4.ウフラムル宮殿
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ウフラムルとはギリシア語に由来し、日本語でいうところの「菩提樹」に相当します。ウフラムル宮殿はベイレルベイ宮殿と同じく、スルタンの夏の宮殿として新市街のベシクタシュに建設されました。アブデュルメジトの時代に造られたもので、設計を手掛けたニゴアヨス・バルヤンは、オルタキョイにあるモスクを設計したことでも知られています。有名な建築家の設計であるのにも関わらず、ガイドブックにはあまり載っていない穴場の宮殿です。
ウフラムル宮殿の庭にはマグノリアの木がたくさん植えられており、春先になると多くの人が花見に訪れます。
5.チュラーン宮殿
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現在はホテルとして利用されているチュラーン宮殿ですが、元はアブデュルアジズがバルヤン一族に設計を命じて造らせた宮殿でした。オスマン帝国後期になると、スルタンは自分の治世になると先代が住まった宮殿に住まうのではなく、自身の宮殿を新たに建設することを好みました。
チュラーン宮殿はこのオスマン帝国のスルタンの風習に倣って造られた最後の宮殿。ボスポラス海峡をクルーズしているときに必ず目に留まる、存在感溢れる宮殿です。
おわりに
造られた時代によって様式が異なる宮殿は、年代別に見ていくとまるでイスタンブールが辿った歴史の縮図のようにも捉えることができます。オスマン風から徐々に西洋風に変化していく宮殿にぜひ足を運び、この街の建築の歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
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