神奈川県秦野市にある白笹稲荷神社は、関東三大稲荷の一つ。境内には清らかな水も湧く、パワースポットです。この記事では、名水の地で信仰されてきた白笹稲荷神社に加え、その近くにあって、こちらも湧水で作られた地元で評判のうどん屋さんをご紹介します。

白笹稲荷神社ってどんなところ?

名水百選の地にある関東三大稲荷の1つ 神奈川県【白笹稲荷神社】1.jpg
(画像=トラベルライター、トリップノートより引用)

白笹稲荷神社(しらささいなりじんじゃ)は、江戸時代には稲荷社として記録に残されていますが、創建年代は明らかになっておらず、初めの頃は小さな祠(ほこら)だったともいわれています。

ただ、白笹稲荷神社がある秦野の地は、古代に海外からきた渡来人である秦氏(はたうじ)が住んだ土地といわれており、日本に稲荷信仰を広めたのも秦氏といわれていますので、白笹稲荷神社の神様は古くから土地の人々に信仰されていた神様なのかもしれません。

茨城県の笠間稲荷神社、東京都の装束稲荷神社とともに関東三大稲荷の一つともいわれているものの、境内はそれほど広くはなく、普段はとても穏やかで、ゆったりと参拝できる神社です。ですが、神社の祭礼の日、特に2月最初の午の日に行われる初午祭には、遠方からも多くの人が訪れ大変な賑わいになります。

では、白笹稲荷の境内に入っていきましょう。

湧水が滴り落ちる手水

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(画像=トラベルライター、トリップノートより引用)

鳥居に入る前の向かって左側にある、水が滴り落ちる竹筒が手水です。竹筒に流れている水は、境内で湧いた水なんですよ。この白笹稲荷のそばには秦野市の水源でもあった湧水の池があり、清らかな水に恵まれた土地ということがわかります。

拝殿にお参り

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(画像=トラベルライター、トリップノートより引用)

境内はこじんまりとしているので、鳥居から入るとすぐに拝殿です。祈祷をしていないときは中へ自由にあがることもできるので、授与所で尋ねてみましょう。拝殿へあがるときは、神様へお尻を向けないように前向きに靴を脱ぎましょう。

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(画像=トラベルライター、トリップノートより引用)

賽銭箱のそばに、神様のおつかいとなるお狐様へお供えする油揚げをかける竹があります。稲荷神社ならではですね。

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(画像=トラベルライター、トリップノートより引用)

この拝殿、実は、中の天井絵がとっても見事なのです。東京にある歌舞伎座の舞台背景画も描かれている後藤芳世さんの絵で、迫力のある龍神様を中心に、周囲には宝尽くの絵柄などが描かれています。

知る人ぞ知るパワースポット「東末社」

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(画像=トラベルライター、トリップノートより引用)

拝殿の右、七福神のお社との間にある細い道を行くと、東末社への看板があります。ここから下へ降りて、拝殿の裏にあたる方向へいきましょう。

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(画像=トラベルライター、トリップノートより引用)

鬱蒼とした森の中には、背の高い人なら頭がかかってしまうくらいの小さな鳥居と社が。ここが草木の精霊を祀る「東末社」で、近年は知る人ぞ知るパワースポットとして、訪れるかたも多いそうです。

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(画像=トラベルライター、トリップノートより引用)

東末社の周囲には、西末社と合祀されたこれも低い鳥居の権兵衛稲荷や、たくさん並ぶ狐の像も。森の中で少し不思議な雰囲気が漂う場所です。