大きな茅葺き屋根が特徴の合掌造りの家屋が立ち並んでいる岐阜県・白川郷。世界文化遺産にも登録されています。中心地の荻町周辺は、歴史あるスポットや飛騨の食材を使った郷土料理が味わえるお店まで見どころ満載!今回は、初めて訪れる方でも観光を楽しめるおすすめスポットとお店を厳選してご紹介します。
白川郷ってどんなところ?
白川郷(しらかわごう)は、岐阜県の北西部に位置する町。合掌(がっしょう)造りの家屋が点在しており、1995年に富山県の南部にある「五箇山(ごかやま)」とあわせて、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。中心地の荻町(おぎまち)を中心にお店や史跡が集まっており、1日で観光やグルメを楽しめます。
白川郷へは高速バスまたは車でアクセス可能。高速バスの場合、高山濃飛バスセンターから約1時間で行けます。本数は1時間に1~2本程度。飛騨高山(ひだたかやま)の観光とあわせても良いでしょう。また車の場合、中部縦貫自動車道の高山ICから約40分、東海北陸自動車道の白川郷ICで降りた後、約5キロ先のせせらぎ公園駐車場へアクセスできます。
【1】白川郷を一望できるビュースポット「城山天守閣展望台」
白川郷で里山の風景を眺めたい方におすすめのスポットが「城山天守閣(しろやまてんしゅかく)展望台」。白川郷の中心街・荻町の集落を一望できるビュースポットです。
展望台からは和田家をはじめ、長瀬家や神田家など、美しい合掌造りの家屋と里山の風景を眺められます。スタッフに記念写真を撮ってもらえるので、大パノラマを背景に思い出の1枚を残しましょう。
また展望台までは和田家近くの駐車場からシャトルバスを運行。1回200円で乗車することができ、約10分で展望台に到着します。帰りも運転手による白川郷の解説を聴けるので、ぜひ白川郷の歴史と文化を学んでみましょう。
【2】築300年の歴史を誇る合掌造りの家屋「和田家」
白川郷バスターミナルから3分ほど歩いたところにある「和田家(わだけ)」。萩町集落の中では最大規模を誇り、国の重要文化財に指定されています。
一般に公開されているのは、3階建てのうち1階・2階部分のみ。江戸時代に名主や番所役人を務めた名家ということもあり、1階では当時客人をもてなした和室を公開しているほか、和田家代々で使われてきた漆器や文書など、貴重な史料を展示しています。
また2階では江戸時代から明治時代にかけて行ってきた養蚕(ようさん)に関わる史料も展示。蚕の栽培に使った道具や生産の仕組みについて紹介しています。