まだかな、まだかなと待ち遠しい春。お日様が大好きなパリジェンヌもきっと春を待ちわびているはず。

パリジェンヌの春の装いに欠かせないアイテムと言えば、ボーダーカットソー!映画『勝手にしやがれ』のジーン・セバーグ、『なまいきシャルロット』のシャルロット・ゲンズブールのなど、憧れのパリジェンヌたちはいつもボーダートップスをさらりと着こなしていましたよね。

パリジェンヌの着こなしにかかせない!ボーダーカットソーを比べてみた
(画像=『PARIS mag』より引用)

今回は間もなくやってくる春に向けて、パリジェンヌ気分で着こなしたいボーダーカットソーを紹介したいと思います。フランスの定番ブランドから人気の無印良品まで。さまざまなブランドのボーダーカットソーを探してきました!

これぞ定番!セントジェームス

パリジェンヌの着こなしにかかせない!ボーダーカットソーを比べてみた
(画像=SAINT JAMES/左からOUESSANT”BORDER”(ECRU/MARINE)、NAVAL (NEIGE/MARINE)、『PARIS mag』より引用)

ボーダーカットソーの名門ブランドといえば、「SAINT JAMES(セントジェームス)」。1889年にフランス北部ノルマンディー地方にあるSAINT JAMES市で創設されて以来、120年以上の歴史があるブランドです。

パリジェンヌの着こなしにかかせない!ボーダーカットソーを比べてみた
(画像=SAINT JAMES/OUESSANT”BORDER”(ECRU/MARINE)、『PARIS mag』より引用)

セントジェームスのアイコン的存在である「OUESSANT(ウエッソン)」の原型はノルマンディー地方の漁師やヨットマン等の船乗り達が着ていたもの。素材やボートネックなど実用的に考えられて作られたモデルです。

パリジェンヌの着こなしにかかせない!ボーダーカットソーを比べてみた
(画像=SAINT JAMES/OUESSANT”BORDER”(左からTRIANON/BABY、ECRU/MARINE、TRIANON/ANANAS)、『PARIS mag』より引用)

目のしっかりとしたコットン100%素材は、洗濯機でガンガン洗っても大丈夫!着込んでいくことによって、だんだんと風合いも出て、肌に気持ちよくなじんでいきます。

上にカーディガンやトレンチコートを羽織ってとことんフレンチな着こなしを楽しみたい1枚です。

パリジェンヌの着こなしにかかせない!ボーダーカットソーを比べてみた
(画像=SAINT JAMES/NAVAL (NEIGE/MARINE)、『PARIS mag』より引用)

もうひとつの定番モデルの「NAVAL(ナヴァル)」は、かつてフランス海軍の水兵たちの制服であったことが名前の由来。パブロ・ピカソが愛用していたことでも知られています。

パリジェンヌの着こなしにかかせない!ボーダーカットソーを比べてみた
(画像=『PARIS mag』より引用)

上質なコットン100%の素材は、ウエッソンより糸の番手が細くやや薄手。吸湿性に優れ、洗濯を繰り返し着込んでいくことによって、さらに気持ちよくなじんでいきます。

少し広めのボートネック、胸もとと肩口の無地使い、裾のスリットなど細かなディテールで、すっきりした印象に。

パリジェンヌの着こなしにかかせない!ボーダーカットソーを比べてみた
(画像=さりげないトリコロールカラーがかわいいNAVAL/NEIGE/GITANE/TULIPE(右)、『PARIS mag』より引用)

ユニセックスでの展開なので、サイズ展開が豊富なのもうれしい。色だけでなく、サイズの違いでも印象が変わるので、その違いも楽しんでみてください。

シャルロット・ゲンズブールみたいに着たい!オーシバル

パリジェンヌの着こなしにかかせない!ボーダーカットソーを比べてみた
(画像=ORCIVAL/左からドロップショルダーのコットンロード(WHITE×ULTRAMARINE)、ラッセル(WHITE×BLUE)、コットンロード(ECRU×MARINE)、ドロップショルダーのラッセル(WHITE×BLACK)、『PARIS mag』より引用)

「ORCIVAL(オーシバル)」もフランスのボーダーカットソーを語る上で欠かせないブランド。1939年フランス・パリで誕生し、その後リヨンを拠点に製造を続けています。

パリジェンヌの着こなしにかかせない!ボーダーカットソーを比べてみた
(画像=『PARIS mag』より引用)

一般的なカットソー地に比べ、糸を非常に多く使用し複雑な構造が特徴のラッセル生地を採用。現在もフランス国内で数台しかない縦編み機で原型そのままで生産を続けている、まさにフランスの歴史が紡がれているボーダーカットソーなのです。

パリジェンヌの着こなしにかかせない!ボーダーカットソーを比べてみた
(画像=ORCIVAL/ラッセル(WHITE×BLUE)、『PARIS mag』より引用)

ラッセル生地特有のハリのある質感が爽やかな印象に。

パリジェンヌの着こなしにかかせない!ボーダーカットソーを比べてみた
(画像=ORCIVAL/ドロップショルダーのラッセル(WHITE×BLACK)、『PARIS mag』より引用)

ボーダーでもカジュアルになりすぎないドロップショルダータイプも。マリンテイスト溢れる定番のロイヤルブルー他、現在はカラーや形・素材のバリエーションが楽しめます。

パリジェンヌの着こなしにかかせない!ボーダーカットソーを比べてみた
(画像=ORCIVAL/コットンロード(ECRU×MARINE)、『PARIS mag』より引用)

オープンエンド(空紡糸)という糸で編まれた生地のタイプも定番。とても軽く、厚手で丈夫なことから、船乗りたちに長く親しまれてきたモデルです。ちなみに、フランスではこの素材のTシャツを”バスクシャツ”または”ブレトンシャツ”と呼びます。

パリジェンヌの着こなしにかかせない!ボーダーカットソーを比べてみた
(画像=『PARIS mag』より引用)

浅めのボートネックで、顔をすっきりと見せてくれますよ。映画『なまいきシャルロット』のシャルロット・ゲンズブールが着たのが、オーシバルのボーダーカットソーと言われています。ゆったりサイズのボーダーカットソーを、たるみをもたせて裾をデニムにイン。シャルロット・ゲンズブールのような、リラックスしたかわいらしさのある着こなしを楽しんでみてください。

フレンチシックに着こなしたいアニエスベー

パリジェンヌの着こなしにかかせない!ボーダーカットソーを比べてみた
(画像=agnès b./ボーダーカットソー、『PARIS mag』より引用)

パリジェンヌのマストブランドと言えば、「agnès b.(アニエスベー)」。ブランドスタート時から作っているボーダーカットソーは少しゆったり目のデザインで洗濯をしても型崩れしにくいコットン素材を使用しています。半袖や細いボーダー、太いボーダー、カラー展開などバリエーションも豊富。

パリジェンヌの着こなしにかかせない!ボーダーカットソーを比べてみた
(画像=『PARIS mag』より引用)

肌触りがよく、着心地も抜群。首元にあしらわれた細いリブが女性らしさを演出してくれます。ブラックのふんわりスカートと黒いシューズ&バッグを合わせたフレンチシックな着こなしにも活躍するボーダーカットソーです。

カジュアルになりすぎないボーダーカットソー「プチバトー」

ベビーやキッズのコレクションでその品質の良さに触れ、愛用し続けている人も多いフランスのブランド「PETIT BATEAU(プチバトー)」。

パリジェンヌの着こなしにかかせない!ボーダーカットソーを比べてみた
(画像=PETIT BATEAU/カットソー(左から、白×青、白×赤)、『PARIS mag』より引用)

自社工場で編んだピュアコットンの素材を使い、肌さわりが良く耐久性が高いことで定評があります。ショルダーボタンがかわいいアクセントに。このタイプは今季の新しいモデルで、ボーダーのラインの部分のみ針抜き加工がされ、通気性と軽やかさをもたらしています。

パリジェンヌの着こなしにかかせない!ボーダーカットソーを比べてみた
(画像=PETIT BATEAU/肩ボタンニットプルオーバー(左から、ブラック×白、白×ネイビー)、『PARIS mag』より引用)

毎年、カラーを変えながら登場し愛されているニットタイプは、両肩にピンクゴールドのショルダーボタンを配置。ニット素材とゴールドのショルダーボタンが上品な印象で、カジュアルになりすぎないボーダーカットソーをお探しの方にもおすすめの1枚です。

ボーダーを大人っぽく着こなしたいならA.P.C.

1987年にパリでメンズのブランドとして誕生した「A.P.C.(アー・ペー・セー)」。現在はメンズだけでなくレディースウェアやバッグ、雑貨なども展開しています。フレンチベーシックにストリートをプラスしたデザインが特徴です。

パリジェンヌの着こなしにかかせない!ボーダーカットソーを比べてみた
(画像=A.P.C./左から、Gabrielle トップ、Calanque トップ、『PARIS mag』より引用)

毎シーズン、ボーダーアイテムが登場しますが、17SSシーズンはこちらの2アイテム。

パリジェンヌの着こなしにかかせない!ボーダーカットソーを比べてみた
(画像=A.P.C./Calanque トップ、『PARIS mag』より引用)

広めに空いたネック部分や襟ぐりと袖口部分にあしらわれたフェイクレザー、肩のメタルボタンで女性らしく着こなせるボーダーアイテムです。ネイビーベースの細マリンボーダーでシックな印象に。素材はジャージー素材で、ゆったりと着られます。着丈が長めなので、気になる腰回りもカバーしてくれます。

パリジェンヌの着こなしにかかせない!ボーダーカットソーを比べてみた
(画像=A.P.C./Gabrielle トップ、『PARIS mag』より引用)

よく見るとホワイト×シルバーのボーダーになっているルレックスのリブジャージも。軽やかでシャイニーな素材なので、華やかな印象になり、ちょっとしたおでかけにも◎。

どちらもさらりと1枚で着て、大人っぽく決まるボーダーカットソーです。

春らしいカラーが揃うmaillot

ここからは日本のブランドをご紹介。大阪生まれのカットソーブランド「maillot(マイヨ)」は、豊富なカラーバリエーションとサイズ展開が魅力。

パリジェンヌの着こなしにかかせない!ボーダーカットソーを比べてみた
(画像=maillot/border long sleeve T-shirt MAC-001(ブラック)、『PARIS mag』より引用)

袖とボディ部分のサイドにあしらわれたステッチが「maillot」のボーダーカットソーの特徴。ドライ感のあるコットンを使用しており、サイズ展開も豊富なのでユニセックスで楽します。

パリジェンヌの着こなしにかかせない!ボーダーカットソーを比べてみた
(画像=maillot/border long sleeve T-shirt MAC-001(左から、レッド、ネイビー、ロイヤル、ブラック)、『PARIS mag』より引用)

目を引く鮮やかなカラーも魅力。細すぎず、太すぎない均等ピッチのストライプや細めの首元のトリミングなどディテールに宿るこだわりが満載です。合わせるボトムス、アウターによって、とことんカジュアルにも女性らしくも着こなせそうですね。

パリジェンヌの着こなしにかかせない!ボーダーカットソーを比べてみた
(画像=maillot/light border long sleeve T-shirt MAC-055(左から、レモン、ミント、ピーチ)、『PARIS mag』より引用)

こちらは少し薄く柔らかいコットン素材を使用したオリジナルファブリックの新作ボーダー。薄手の素材と明るい華やかなカラーリングが春にぴったり! ニュアンスのある色味が揃うので、いくつも欲しくなってしまいそう。友達やパートナーと色違いで着るのもいいですね。

“かすれ”でナチュラルに着たい無印良品

パリジェンヌの着こなしにかかせない!ボーダーカットソーを比べてみた
(画像=無印良品/オーガニックコットン太番手ボーダー長袖Tシャツ(かすれ調)白×ダークネイビー(かすれ)、『PARIS mag』より引用)

PARISmagでおなじみの「無印良品」からは、オーガニックコットンを使用したボーダーカットソーをチョイス。洗いをかけているので、着慣れた風合いになっています。

パリジェンヌの着こなしにかかせない!ボーダーカットソーを比べてみた
(画像=『PARIS mag』より引用)

よく見ると、ボーダーに“かすれ”が施されているのが今季のボーダーカットソーの特徴です。よりナチュラルに着こなすことができます。

パリジェンヌの着こなしにかかせない!ボーダーカットソーを比べてみた
(画像=無印良品/オーガニックコットン太番手ボーダー長袖Tシャツ(かすれ調)(左から、白×ダークネイビー(かすれ)、白×ブルー(かすれ)、『PARIS mag』より引用)

無印良品ならではのナチュラルな風合いのカラー展開も注目。ブルーやピンクなどこれまでの無印良品では珍しいカラーも。普段、あまり色もののアイテムを着ない…という方でも合わせやすいですよ。

ボーダーカットソーと言っても、各ブランドひとつひとつに特徴や個性があります。ぜひ、とっておきを見つけてみて下さい。パリジェンヌ気分でボーダーカットソーを着こなして、春のおしゃれを楽しみましょう。

■ブランド情報・お問い合わせ

【SAINT JAMES】
TEL:03-3464-7123

【ORCIVAL】
Bshop(ビショップ)
TEL:03-6427-3710

【アニエスベー】
TEL:03-6229-5800

【PETIT BATEAU】

【A.P.C./アー・ペー・セー】
A.P.C. CUSTOMER SERVICE/アー・ペー・セー カスタマーサービス
TEL:03-3710-7033

【maillot】
TEL:06-6244-1615

【無印良品】


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