者に限り、日韓への入国措置が緩和されましたが、冬になって再び感染拡大が広がるにつれ、先行きは不透明なままです。

【2】マスク騒乱を経て、マスク生活が定着

コネストが選ぶ2020年韓国の10大ニュース
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

中国武漢市で新型コロナウイルスが流行した1月頃は、武漢にマスクを送ろうという支援ムードがありましたが、2月になり韓国内で瞬く間に感染が広がるとマスク品薄で社会全体がパニックに。

こうした混乱を受け、 政府は3月から「マスク5部制度」を開始。住民登録番号を基準にした、いわゆる配給購入です。マスクの生産と供給が安定する5月末まで続きました。

新型コロナウイルス感染拡大防止にマスクが不可欠であることが認知されると、地下鉄、バスなどの公共交通機関の利用時はもとより、日常生活でのマスク着用が義務化。また、正しいマスクの着用が求められ、違反すると取り締まりの対象に。11月からは違反した場合、最高10万ウォンの罰金が科せられるようになりました。

【3】韓国ドラマ「愛の不時着」「梨泰院クラス」が日本で大人気に

コネストが選ぶ2020年韓国の10大ニュース
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

ヒョンビンとソン・イェジンの二大スター競演で話題となった「愛の不時着」はケーブルテレビドラマの 視聴率記録を塗り替えるほど大人気。北朝鮮の美化という批判の一方、放送中から撮影地やOSTも話題となりました。

大人気ウェブ漫画が原作の「梨泰院クラス」は主演のパク・ソジュンと原作キャラクターのシンクロ率が話題となり、いがぐり頭はパク・セロイヘアとしてトレンドに。キム・ダミ、アン・ボヒョン他、若手俳優がみずみずしく活躍し、新たなスターを生み出しました。

この二作品が日本でも放送されるや「韓流ブーム再び」と言われるほど大ヒット。コロナによるお家時間の増加で今まで韓国ドラマを見なかった人にも視聴されたと言われます。

【4】K-POPコンサート、桜祭り、伝統行事、毎年の人気イベント中止

コネストが選ぶ2020年韓国の10大ニュース
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

TWICEのソウル公演、防弾少年団(BTS)も出演予定だったSBSスーパーコンサートなど、チケットを手に韓国行きを楽しみにしていた方は大勢いたはず。大型イベントは2月から続々と中止が決まりました。

春には汝矣島(ヨイド)や釜山・鎮海(チネ)での桜祭りなど、恒例の人気イベントも花は咲き誇れど、密集を避けるため人は近づくことができない状態に。釈迦誕生日を祝う燃灯祝祭(ヨンドゥンチュッチェ)やユネスコ文化遺産である宗廟大祭(チョンミョデジェ)などの伝統行事は延期を発表するも、その後中止となってしまいました。

夏以降、一部ではオンラインでのイベント開催なども実施されましたが、準備を進めてきた人も開催を楽しみにしていた人も落胆するしかない一年でした。一日も早く、すべての行事がどうか開催できますように。

【5】航空、旅行、観光、飲食、コロナショックで崩壊寸前

コネストが選ぶ2020年韓国の10大ニュース
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

新型コロナウイルスの世界的流行(パンデミック)により、3月以降各国間の往来が途絶え、旅行関連業界は危機に瀕しています。上半期の国際線旅客数は前年度90%減、航空各社では休職、リストラなどを余儀なくされ、11月には大韓航空がアシアナ航空を買収することとなり、世界からも大きく注目されました。

旅行会社、ホテルなども廃業、休業に歯止めがきかず、関連業界に従事していた人々はアルバイトで生活をしのぐような日々が続いています。 飲食店も「社会的距離の確保」レベルに応じて営業時間や営業方法を制限される上、人々のライフスタイルの変化に伴い、大きな困難に直面しています。

明洞(ミョンドン)、東大門(トンデムン)といった外国人観光客でにぎわっていた街は、瞬く間に見る影もなくなってしまい、商圏の復活にも見通しが立っていません。

【6】韓国映画「パラサイト 半地下の家族」が米アカデミー賞受賞の快挙

コネストが選ぶ2020年韓国の10大ニュース
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

2019年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞、第77回ゴールデン・グローブ賞(外国語映画賞)受賞、第26回全米映画俳優組合賞(SAGアワード)キャスト賞を受賞、そして2020年2月には第92回アカデミー賞監督賞、脚本賞、国際長編映画賞、作品賞を受賞した韓国映画「パラサイト 半地下の家族」(韓国語原題:『寄生虫』)。

その快挙に韓国中が湧きかえりました。もともと海外で人気の高かったポン・ジュノ監督作品でしたが、アカデミー賞受賞をきっかけに各国での興行収入はうなぎ上り。また、劇中に登場する「チャパグリ」が注目され、商品化もされました。こうした韓国の食べ物はもとより、タイトルにもある「半地下」など、映画を通じて韓国文化が世界に広く知られるようになりました。

【7】歴代最長の長梅雨、各地で大雨被害

コネストが選ぶ2020年韓国の10大ニュース
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

当初の気象予報では猛暑とされていましたが、実際は8月まで雨が続き、歴代最長の記録を塗り替えた長梅雨でした。連日降り続く雨でソウルを東西に流れる漢江(ハンガン)の水位が上昇。漢江公園は水没し、漢江に架かる橋には交通規制が敷かれるなど、警戒が必要な天気が続きました。

この長梅雨により、各地で洪水や土砂崩れによる死者、行方不明者が出るほどの大きな被害が相次ぎました。梅雨明け後も、台風8号、9号、10号が続けざまに韓国に接近するという例年にない天気で、済州島(チェジュド)、釜山(プサン)などの韓国南部を中心に被害が続出しました。

【8】 世界で活躍、 韓国歌手初の称号を手にした防弾少年団(BTS)

コネストが選ぶ2020年韓国の10大ニュース
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

2020年上半期、世界を沸かせたのが韓国映画「パラサイト 半地下の家族」なら、下半期は防弾少年団(BTS)の活躍でしょう。年初に韓国歌手として初めてグラミー賞授賞式で公演を行うのに始まり、9月には新曲「Dynamite」 で韓国歌手として初の米ビルボードチャートで2週連続1位を獲得。続く12月には「Life Goes On」 でも1位を獲得。特に「Life Goes On」は韓国語の楽曲のため、非英語の曲が米ビルボードチャートを1位を獲得したのも初。

アメリカや日本でなどオンラインでの番組出演も多く、国際的な活躍は続きます。韓国内でも人気ブランドの広告モデルに起用されるなど、彼らの顔を見ない日はありません。

国境を越えて世界の人々から支持されるBTS。こうした活躍から、大衆文化芸術分野においても、他の芸術やスポーツと同様、国家に貢献したと認められた場合には、法的に軍入隊の時期を遅らせることができるようにすべきとの声があがりました。国会での議論の末、いわゆる「BTS兵役法」が12月に成立しました

【9】 祝!結婚、2020年に結婚した韓国芸能人は?

コネストが選ぶ2020年韓国の10大ニュース
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

今年、日本でも人気のあるスターが数多く結婚しましたが、時節柄、挙式などは行わないか、非公開がほとんど。またお相手が芸能人ではなく、一般人というケースも多かったようです。世間を驚かせたのは、韓流スター東方神起チャンミンの結婚のニュース。コロナによる影響で9月挙式を延期したものの、10月には非公開で無事式を終え、ファンから多くの祝福が寄せられました。

俳優のソ・ジソプは元アナウンサーと、 女優のカン・ソラは一般男性と。SHINHWAのジョンジンも一般女性と結婚し、夫婦でバラエティ番組に出演しています。また2018年に結婚した女優チェ・ジウは5月に45歳で出産し、自ら「高齢出産のアイコン」と名乗り、SNSでファンとの交流を図っています。

一方で一般女性との結婚、妊娠を発表したEXOチェンは、EXOファンの間に対立を生むこととなり、グループからの脱退か活動継続か、という議論にまでなりました

【10】 韓国政財界のトップ逝く

コネストが選ぶ2020年韓国の10大ニュース
(画像=『韓国旅行コネスト』より引用)

2020年1月にロッテグループの創業者である辛格浩(シン・ギョクホ)氏が死去。氏は製菓業から出発して、韓国と日本で食品や流通、観光、石油化学などの事業を手がけ、一代で巨大な企業グループを作り上げました。

10月にはサムスン電子を世界有数の企業に育てた同社会長の李健熙(イ・ゴンヒ)氏が死去。国際オリンピック委員会(IOC)の委員でもあり、スポーツ振興にも貢献しました。韓国を代表する両経済人の訃報には国内外から哀悼の意が捧げられました。

一方で、7月にはソウル市長である朴元淳(パク・ウォンスン)氏の自死が伝えられました。元秘書からの刑事告訴への煩悶など原因は明らかではありませんが、コロナ禍における現職市長の極端な選択は世間に衝撃を与えました。

提供・韓国旅行コネスト

【こちらの記事も読まれています】
韓国の飲酒文化
韓国のパン文化
日本から韓国への送金
韓国での仕事の探し方&履歴書の書き方
スターと兵役 2020