日本三名瀑のひとつにあげられる「袋田の滝」や、茨城県屈指の景勝地「五浦海岸」、海に浮かぶ鳥居の光景が人気の「大洗磯前神社」など、車でのお出かけにおすすめな茨城のドライブスポットをご紹介します。
1.袋田の滝
栃木県の「華厳の滝」、和歌山県の「那智の滝」と並んで日本三名瀑のひとつにあげられる「袋田の滝」。久慈川の支流滝川に架かるこの滝は、高さは120m、幅は73mの大きさを誇ります。
大岩壁を四段に流れることから「四度の滝」とも呼ばれており、四季折々にさまざまな姿を見せるのが特徴。秋には紅葉が美しく、冬には滝が凍結し神秘的。春には氷が溶け出し新緑が清々しく、夏には太陽の光にキラキラと輝く滝が、豪快に流れ落ちます。
2.笠間稲荷神社
飛鳥時代に創建され、1350年以上もの歴史をもつ「笠間稲荷神社」。庶民の神様として知られ、年間350万人以上の参拝者で賑わいます。境内にある藤樹は樹齢400年にもおよび、昭和42年(1967年)に県の天然記念物に指定されました。例年4月下旬〜5月中旬に見頃を迎え、境内が鮮やかに彩られます。
3.竜神大吊橋
高さが100m、長さは375mあり、歩行者専用の橋としては本州で最も長い橋です。橋からのバンジージャンプも体験でき、最大100mの高さからのバンジージャンプはスリル満点!
毎年4月中旬から5月中旬にかけて開催される「鯉のぼりまつり」では、竜神大吊橋のあたりに約1,000匹の鯉のぼりが泳ぎます。そして8月上旬から中旬には約500個の灯ろうと100本の竹灯りが並ぶ「灯ろうまつり」、11月上旬から下旬には「紅葉まつり」が開催されるなど、季節ごとに見どころのある橋です。
4.牛久大仏
120m(像高100m、台座20m)の高さを誇る「牛久大仏」は、なんとニューヨークの自由の女神の3倍の大きさ!5階建てになっている胎内の4・5階はふたつのフロアにわたって展望台となっており、地上85mから関東平野を一望します。
そして2階は写経空間、3階は「蓮華蔵世界(れんげぞうせかい)」という、金色の胎内仏で囲まれた部屋が広がります。また園内には浄土庭園や小動物公園も。
5.五浦海岸
太平洋の荒波に削られてできた5つの大小の入り江(小五浦、大五浦、椿磯、中磯、端磯)を称して五浦と言います。
岩の上に建つ「六角堂」は、明治38年(1905年)に岡倉天心が設計したもので、天心が読書や執筆、思想にふけった場所といわれています。生い茂る緑の松林と六角堂の朱色、そして白波のコントラストが美しく、茨城県屈指の景勝地。近くには天心記念美術館があり、また五浦岬公園からは海岸全体を眺めることができます。
6.大洗磯前神社
大洗海岸近くにある、海上安全と家内安全を祈願する古社。御社殿は平安時代前期に創建されたといわれていますが、戦乱で消失。江戸時代中期に水戸藩2代藩主徳川光圀(とくがわみつくに)が再興を命じ、3代藩主徳川綱篠(つなえだ)によって復興されました。
大洗海岸の岩礁には大洗磯前神社の「神磯(かみいそ)の鳥居」が建てられており、海に浮かぶ鳥居の光景が人気を集めています、また参道の前にそびえる鳥居周辺は、アニメ『ガールズ&パンツァー』にも登場するとあって、ファンにも人気のスポットです。
7.小貝川ふれあい公園
茨城県下妻市、小貝川(こかいがわ)に沿って広がる「小貝川ふれあい公園」。園内は、フラワーゾーン、バーベキュー場、こども広場、スポーツゾーン、ネイチャーセンター、自然観察ゾーン、パークゴルフ場の7つのゾーンにわかれています。
フラワーゾーンでは5月中旬〜5月下旬にかけ、約200万本のポピーが可愛らしい花を咲かせ、一面に花の絨毯が広がります。早朝には東の筑波山の頂上に太陽が重なる、ダイヤモンド筑波山とのコラボレーションが楽しめることも。また同じ時期には、南側の花畑では約100万本の「キンセンカ」が黄色やオレンジ色の花を見事に咲かせています。