緑豊かで静寂を感じられる熱田神宮や、一年中満開のお花を鑑賞できる観光農園 花ひろば、三河湾を一望しながらドライブが楽しめる三ヶ根山スカイラインなど、車でお出かけしたい、愛知のおすすめドライブスポットをご紹介します。
1.熱田神宮
地元の人には”熱田さん”と呼ばれ親しまれている熱田神宮は、名古屋を訪れた際にはぜひ、お参りしたい神社です。景行天皇43年創建と伝えられ、ご神体は三種の神器の一つである草薙剣(くさなぎのつるぎ)。愛知県、いや東海地方を代表する神社と言え、あの織田信長も祈願したという、名古屋を代表するパワースポットでもあります。
熱田の杜の奥深くにたたずむ本宮は、明治26年までは尾張造りの社殿でしたが、三種の神器が祀られていることから、伊勢神宮とほぼ同じ神明造りに改築されました。屋根に並ぶ柱が特徴的な建物は、なんとも厳かな雰囲気です。都会にありながら緑豊かで静寂を感じられる境内はとても広く、約6万坪もの広さ。どうぞ歩きやすい靴でおでかけください。
2.ノリタケの森
2001年にオープンした、陶磁器メーカー「ノリタケ」が運営する複合施設。緑豊かな敷地内には、ボーンチャイナの製造工場である「クラフトセンター」があり、製造から絵付けまでを間近で見ることができます。
そのほか明治から昭和初期までに製造されたノリタケ製品「オールドノリタケ」などを展示する「ノリタケミュージアム」や絵付けを体験できるコーナー、ノリタケの食器を購入できるショップ、ノリタケの食器を使用するレストランやカフェがあり、様々に楽しむことができます。
3.博物館明治村
日本のテーマパークでは第3位の広さを誇る広大な敷地に、明治時代を中心とする価値の高い60以上の建物を移築・保存しています。明治時代にタイムスリップした気分の村内では、明治時代風ドレスや矢絣・袴姿に着替えて散策するのもいいですね。もっと気軽に、衣装を着て記念撮影だけのプランもあります。
また村内では、日本で初めて開通した市内電車「京都市電」も毎日運行しています。レストランやカフェ、お土産店も充実しており、一日楽しめます。
4.犬山城
天文6年(1537年)に木曽川沿いの小高い山の上に建てられました。天守は現存する日本最古の様式であり、昭和10年(1935年)に国宝に指定。とくに最上階からの景色がすばらしく、美しい木曽川や犬山の街並み、御嶽山の絶景を360度パノラマで楽しむことができます。
そしてお城の見学とあわせてぜひ、城下町の散策も。レトロな城下町には、町屋を利用したカフェやショップが並びます。
5.香嵐渓
紅葉の名所として知られ、見頃を迎える11月中旬〜下旬ごろは特に多くの観光客が訪れる香嵐渓。赤、オレンジ、黄と、約4,000本の色づいたもみじが巴川がつくる渓谷を彩ります。特に香嵐渓のシンボルである真っ赤な「待月橋」ともみじのコラボレーションは圧巻!夜間にはライトアップも行われ、幻想的な空間をつくりあげます。
ちなみに香嵐渓のもみじは、香積寺の和尚さんが、寛永11年から時間をかけて一本一本植えてきたのが始まりなんだとか。全部で11種類ものもみじが植えられているので、違いを探しながら散策してみて。
6.愛・地球博記念公園モリコロパーク
2005年に開催された万博『愛・地球博』の長久手会場跡地を利用してできた、愛知県最大級の公園です。もっとも人気があるのは「サツキとメイの家」。映画『となりのトトロ』に登場する、サツキとメイの家を再現したもので、ジブリの世界を体感できます。
そのほか万博期間中には迎賓館であった建物を利用した「愛・地球博記念館」や、アイスショーも開催されるスケートリンク、東海エリアでは最大の高さを誇る大観覧車など、さまざまな施設が揃います。
7.竹島
陸地と島をむすぶ竹島橋は長さ387m。”縁結びの橋”ともよばれ、カップルや夫婦で訪れた際には中央を開けないようにして歩いてくださいね。竹島には283種の暖地性常緑植物が自生し、昭和5年(1930年)には国の天然記念物に指定。また島の中央部には、開運や縁結びの神様をまつる「八百富神社」があります。”竹島弁天”ともよばれ日本七弁天のひとつとされています。
8.茶臼山高原
愛知県北設楽郡豊根村と長野県下伊那郡根羽村にまたがる、天竜奥三河国定公園の茶臼山(ちゃうすやま)高原。毎年春には、標高1,358mの萩太郎山頂上付近に、色あざやかな芝桜の絨毯がお目見えします。年々規模が大きくなり、現在では22,000㎡の広大な敷地に約40万株の芝桜が咲き誇ります。
毎年5月〜6月にかけて、天空の花回廊「芝桜の丘」を開催し、イベント期間中の一部週末にはライトアップも実施されます。