『日経WOMAN』が選出する「女性が活躍する会社BEST100」で2019年度総合ランキング4位にランクインした老舗デパートとしても有名な高島屋。多くの人が勤めたいと思う企業の年収はいくらなのか、最新の有価証券報告書から従業員の年間給与を紹介します。

有価証券報告書とは?

日本証券業協会によれば、有価証券報告書とは「会社の概況から事業や設備の状況、財務状況まで多岐にわたる情報が盛り込まれている報告書のこと」とあります。子会社を保有している企業の場合、連結決算と単体決算に分けて利益等が表示されています。単体は、その企業のみの損失や利益等の数字、連結は子会社や関連会社も含めた数字です。

子会社の経営状況は少なからず親会社に影響しますので、日本を含め世界的な連結決算の数字が重要視されています。有価証券報告書には、企業の事業内容はもちろんのこと、従業員の年間平均給与や従業員数など従業員の状況や経営の中長期計画など、その会社に関するあらゆることが記載されています。

就職や転職においては、応募したい企業を決める際に目を通しておきたい資料です。企業研究をする際には一読することをおすすめします。企業の将来性を検討するときや面接官と会話をするときに使える知識として役立つ書類です。

高島屋の平均年間給与は約670万円

株式会社高島屋の平均年間給与は、669万6,000円です。また、平均年齢は46.3歳で平均勤続年数は23.3年であることが分かります。(2018年2月28日現在における提出会社単体の数字)子会社を含めた連結ベースの売上高で見てみると、2014年度は8,458億円でしたが2018年度は8,867億円と順調に増加しています。メインの百貨店業が個人消費の底堅さとインバウンドの影響により伸びている結果です。