ねんきん定期便とは

日本では、20歳~60歳までの方は年金制度に加入するようになっています。

学生や自営業は「第1号被保険者」、会社員や公務員は「第2号被保険者」、第2号被保険者の妻は「第3号被保険者」。それぞれが加入している年金制度が異なるため、将来受け取れる年金額も変わってきます。

定期便には、それぞれの年金に加入している「年金加入期間」と、今まで納めた「保険料納付額」、現状で受け取ることができる「加入実績に応じた年金額」が書かれています。

毎年のお誕生月に届くので、「私にはまだ届いていない……」ということもありますが心配する必要はありません。また、紛失した場合などで再発行を希望する場合は、日本年金機構に電話をすれば再度、郵送してもらえます。

ねんきん定期便に書かれている内容は年齢によって違う

定期便は通常、ハガキで送られてくるのですが、35歳、45歳、59歳の方だけは、より詳細な内容が書かれている封筒タイプで郵送されてきます。

過去に勤めた会社の名前や、その時の「標準報酬月額」(ほぼ毎月のお給料)、支払った保険料の金額などが月ごとに記載されています。

定期便に書かれている「加入実績に応じた年金額」は、「老齢基礎年金額」と「老齢厚生年金額」を足したもので、第1号と第3号被保険者の期間が「老齢基礎年金額」に反映し、第2号被保険者の期間が「老齢基礎年金額」と「老齢厚生年金額」に反映します。