ドラマ『コタローは1人暮らし』(テレビ朝日系)に出演する“3人のジャニーズ”が素敵です。関ジャニ∞の横山裕さんが主演を務め、なにわ男子の西畑大吾さんが共演中の本作、第8話からはSexy Zoneの松島聡さんも登場し、個性豊かな“3ジャニ”が、ちまたの話題をさらっています。
売れない漫画家と訳アリ5歳児のハートフルコメディ
主人公の狩野進(横山さん)は、自堕落に暮らす売れない漫画家。ある日、進の隣室にたった1人で訳アリの5歳児・コタロー(川原瑛都さん)が越してきました。進は行きがかり上、彼の世話をやくことに……。
コタローは「わらわ」「おぬし」など、大好きなアニメ『とのさまん』の“殿様語”をまねて話し、本物の若殿のようにしっかりした幼児です。以前は児童養護施設にいた彼は、大人ぶっていても切ない思いを抱え、いつか母に会える日を心待ちにしている様子。
おたがい触れあううち、進とコタローの間には絆と呼べるものが芽生えるのですが……。
個性豊かな“3ジャニ”が活躍中
横山さん演じる進は、コタローと何のゆかりもない“アパートの隣人”。西畑さん演じる花輪景介は、コタローが通う幼稚園の新任教諭。そして松島さん演じる岩永佑はコタローの施設時代の仲間で、3人とも親でも兄弟でもありません。
親でも兄弟でもないのですが、三者三様の立ち位置で“まわりの大人”としての愛をコタローに向けているのです。
横山裕が演じる売れない漫画家
まず進は、フラットな大人としての愛。
最初こそコタローを面倒に思っていた進ですが、彼を子ども扱いせず、見くびりもせず、対等に接するさまがとても好もしく思えます。コタローの母が亡くなっていることを知った進は、「俺……こいつに初めて嘘つきました。こいつには悪いけど、嫌われるかもしれないけど、この嘘はつきとおすって決めた」と誓います。子どもを守るための嘘を引き受けられるのは、本当のやさしさ。
横山さんのやさしい声、微笑みながらオカリナを奏でているような温かな声が、進の誠実さとリンクします。