ここ数年、instagramなどでたびたび話題になる「#萌え断」というキーワード。料理を切り分けたときの断面の美しい写真などに使われるハッシュタグです。美食大国であり、芸術的センスのキラリと光るフランスにも「#萌え断」料理はもちろんあります。

フランス・ブルゴーニュ地方の伝統料理「ジャンボン・ペルシエ」がそのひとつです。「ジャンボン」とはハム、「ペルシエ」とはパセリを細かく切ってまぶすという意味のフランス語。ハムとみじん切りにしたパセリをブイヨンのゼリーで固めたもので、イースター(復活祭)などに食べられる料理です。

今回は「ジャンボン・ペルシエ」をさらに「#萌え断」アレンジしたハムとパセリといちごのテリーヌのレシピを紹介したいと思います。

ハムとパセリといちごのテリーヌのレシピ

#萌え断フレンチメニュー!ハムとパセリといちごのテリーヌのレシピ
(画像=『PARIS mag』より引用)

【材料】(4人分/10×15cmのテリーヌ型1台分)
ハム:200g
イタリアンパセリ(みじん切り):大さじ4
[A]
マスタード:小さじ2
おろしにんにく:小さじ1/2
赤ワインビネガー:大さじ1
塩:小さじ1/2
オリーブオイル‥大さじ2

いちご(へたを取る):3個
アスパラ(茹でて適当な長さに切る):1~2本

[ゼラチン液]
水:300ml
固形ブイヨン:1個
ゼラチン:10~15g

【作り方】

1.ゼラチン液を作ります。

#萌え断フレンチメニュー!ハムとパセリといちごのテリーヌのレシピ
(画像=『PARIS mag』より引用)

鍋に水と固形ブイヨンを入れ、沸いたら火を止めます。ゼラチンを入れて、混ぜます。

2.ハムと調味料を和えます。

#萌え断フレンチメニュー!ハムとパセリといちごのテリーヌのレシピ
(画像=『PARIS mag』より引用)

ゼラチン液の粗熱を取っている間に、具材を準備します。ボウルに[A]入れ混ぜ合わせます。適当な大きさに切ったハムとみじん切りにしたパセリを入れ、和えます。

3.型に入れます。

#萌え断フレンチメニュー!ハムとパセリといちごのテリーヌのレシピ
(画像=『PARIS mag』より引用)

型に[2]を入れ、途中にいちごとアスパラを詰めます。このとき、カットするおおよその位置をイメージし、いちごの断面がきれいに見えるように並べるとより「#萌え断」に。

#萌え断フレンチメニュー!ハムとパセリといちごのテリーヌのレシピ
(画像=『PARIS mag』より引用)

[2]のゼラチン液を流し入れ、ラップをして冷蔵庫に入れ冷やし固めます。

4.固まったら切って盛り付けます。

#萌え断フレンチメニュー!ハムとパセリといちごのテリーヌのレシピ
(画像=『PARIS mag』より引用)

固まったら取り出し、適当な大きさにカットして、皿に盛り付けます。

#萌え断フレンチメニュー!ハムとパセリといちごのテリーヌのレシピ
(画像=『PARIS mag』より引用)

型から取り出しにくい場合はお湯を張ったボウルに少し沈め、ナイフなどで型とゼラチンの隙間をなぞると取り出せます。

#萌え断フレンチメニュー!ハムとパセリといちごのテリーヌのレシピ
(画像=『PARIS mag』より引用)

マスタードを添えてできあがりです。マスタードで有名なディジョン地方も「ジャンボン・ペルシエ」と同じブルゴーニュ地方ということで、相性はばっちり。

今回はハムといちご、アスパラで作りましたが、ハムの代わりにサーモン、いちごをトマトにしてもおいしいです。夏はさっぱりグレープフルーツとサーモンなどの組み合わせもおすすめ。お好みの具材でアレンジしてみてくださいね。

ハムとブイヨンの旨味とマスタードやパセリのアクセント、そしていちごのさっぱりとした酸味が食欲をそそります。しっかり冷やしたテリーヌは白ワインやスパークリングとも相性◎。Instagram映えもばっちりな夏のアペロのお供です。


提供・PARIS mag(シンプルで上質なライフスタイルを提案するWEBマガジン)

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