過去の話で夫の人生が立体的に
ほかにも、ケンカした話や浮気未遂を取り押さえたときの話など、私が知っている夫とは違う一面がたくさん知れて、とても刺激的。タイミング的に私が夫の最期を看取ったことになったので、なんだか夫の人生を知った気でいましたが、実は全然知らなかったのだなと改めて実感しました。 死してなお夫の新しい面がわかり、夫の人生の新しいパズルピースをはめ込めたような、夫の姿が平面から立体になったような不思議な感覚。なんだか一瞬夫が生き返ってきたような気持ちになりました。
違う立場でも同志のよう
さらにポロリと彼女が漏らした言葉で印象的だったのは「いろいろあったけど、死んじゃうと憎しみもなくなるし、綺麗な思い出になってるんだよね」という一言。今、子どもたちが進路や人生に迷うときに「パパなら何て言うかな」と会話をよくするそうです。 私とは違う立場だけれど、この人も夫の死に対して考えたり思いをはせたりしているのだ、と思うと、なんだか同志のよう。「一人じゃないんだ」と安心感を覚えていました。 不思議な縁ではありますが、この結びつきは私にまた新しい発見を与えてくれました。これからも、彼女とはなんらかの交流を続けていけたらと思っています。もしかすると、天国の夫は苦虫をつぶしたような顔をしているかもしれませんが(笑)。 ―シリーズ「私と夫の1063日」―
<文/関由佳>
提供・女子SPA!
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