愛知県、三河湾のほぼ中心に位置する佐久島。人口約250名程の長閑なこの島は、80%が里山と、自然の豊かさが特徴です。また、1996年からアートによる島おこしに取り組んでいます。1年を通じてアートピクニック(島内に展示されたアート作品を巡るスタンプラリー)が楽しめるなど、さまざまなアートイベントも随時開催。愛知県西尾市にある一色港から約20分の船旅で、のんびりとアートの島を巡ってみませんか♪
アート作品を見てまわろう
1996年から島おこしの一環として、島のあらゆる場所にアート作品が点在している佐久島。観て感じる作品から、実際に体感できる作品まで、様々なアートに触れることができます。
2017年4月現在、常設展示作品は22作品。是非鑑賞しながら島を巡ってみましょう。ここでは東港側から順番に、オススメの作品4点を紹介します。
イーストハウス
島の東地区にある東屋「イーストハウス」。対岸に見える「おひるねハウス」とは対照的な白い箱(東屋)は、海と空の青さにとても良く映えます。2つの白い箱を繋ぐのは60mのベンチ。階段を登って箱の上にも上がれます。
カモメの駐車場
風の向きを見るための装置(風見鶏)の、カモメをモチーフにした作品。風の島とも呼ばれる佐久島では、風にたくさんの呼び名があります。東風は「こち」、南風を「まぜ」と呼ぶそうです。風が吹いてくる方向を見ているカモメ。その近くでは、ホンモノの鳥も同じ方向を向いていたり…?
おひるねハウス
9つのお部屋がある、おひるねハウス。梯子を登って、一番上のお部屋に上がってみたり、真ん中のお部屋に座ってみたり。人一人入れる程のスペースは、とても落ち着く空間です。
三河湾の景色や潮風、波の音をゆったりと聞きながらおひるねタイム…といきたい所ですが、一番の人気スポット。譲り合って体感しましょう。このおひるねハウス、実は2010年公開の劇場版『名探偵コナン 天空の難破船』にも登場しました。
佐久島歓迎 地福開円満
記念撮影に是非!アートと顔出し看板のコラボです。1人から3人まで、人数に合わせて顔を出したり閉じたりできるハイテク仕様。縁起物の鯛を持つか、タコになるか、名物丼を持った人魚になるか…迷いどころです。
佐久島アート・ピクニックとは
島内に点在するアート作品を巡って、スタンプを集めるラリーです。スタート/ゴール地点の西渡船場or東渡船場(どちらからスタートしてもOK)にて、スタンプシートをゲットして、参加してみてはいかがでしょうか。ただ島を巡るだけではなく、スタンプ集めのミッションも加わると、更にワクワクしますよ♪
全ての作品を巡るには、半日ほど必要。体験マップも一緒にもらって、携帯すると便利です。また、2017年10月には、島外の一色港に1作品増えるそうで、全てのスタンプを集めた方に、2017年度は12月~2月の冬期限定で、クリアファイルプレゼント企画も実施予定。
島での移動手段
西港から東港への距離が、2km(徒歩約30分)程の佐久島。島では、徒歩か自転車での移動となります。徒歩でゆっくりと巡るのも良いですし、レンタサイクルを借りて島を巡るのも、風が気持ちよいです。レンタサイクル屋さんは、西港と東港、両港とも歩いてすぐの所にあります。