赤ちゃんが生後30日を迎えるとお宮参りという大事な行事を迎えます。退院から命名式に出生届の提出など、あわただしく過ぎていくものです。そこで、お宮参りとはどんな行事なのか、誰を呼ぶべきなのか、赤ちゃんはもちろん、パパママなどの参加者の服装選びのポイントをご紹介したいと思います。
お宮参りとは
お宮参りとは、赤ちゃんが生後1ヶ月を迎える頃に赤ちゃんの健やかな成長と健康を祈って、住んでいる地域の氏神様にお参りをすることです。お宮参りは男の子であれば生後31日目、女の子であれば生後32日目に行うとされています。とはいえ、そこまで生後何日に行うのかにこだわる必要はありません。生後1ヶ月を目処に、パパママ、親族の都合や天気・日柄の良い日に行うと良いでしょう。
お宮参りに参加する人
次に、お宮参りに参加するのは誰なのかを確認していきましょう。今では古くからの正式なしきたりを守って行っている人はかなり少数派となっています。すべてを伝統通りに守る必要はありませんが、正式なお宮参りの方法を知っておいてもいいでしょう。
赤ちゃん
赤ちゃんのためのお参りなのですから、もちろん赤ちゃんが主役です。しかし、まだ自分の足で歩いていくわけにはいきませんから、父方の祖母が抱いてお宮参りを行うのが基本です。
父親
そもそも正式なお宮参りとは、パパと父方の祖父母が赤ちゃんを連れてお参りに行くものでした。そのため、父親はお宮参りには欠かせません。パパが都合のつく日、週末に会わせてお宮参りの予定を立てるようにしましょう。
母親
昔は、ママと母方の祖父母の役目は「お膳立て」でした。けれど、最近ではほとんど気にされなくなっています。特にしきたりを重んじる家系でなければ、ママもお宮参りに参加しましょう。お宮参りのときに集合写真を撮る家庭が多いと思いますが、ここにママが参加できないなんて考えられません。周囲の家庭を見てもママがお宮参りに参加していない家族はなかったので、この伝統を守っている人はほとんどいないのではないでしょうか。
祖父母
基本的に参加するのは父方の祖父母になります。しかし、最近では、両家の祖父母が揃って参加することもよく見られます。また、一方がパパママ家族と遠距離に住んでいる場合には、近くに住んでいる祖父母が同行するなど都合の良い方が参加するというパターンも増えています。
親族はどこまで声をかけるべき?
前述の通り、お宮参りに参加すべき親族は父方の祖父母、多くても両家の祖父母までで良いでしょう。また、お参りだけでなく祝詞(のりと)を上げてもらう場合には人数が多くなりすぎないように配慮が必要です。
お宮参りの服装選びのポイント
大切な赤ちゃんの今後をお祈りするお宮参りですが、 どんな服装が適しているのでしょうか。基本的なマナーから最近のトレンドまでチェックしてみましょう。
まずは洋装か和装かを決める
まずは、洋装で行くのか和装で行くのかを決めるとスムーズです。同行する家族の服装があまりちぐはぐにならないよう、みんなで揃えやすいものにするといいでしょう。
お宮参りの服装の色を合わせて一体感を出す
ここまで、それぞれの服装についてご紹介してきましたが、家族の服装の色合いに統一感を持たせることも大切です。写真をとることも考えて、赤ちゃんをいちばん華やかに、他の家族は色合いを揃えて引き立て役に徹しましょう。
赤ちゃんのお宮参りの服装選び
最近では、赤ちゃんの衣装にもたくさんの種類があります。その日の天気や気温などを考慮して選んであげましょう。
赤ちゃんのお宮参りの服装1:祝い着
お宮参りの正装といえば祝い着です。産着の上に白羽二重を着せ、その上から掛け着を羽織らせます。男の子であれば「のし目模様」、女の子であれば「友禅模様」の掛け着などが一般的です。最近では洋装に掛け着を羽織らせることもありますよ。
赤ちゃんのお宮参りの服装2:ベビードレス
赤ちゃんの晴れ着として、ベビードレスも高い人気があります。性別問わずに着せることができるデザインのものをありますし、女の子であればレースの多いもの、男の子であればネクタイが付いたものなどデザインも色もさまざまです。