「どうして私の担当(推し)はこんなに素敵なんだろう? 彼のすばらしさを、もっとみんなに知ってもらいたい!」

ヲタの「推しハラスメント」にモヤッ。友達に推しのセクシー写真を送りつけるetc
(画像=『女子SPA!』より引用)

 推しに落とされた沼でもがきながら、そんなふうに思うヲタは少なくないはず。

 心に“推し花”が咲き乱れてしまうから、ついつい摘んでお裾分けしたくなる……のもわかりますが、ちょっと待って。よかれと思ってしたことでも、相手によっては“推しハラ”になってしまいます。

 今回は、ヲタがうっかりやりがちな“困った推し活”をチェックしましょう。

推しのセクシーショットを送りつける

「友だちがジャニーズの○○くんにハマっています。楽しそうなのはいいんですが、気持ちが昂ぶると、“見て~! エロいでしょ!?”とかいって○○くんのセクシーショットを何枚も送ってくるのです。“こういうのは間に合ってるから”といっても、“遠慮しないで、これもどうぞ!”ってまた来るし……迷惑……」(ユキさん)

 気分が盛り上がると、その気持ちを共有したくなってしまうのはヲタの特性です。でもはっきり言って、興味のない人にセクシーな写真を送りつけるのはNG。よかれと思ってしたことでも、推しを残念なイメージで印象づけてはだいなしです。

 ユキさんの友人はアラフォーの大人ということもあり、よけいに生々しくていたたまれない気持ちになったとか。友だちが興味を示して、「もっと送って!」と言ってきたなら別ですが、こうした“宣伝活動”は慎重にしましょうね。

友人の好きなものをディスり、「あなたは損してる」とか言う

「アイドルではありませんが、あるアーティストさんを応援しています。その人はジャニーズに楽曲も提供していますが、ジャニヲタの友人に“○○さん(私の好きなアーティスト)のライブなんて地味だし、あんまりおもしろくなさそう。こっちのコンサートはすっごく楽しいよ! 知らないなんて損してる!”と言われて複雑な気持ちになりました。自分の好きな世界が楽しいのはいいことですが、なぜ私の好きなものをディスられなきゃならないんでしょう」(トモコさん)

「私の推し最高!」という思いが満ちると、それは世界の法律となって「みんなが納得して当たり前」みたいな気になるのでしょうね。でもそれはあくまで、自分王国の自分だけの法律です。「私の推しは、私にとって最高なの!」というのはいいですが、人様が大切にしているものをけなしたり、ましてや「損してる」というなんて、とっても乱暴。

 相手の嗜好や価値観を下げることを“好きの表明”とするのは、なんだかおかしいです。おたがいが好きなものを尊重できたら、もっと豊かな関係を築けそうですよね。