つかまり立ちは赤ちゃんが歩くようになるまでのステップとして、成長の目安になります。ただ、つかまり立ちをするようになれば、転倒の危険があるので、安全対策をしておきたいですね。赤ちゃんがなかなかつかまり立ちをしないので心配…というパパママのために、練習方法も紹介します。
赤ちゃんがつかまり立ちできるのはいつから?
赤ちゃんがつかまり立ちをするようになるのは、生後8ヶ月~9ヶ月ごろが目安とされています。厚生労働省が平成22年度に行った調査によると、生後11ヶ月~12ヶ月の赤ちゃんの90%以上がつかまり立ちできていました。しかし、赤ちゃんの成長には個人差があるので、必ずしもその時期につかまり立ちができるわけではありません。赤ちゃんにはハイハイを始めて手足の筋肉がついてからつかまり立ちを始める子が多く見られますが、ハイハイより先につかまり立ちをする赤ちゃんもいます。つかまり立ちは特に個人差が大きい成長ステップです。赤ちゃんのつかまり立ちができるようになる月齢目安は気にしすぎず、パパママは赤ちゃんが立ちたいと思うまで見守ってあげましょう。
1歳をすぎてもつかまり立ちをしない?
赤ちゃんが1歳を過ぎてもつかまり立ちをしないと、パパママは不安に思うでしょう。つかまり立ちをなかなかしない赤ちゃんは、好奇心よりも立つことへの恐怖心が強いのかもしれません。それも赤ちゃんの個性の1つといえるので、赤ちゃんがなかなかつかまり立ちをしないからとパパママは焦らなくても大丈夫ですよ。
赤ちゃんはハイハイをすることで体幹が鍛えられたり、バランス感覚が養われたりします。股関節の形成や背中のS字カーブの発達、上半身の筋肉の発達などハイハイにより多くの機能が向上します。赤ちゃんがハイハイすることを楽しんでいるのであれば、赤ちゃんがつかまり立ちをしたくなるまで様子を見てみましょう。
赤ちゃんが早くつかまり立ちを始めた時の注意点は?
早いと生後6ヶ月~7ヶ月ごろにつかまり立ちを始める赤ちゃんもいます。赤ちゃんが自然とつかまり立ちをしたのであれば、つかまり立ちをする体の準備が整ったといえるので心配ないでしょう。しかし、月齢が低い赤ちゃんの場合は筋力が未発達なことがあり、つかまり立ちの状態から転んでしまうリスクが高まります。赤ちゃんは生後7~8ヶ月ごろになると「パラシュート反射」により転んだ時に手を広げて体を支えようとしますが、生後6ヶ月ごろの赤ちゃんはパシュート反射がまだ出ないことがあるので、つかまり立ちからバランスを崩しても上手に手をつけずに頭をぶつける可能性があります。赤ちゃんがまだ月齢が低い時につかまり立ちを始めた場合、パパママが特にしっかり見守ってあげましょう。
赤ちゃんのつかまり立ちの練習方法はあるの?
赤ちゃんがなかなかつかまり立ちをしない場合や、つかまり立ちをしてもすぐにしゃがみ込んでしまう場合、つかまり立ちの練習してみるのもいいですね。
パパママが赤ちゃんを支えて立たせてあげる
すぐにできるつかまり立ちの練習方法は、パパママが赤ちゃんの脇や腰を支えて立たせてあげることです。ソファやローテーブルに赤ちゃんの手をつけさせ、両足で床に立つ感覚を体験させましょう。つかまり立ちをすると赤ちゃんの視界は一気に変わるので、つかまり立ちの練習をきっかけに赤ちゃんの立ちたい欲求が刺激され、赤ちゃんが自分からつかまり立ちをするようになるかもしれません。
おもちゃを使ってつかまり立ちの練習をする
つかまり立ちに興味がなさそうな赤ちゃんには、テーブルタイプのおもちゃやベビージムがおすすめです。テーブルタイプのおもちゃはテーブルの天板部分に仕掛けがあり立ち上がらないと遊べないため、赤ちゃんの立つことに対する意欲を自然に促せます。