ファッション誌やCMのほか、数々の芸能人、モデル、「逃げ恥」や「黒革の手帖」など人気ドラマのスタイリングを手掛けるスタイリストの亘つぐみさん。インスタグラム(@tsugumiw)で披露しているご自身のファッションやライフスタイルも、多くの女性から支持されています。
ボーダーはどう着る? スタイリストの亘つぐみさん(写真/山川修一)
亘さんのコーディネートは、どれもシンプルで洗練された華やかさがあります。還暦を迎えても、なおパワフルに、自由に毎日を楽しむ姿が印象的。
そんな亘さんが「体型が崩れてきた、お金がない、センスに自信がない…」などといった悩みを抱える女性に、少しでも前向きにおしゃれを楽しめるコツや秘訣を伝授。
第7回目は、「ボーダーの攻略方法」です。
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一見無難に見えるが、ボーダーは危険!?
――亘さんはボーダーを着られますか?
亘つぐみさん(以下、亘)「〈UNUSED(アンユーズド)〉の変形ボーダーは持っていますよ」
――個人的にボーダーはブスを助長すると思っていて(当社比)、某占い師の著書にもあるように、ボーダーを着る女性はモテないというか、おしゃれに見えにくいというか、難しいアイテムだなと感じます。
亘「一概にボーダーと言ってもいろいろあるから、デザイン性のあるものを楽しんでみたらいいんじゃないかな。もちろんベーシックなタイプもいいけれど、もっとピッチの細かいものだったり、マルチボーダーだったり」
着るならマルチボーダーがおすすめ
――たしかに少しイレギュラーなだけで、いわゆるボーダーの印象とは少し違う洗練された感じがしますね。
亘「頻繁には着ないけれど、実はボーダーも好きなんです。オーソドックスなものより、少しデザイン性のあるボーダーを選べば、人とも被らないし、かわいいんじゃないかなと思いますよ。そういう意味でも〈UNUSED〉はおすすめ。すてきなデザインをたくさん出しているし、ユニセックスで展開しているので今のこの時代にぴったりだと思います」
――ボーダーは合わせるアイテムも難しいと思います。
亘「最近はウールのスラックスみたいな、よそ行きパンツを履いていますね。色はブラックやグレーが多いかな。そうすると、足もとはスニーカーだとしても普段着っぽく見えないというか、きちんとして見えるんですよね」
――上下ともラフなアイテムよりは、やっぱり相反するアイテムを合わせる方が大人っぽいでしょうか?
亘「どうしてもカジュアルに見られてしまうじゃない? だから、どこか一点きれいめなポイントを作ると、自分というよりは人様に恥ずかしい思いをさせなくて済むと思うんですよね」
――たしかにそうすると仕事着としても対応できますね。
亘「〈UNIQLO(ユニクロ)〉のスマートパンツも合うと思います」