最近、キャッシュレス化が進み各社が独自の決済サービスを始めています。楽天が手掛ける「楽天ペイ」は、クレジットカードを使った支払いがスムーズに行える決済サービスです。特に楽天会員は、楽天スーパーポイントを使ったり貯めたりできるので、ぜひ活用したい決済方法です。

対応店舗が増える中、2017年8月からは、ローソンでも楽天ペイが使えるようになりました。ここでは、楽天ペイをローソンで使うときにお得にポイントを貯める方法や、決済の注意点を初心者向けに解説します。

楽天ペイとは

(写真=khanongjansri/Shutterstock.com)

楽天ペイとは、楽天株式会社が提供するアプリ決済サービスです。楽天ペイのアプリを通じて、クレジットカードや楽天スーパーポイントを使って決済できます。楽天Edyは事前にチャージして使うプリペイド型の電子マネーですが、楽天ペイはクレジットカードをスマホの中に入れ込んだようなイメージです。2019年3月から楽天ポイントや楽天キャッシュといった異なる電子マネーもすべて「楽天ペイ」で管理できるようになり、さらに便利になりました。

使い方は、あらかじめアプリにクレジットカードやポイント情報などを登録しておき、店頭ではコードを読み取るだけで決済ができます。また、セルフ払いといってレジまで行かずともその場で店舗選択と金額の入力だけでセルフ決済ができる方法も備わっており、割り勘に便利な個人送金なども可能です。

楽天ペイをローソンで利用する方法

(写真=PIXTA)

バーコードを提示するだけでOK

基本的にローソンでは、自分のスマホ画面に楽天ペイのアプリを起動し、レジで画面のバーコードを店員に見せます。それを店員が読み取るだけで決済完了です。ただし、例えば店頭に読み取り機がない場合などは、店頭で提示されるQRコードを自分のスマホで読み取るといった方法もあります。

コンビニでは利用上限額がある

楽天ペイをコンビニで使う際には、他の店舗とは違った条件があります。コンビニで楽天ペイを使う場合は、1回あたりの支払いにつき上限金額が4,000円と決まっています。さらに1日あたり最大4,000円までしか使えないので注意しましょう。

楽天スーパーポイントを利用する場合も、アプリ上での設定にかかわらず4,000ポイントまでしか使えません。また、楽天ペイを使えるコンビニはローソンの他にもミニストップ、ファミリーマートなどがあります。

楽天ペイでは買えないもの

ギフトカードなどの金券類、支払票(収納代行)などは楽天ペイで購入できません。他にも、ごみ処理券や電子マネーチャージ、切手やはがき、印紙、郵送料、公共料金の支払いなどはできないケースが多いですが、店舗の運用によっても異なるため、店頭での確認をおすすめします。

また、お酒やたばこは基本的に購入できるので、ポイントの有効活用にもおすすめです。

楽天ペイを使ってポイントを貯める

(写真=polkadot_photo/Shutterstock.com)

楽天ペイを使えば、わざわざ楽天ポイントカードを持ち歩かなくともポイントが貯められます。アプリのポイントカードタブをタッチしてバーコードを表示するだけで、200円につき1ポイントの楽天スーパーポイントが貯められます。加えて、連携しているクレジットカードのポイントも貯まるので、クレジットカード決済よりもポイント還元率が良くなります。

レジでは、「楽天ペイで支払います」と伝え、その他のポイントも貯める場合は支払い前に提示しましょう。ローソンの場合、dポイントやpontaポイントとあわせて楽天ポイントが貯まるので、場合によってはポイントの三重取りができることで人気があります。

楽天ポイントで買い物ができる

(写真=elwynn/Shutterstock.com)

貯まった楽天ポイントは楽天ペイでの支払いにあてることができます。アプリのポイント利用設定で、「使わない・すべて使う・一部使う」を選べるので、「一部使う」で希望額を設定することもできます。

レジでわざわざ「ポイントを使ってください」と言わなくても、好きな金額分だけ使えるのはうれしいですね。また、期間限定ポイントだけを使ったり、支払い時に楽天ポイント優先か楽天キャッシュ優先かを選んだりすることもできるので、支払い方法を自由に設定できます。

必ずクレジットカードの登録が必要

(写真=PRPicturesProduction/Shutterstock.com)

基本的に楽天ペイは、クレジットカードから「楽天キャッシュ」にチャージするか、楽天ポイントで支払うかの決済方法となります。フリマアプリ「ラクマ」の売上を楽天キャッシュとして電子マネー化することも可能ですが、希望額をチャージしながら使うのであれば、まずはクレジットカードの登録が必要です。銀行口座や現金でのチャージはできないので注意しましょう。

クレジットカード決済よりお得にポイントが貯められる

(写真=eggeegg/Shutterstock.com)

楽天ペイは楽天市場などのネットショッピングはもちろんのこと、実店舗でもスムーズに支払いができます。2018年にJCBと合意したことから、2019年からはVISAやMastercard以外にもJCBやAmericanExpressなど合計6ブランドのカードが使えるようになる見通しです。

クレジットカード決済ならカードに連携したポイントしか貯まりませんが、楽天ペイを利用すれば「クレジットカードのポイント+楽天ポイント+その他の連携ポイント(dポイントやPontaポイントなど)」が貯まります。ローソンで楽天ペイが使えるようになったことで、期間限定ポイントも消費しやすくなりました。おトクにポイントを貯めて、さらにショッピングを楽しみたいですね。

文・木村茉衣(ファイナンシャル・プランナー)

【こちらの記事もおすすめ】
dポイントの賢い貯め方3選
ポイントでお得なホテル4選
ポイントを貯めやすいジャンルとは?
ポイント投資でカンタン資産運用
みるみるポイントが貯まる4つの方法