家族連れでも安心!授乳室やミルク給湯室も完備
館内は階段で移動したり、人が大勢集まるのでベビーカーは預けることをおすすめします。ベビーカー置き場は水族館内の入り口にあります。
2階のショップアクアポケット横にはベビールームも完備。授乳室は3部屋用意されています。小さなお子さんを連れていても安心です。
もちろんミルク用のお湯も用意してあります。家族そろって安心して遊びに来られますね。
閉館時間後も水族館は眠らない
大水槽「サンシャインラグーン」ですが、水槽ガラス面に魚たちがぶつかること等により細かな傷がついていき、結構目立つようになってきたのだとか。従来このガラス面(正確にはアクリル製)の内部を研磨するには、一度水槽の水を抜かなければいけませんでした。しかし、現在サンシャイン水族館では閉館後に専門業者を入れて「水中研磨」を実施しています。実はこの水中研磨は、世界初の試みとのこと。この試みにより、水槽の水を抜くこと無くガラスを綺麗にすることができるんです。
そして、この丸い機械が「水中研磨機」です。今回の作業に入っている「株式会社タデエン」が自社で開発したものなんだとか。中心に水中用のヤスリを取り付け、回転させてけずり、外周のラバー部分でゴミが外に漏れださないように受け止め、2本のホースで吸い込むという仕組みです。これにより、水槽内の水を汚すことなく作業ができます。
水中に潜った研磨師さんが研磨機で丁寧に作業をします。
細かいヤスリの作業になると、水槽の内側からでは傷の確認ができないので、外側からも研磨師さんが目を光らせて傷の場所を指示します。仕上げの細かなクスミや傷は、はっきり言って素人目には見えません。まさにプロの技ですね!
研磨師さんは、一度の作業で2時間も潜っているのだそう。体は冷えるし、全身力が入るし、ウツボが苦手だし。と、いうことで相当大変な作業ですが、休憩を入れつつ朝まで作業を行います。
「1日50センチ幅しか進まないですからねー。急がないと終わりません」と研磨師さん。
少し休んでまた作業に向かいます。6月中に作業を終わり、7月には傷一つないきれいな水槽になる予定です。
水中研磨機を開発したタデエンさんですが、今回は2号機を使っているとおっしゃるので、メカ好きな筆者は思わず「型番とかあるんですか?」と訊ねてしまいました。
「うわあ、考えておけばよかったですね」と研磨師さんは苦笑い。
現状「水中研磨機試作型ver.2」といったところでしょうか。実践を重ねて、もっと性能を上げるべく、研究中だそうです。今後の展開が楽しみです。
興味がある方はぜひ、ピカピカになった水槽を見に行ってみてくださいね。