ライター&コラムニストとして活動しているharakoです。この連載では、「女性の働き方」のヒントになるような内容をお送りしています。第23回目は、何か新しいことを始めようとした時にありがちな、マイナスに立ち向かう心持ちについて考えます。
あなたを想う“心配”の裏返し
これは私自身も何度か経験した事がありますが、何か新しい事を始めてみよう!と思った時に、「えー、大丈夫?難しいんじゃない?」「本当にできるの?やめといたら?」など、今までの自分を知っている人から否定的な意見をもらう時があります。特に、一緒に時間を過ごす事が多い友人や家族、パートナーなどから言われる事が多い傾向。
過去の自分を捨てて、新しいことにチャレンジしたい!と意気込んでいた矢先に、否定的なことを言われるのは、たとえ本人に悪気がなかったとしても、傷つくものですよね。初めて言われた時は、「もっと応援してよ!やる気あるのに!」とひねくれたこともありました。しかし、今になって感じる周りの否定的な意見の本質は“大切に想うからこそ、失敗した時の心配をしている”と言うことです。
つまり、ポジティブの裏返し言葉だと解釈できます。
人の心理① 知らないことは「危ない」と判断する
そして、私が感じる人の共通した2つの心理があります。まず一つ目は、人は自分の知識内で良し悪しを判断すると言うことです。これは、どれだけ自分より年上でも、年下でも関係ありません。ポイントは「知識量」です。
その人が、今まで生きてきて経験した“知識”。正解・不正解は関係なく、自分の基準で物事を考えた時に、「それは難しいから、やめておいたほうがいいんじゃない?」というアドバイスが出ます。そう、自分の過去の経験に照らし合わせた結果論なのです。
また、「本当に大丈夫なの?」とその物事の矢先を心配する意見は、その人の知識に無いことだと思います。人は、どんな小さなことでも初めての経験は不安がつきものなのです。