【4】青山の街中にアートを!「ワタリウム美術館」
一風変わった、でもとってもおすすめな美術館です。東京都港区青山エリアにある私立美術館で、和多利ファミリーにより運営されています。まだ美術館といえば箱モノだった頃に、美術館とは何か、新しい形の美術館を、というファミリーの独自の思いによってつくられました。
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なんといっても特徴的なのはこの尖った三角の建物!敷地がもともとこの形で、それを生かすための建築でつくられました。エントランスにある大きなホウキも、常設の作品です。
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建物内の見どころは、青山の大通りに面した大きな窓。この窓を活用した展示が多く行われています。三角の狭小スペースを生かした、不思議な形が随所にある展示スペースにも注目です。
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2021年6月までは「まちへ出よう展」という企画展が行われています。これは1995年に行われた「水の波紋95」というアートイベントを振り返るような展示になっています。青山の街中にアートを展示し、体験型でそれを見て回るというイベントで、今ならわりとよく見かけるスタイルですが、当時は画期的で前代未聞だったそう。
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現代アートの巨匠であるヨーゼフ・ボイスの枯山水をモチーフにした作品や、センセーショナルなメッセージ性で世間を賑わすアート集団・Chim↑↑Pomの屋外作品なども見ることができます。2021年4月下旬からは、青山の街に再びアート作品を展示する「水の波紋2021」も予定されており、青山の街を歩きながらアートに触れられます。
青山のストリートにアートを、という考えから、このワタリウム美術館周辺では各地でアートが展示されているのも見どころのひとつ。オシャレエリア・青山のアート巡りをしてみてはいかがでしょうか。
【5】武蔵野の自然とともに「世田谷美術館」
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砧(きぬた)公園の一角につくられた美術館。幅広い層に向けて芸術を発信し、世田谷区ゆかりの作家をコレクションの柱にするなど、地域の魅力が感じられるのが特徴です。コレクション展では近代の東京近郊の文化交流がよくわかり、またアンリ・ルソーや北大路魯山人の作品も充実しています。
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砧公園は東京都で9番目の面積(約40万㎡)で、とにかく広い!遊具スペースも充実していて子どもなら大満足、桜やバラ園もあるので大人も楽しめるので、美術館を訪れる前後に散策するのもおすすめです。
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そんな世田谷美術館の魅力は「自然環境を生かした建築」。美術館の外にあるたくさんの野外作品や、展示室であっても外の景色をいかすようにつくられた展示など、通常の箱型の美術館とは違った見どころがあります。開放的で、アートとの素敵な出会いの場を提供してくれます。
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2021年6月までは「二人のアアルト」という企画展が開催されています。アルヴァ・アアルトとアルノ・アアルトというフィンランドの建築家でありインテリアデザイナーでもあった夫妻の、洗練された北欧モダニズムデザインを堪能できます。
以下の記事で詳細を紹介しているので、チェックしてみてください。
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まとめ
アートと共に、外でのんびりと時間を過ごすことも楽める美術館をご紹介しました。花も緑もきれいな屋外エリアを活用しながら、アートとの出会いへお出かけしてみてはいかが?
提供:トリップノート
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