2021年の四国・近畿地方は観測史上もっとも早い梅雨入りとなりました。そんな近畿地方で夏ならではの事件を味わったのは、兵庫県に住むOLの高山里帆さん(仮名・28歳)。
高山さんは、昨年4月の緊急事態宣言中の“おうち時間中”に、あることに没頭していました。
おうち時間でベランダDIYに目覚める
「もともと、友達と遊びに行ったり飲みに行くのが大好きだったんです。去年の緊急事態宣言でテレワークになったときは、外出や飲み会が一切できなくなったので、ものすごいストレスでした。
そんなときにSNSで見たのがお部屋のDIY動画でした。最初は見ているだけだったのですが、だんだん自分でもやってみたいという気持ちになってきて。以前からベランダでお酒を飲みたいと思っていたので、ベランダをDIYしてみようと思ったんです」
さっそく、ホームセンターに行き、必要な道具を買ってきた高山さん。高山さんが住んでいるのはマンションの1階。ベランダには手すりがあるので外から部屋は見えませんが、手すりの隙間から部屋の中が見えてしまうのが気になっていました。
ベランダの観葉植物に虫が
「隙間になる部分に観葉植物をたくさん置いて、外から見えないようにしました。観葉植物に囲まれてベランダでビールを飲むなんて最高じゃないですか。テーブルと椅子も置きたかったので、ベランダの床はタイルにしました。敷くだけで簡単にリフォームできるタイルを買ってきて、丸1日かけてオープンテラス風のベランダが完成しました。完成したベランダで飲むビールは最高でしたね」
その後、6月10日、近畿地方の梅雨入りが発表されました。そして梅雨が明け、夏が訪れるころ、高山さんはある問題に悩まされます。ベランダの観葉植物に虫が来るようになったのです。
「1階だからどうしても虫が入りやすいんですよね。虫といってもコバエとかなので、そこまで気にしていなかったのですが……。でも、そのときはまだ気づいていなかったんですよ……。それから1年経って、異変に気づいたのはつい先日です。
近畿地方が例年より早い梅雨入りをして、1週間くらい雨が降ったんです。その日、友達が遊びに来ていたのですが、たまたまベランダを見て『タイルからダンゴムシがたくさん出てきてるよ!』と言われたんです」
ダンゴムシが這い出るタイルをめくってみると…
ベランダDIY ベランダを見てみると、床のタイルの隙間から出入りするダンゴムシの姿が……。さらに、高山さんは恐ろしい事実に気づいてしまうのです。
「友達に、『タイルの下は雨が溜まりやすいからダンゴムシの住処になるよ』と言われたんです。じゃあ、タイルの下はどうなっているんだろう……と恐る恐るタイルをめくってみると、真っ黒なコケかカビか分からないものとともに、ダンゴムシやらミミズが大量発生していたんです。
思わず友達と『ギャー‼』と大絶叫! でも、友達に晴れているほうが掃除しやすいので今はそのままにしておきなと言われました。後日、天気がよい日にタイルを剥がして掃除をすることに……。生きている虫はいませんでしたが、ダンゴムシやらミミズの死骸はたくさん落ちていましね……」
ちなみにダンゴムシは観葉植物を伝って外から入ってきており、さらにタイルの下で卵を繁殖して大量発生していたようです。
ベランダのコンクリートは無機質で嫌だと思っていたという高山さん。しかし今は、「コンクリートは雨水をとどまらせず、掃除もしやすいというメリットがちゃんとあったんですね。もう、2度とベランダにタイルを敷きません……」と肩を落とします。
手を出しやすいDIYですが、自己判断ではなくちゃんと下調べしたり、プロの人に相談したほうがよいのかもしれませんね。
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<取材・文/結城 イラスト/朝倉千夏> 結城 男女観察ライター。鋭い視点で世の男女を観察し、 夫婦問題からイタい火遊びまで、幅広いエピソードを華麗に紡いでいく。Twitter:@yuki55writer
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