湘南の象徴である江ノ島は、海の景色が美しいのはもちろんのこと、恋愛運が高まるパワースポットとしても注目されています。その背景には龍と天女の恋物語があり、ステキな出会いを待ち望む女性や愛を誓うカップルに大人気です。そんな魅力的な江ノ島の見どころをご紹介します。
湘南の人気の観光地、江ノ島はこんなところ
江ノ島は相模湾に浮かぶ周囲約4kmの小島で、古くから神の住む島として信仰を集めてきました。夏のイメージが強いですが、季節を問わず多くの観光客が訪れ、晴れた日には海の景色とともに美しい富士山や夕日を見ることができます。都心から1時間ちょっとでアクセスできるため、日帰り旅行として足を伸ばすには最適でしょう。
恋愛運アップ!江ノ島に伝わる龍と天女の恋物語
江ノ島は弁天信仰の地であり、そしてあちこちで龍の姿を見かけます。それはある伝説が元になっていて、恋愛運のパワースポットである理由もここに隠されています。
昔々、天災を起こしたり子供を生贄にするなど、人々を苦しめる五頭龍がいました。ある日海底爆発とともに島が現れ、空から天女が舞い降りてくると、龍はあまりの美しさに一目ぼれをしました。龍は天女に結婚を申し込みましたが、これまでの悪行を理由にフラれてしまい、諦められずに改心して人々を守ることを約束しました。
天女はその気持ちを受け入れ妻となり、龍は約束どおり災害から村を守るなどして人々を助けるために尽くしました。そして命を終えた龍は山となり、現在も地を守り続けています。この山は龍口山と呼ばれ、龍の形をした岩が天女を慕うように江ノ島を見つめているそうです。
美しい女性エネルギーが漂う「江島神社」
ステキな恋物語が描かれた江ノ島ですが、メインとなる江島神社(えのしまじんじゃ)は日本三大弁財天のひとつであり、三姉妹の女神様が祀られています。島の中に神社があるというよりは島全体が境内のようになっていて、美しく気品のある女性エネルギーが漂っています。
江島神社は恋愛運のご利益があるといわれ、恋みくじやお守りなど恋愛運に関わるアイテムを多数見かけます。またふたつの幹が根元でひとつに結ばれている「むすびの樹」では、たくさんの良縁を願うピンク色の絵馬がかけられています。まさに恋する女性の味方ですね。
パワフルなエネルギーの龍神が住む「龍宮大神」
龍宮大神(わだつみのみや)は1993年に建てられた新しいスポットであり、ドラゴンボールのシェンロンのような迫力のある龍が出迎えてくれます。この場所は、江島神社発祥の地である岩屋洞窟の真上にあたるといわれており、龍神のパワフルなエネルギーの通り道なのかもしれません。江ノ島観光には欠かせない場所のひとつです。