幽霊の目撃情報や心霊現象が多発している、熊本県の有名な心霊スポットを集めてみました。熊本県内外から多くの心霊マニアや廃墟マニアが絶えない有名な心霊スポットや、地元民が肝試しに訪れる穴場のスポットなど、画像や動画を交えながら紹介していきます。

全国的にも有名な心霊スポットが多い熊本

阿蘇、天草、熊本城…自然や歴史に関する観光地が多く点在する熊本県ですが、観光地だけでなく心霊スポットが多いことでも知られています。

事件や事故、あるいは理由や謂れが分からない心霊スポットまで、心霊マニアや廃墟マニアでも背筋が凍るような怖いスポットを紹介してきます。

1. 親愛病院跡地(熊本県熊本市)

九州自動車道・植木インターから車で10分ほどの位置にある廃墟・信愛病院。あの稲川淳二さんも撮影で訪れたほど有名な心霊スポットです。入院患者や関係者の相次ぐ自殺で閉鎖されたいう噂があり、現在も老人やナース姿の幽霊・黒い影の目撃情報、心霊写真が撮れるなど様々な怖い体験談が多発しています。

現在は私有地になっており「立ち入り禁止」の看板も設置されていますが、肝試しやサバイバルゲームなど興味本位で立ち入る人が後を絶ちません。何10年も放置されており建物自体に危険な箇所が多い廃墟なので、訪れる時には遠くから眺めるだけにしておくことをおすすめします。

基本情報

住所 熊本県熊本市北区植木町米塚1188
アクセス 九州自動車道・植木インターから国道3号線を10分ほど北上。植木温泉入口信号の次の道を右折し、すぐ左折。
注意点 道が狭い、足場が悪い、街灯無し、治安が悪い、立ち入り禁止の看板有り。

2. 新堀橋(熊本県熊本市)

九州自動車道・熊本インターから熊本市街方面へ30分。県道1号線の上に走る県道303号線に架かる橋・新堀橋は、かつて飛び降り自殺の名所だった場所です。橋の高さは40mあり、その下には道路が走っています。もしも飛び降りに失敗したとしても、下を走っている車にはねられる可能性があることから、この場所を現場に選ぶ人が多かったようです。

しかし現在は、橋の両側に高い柵が付けられたことから自殺者は減っています。ここは夜でも交通量が多く、すぐ近くには有名な観光スポット・熊本城もある賑やかな場所に掛かる橋。自殺の名所であったことも忘れ去られていますが、いまも橋の麓には「救命地蔵」というお地蔵様が鎮座されています。

基本情報

住所 熊本県熊本市中央区京町1丁目
アクセス 九州自動車道・熊本インターから国道57号線・産業道路・県道28号線・県道303号経由で30分
注意点 交通量が多い

3. 田原坂公園(熊本県熊本市)

九州自動車道・植木インターから西へ20分ほどの距離にある田原坂公園は、国内最大でもあり最後の内戦といわれる西南戦争の激戦区・跡地に出来た公園です。西南戦争の資料館、官軍墓地、弾痕が残る家などがあり、昼間は多くの環境客で賑わいますが、夜になると心霊スポットへと一変します。

兵隊姿の幽霊、大人数が行進する足跡音、金属同士がぶつかる音、作戦を囁く声、はたまた馬に乗った幽霊など、数多くの目撃談が絶えません。政府軍や薩摩郡、巻き込まれた一般民など死者数は約14,000人。今も無念の死を遂げた犠牲者の霊が彷徨っているといわれ、冷やかし半分で訪れると大変怖い目にあう心霊スポットです。

基本情報

住所 熊本市北区植木町豊岡858-1
アクセス 九州自動車道・植木インターから国道3号・国道208号経由で20分
注意点 街灯少なめ

4. 金峰山(熊本県熊本市)熊本県熊本市西区河内町

九州自動車道・熊本インターから熊本市中心部を超えて西へ行くと、金峰山にたどり着きます。ここは姥捨て山だったとの謂れがあり、登山やドライブ中に怖い体験をした人が頻発しています。特に多いのが、カーブを曲がるときに聞こえる謎の声です。声に気を取られ、カーブを曲がり切れず崖の下に転落する事故もありましたので、金峰山へ行く時には、充分な注意が必要です。

他にも首なしライダーや、木の陰からじっと見つめる女性、熊本では有名な都市伝説・きんかんばばぁが出没することでも知られています。昼間は登山や遠足、ドライブやサイクリングなど、また夜は美しい夜景を見に多くの人が集まる金峰山。しかし、姥捨て山だったという謂れがある心霊スポットであることは忘れてはいけません。

基本情報

住所 熊本県熊本市西区河内町
アクセス 九州自動車道・熊本インターから国道57号・産業道路・県道28号・県道1号を経由で50分
注意点 道が狭く急カーブが多い

5. 阿蘇大橋(熊本県阿蘇郡) 

九州自動車道・熊本インターから国道57号線を阿蘇方面へ進んだ場所に、自殺の名所として有名だった心霊スポット・阿蘇大橋(通称:赤橋)がありました。橋の全長は205.9m、高さが76mある素晴らしい橋でしたが、開通直後から飛び降り自殺が頻発。この事態を重く見た自治体は、自殺を減らすために様々な努力を行っています。

赤い橋を沈静色である灰色に塗り替え、両端フェンスの高さを1.5mから2mに延長、さらに橋のたもとには「まてまて地蔵」というお地蔵様を鎮座させるなど色々な工夫を凝らしました。しかし、残念なことに自殺がゼロになることはなく、2006年の熊本地震により阿蘇大橋は崩落。現在は新しい橋を設置させる工事が続いています。

基本情報

住所 熊本県阿蘇郡南阿蘇村立野~南阿蘇村河陽字黒川
アクセス 九州自動車道・熊本インターから国道57号経由で40分
注意点 熊本地震により橋が崩壊、道も通行止めになっており、現在は工事中。対岸に行けば崖崩れ現場を見ることはできる。

6. 阿蘇観光ホテル(熊本県阿蘇郡) 

九州自動車道・熊本インターから阿蘇山上方面へ50分ほど行ったところに、かつてリゾートホテルとして繁盛していた阿蘇観光ホテル(湯の谷温泉)があります。昭和天皇が2回も宿泊したという大変豪華なホテルだったのですが、経営が悪化し1999年に閉館。20年たった現在も建物は残っており、無残な廃墟になっています。

当ホテルは1964年に火災が発生していますが死傷者は出ておらず、その後も事件や事故が起こったことはありません。それでもなぜか人の気配や話し声が聞こえるといった怖い現象が絶えません。2006年公開のホラー映画「輪廻」の撮影現場にもなったこと、また稲川淳二さんが撮影に訪れたことからも有名な心霊スポットとなり、現在も心霊マニアや廃墟マニアが多く訪れています。

基本情報

住所 熊本県阿蘇郡南阿蘇村長野2514
アクセス 九州自動車道・熊本インターから国道57号・県道299経由で50分
注意点 足場が悪い、街灯が少ない、治安が悪い