アメリカに拠点を置く、ホテルチェーンACE HOTEL(エースホテル)。どこか懐かしく、それでいて独創的で現代的なホテルを展開しています。そんな"一度は泊まりたい憧れのホテル"として世界中で人気のACE HOTELが、2020年6月京都にオープンしました。アジア&日本初上陸のACE HOTELを、筆者が実際に宿泊した写真を交えてご紹介します!
ACE HOTEL(エースホテル)とは
1999年に、アメリカ西海岸シアトルにて1店舗目をオープンしたACE HOTEL。2店舗目に開業したオレゴン州の「Ace Hotel Portland」は、ポートランドのアイコン的存在と言われるほどに有名です。
単に宿泊施設という面だけではなく、開業する土地や環境、文化に寄り添ったホテル展開をしており、カルチャー発信の場やコミュニティーの場としての面を併せ持つスポットとしても、ACE HOTELは世界で注目を集めています。アメリカ以外に、2013年にはロンドンに開業。そして2020年6月には、アジア圏初上陸ということで京都に開業しました。
ACE HOTEL KYOTO(エースホテル京都)
京都のACE HOTELは地下鉄「烏丸御池」駅に直結する複合施設、「新風館」にあります。
新風館の建物は、1926年つまり大正時代に建設され、京都市指定登録文化財第一号に登録されている「旧京都中央電話局」の跡地です。2001年から15年間、様々な店舗が入り、イベントが行われる活気溢れる商業施設でしたが、2016年に閉館。
「伝統」と「革新」の融合という商業施設時代のコンセプトを継承し、京都のアイコン的場所となるべく、再開発がスタート。2020年6月に複合施設としてリニューアルオープンしました。
旧京都中央電話局時代のレンガ壁を残しつつ、新設部分は、日本を代表する建築家、隈 研吾氏の設計により、多用されたルーバーや木組みを用いて京都の景観との調和を図っています。
またホテル内部は、数多くのエースホテルの内装を手掛けるロサンゼルスのデザインスタジオ、Commune Designによるもの。「アートや伝統工芸を通した西洋と東洋の交流が、デザインコンセプトの元になっている」とコメントしています。ホテル内の至るところでは、日本やアメリカの厳選されたクリエイターたちの作品を観ることができます。
客室
アート感溢れる客室は、3タイプのスイートルームを含む全213室。「スタンダード」タイプの客室でも30平米とゆとりのある造りです。
筆者はスタンダードルームを予約していましたが、フロントにて「ヒストリックツイン」へのアップグレードを受けました。当日、客室が空いている時などはそのようなサービスがあるかもしれませんよ。
どの客室もバスルームは洗い場付きです。部屋によっては、洗面台が2つあり機能性も抜群。筆者の宿泊した「ヒストリックツイン」も、洗面台は2つあり、友人とそれぞれ専用の洗面台として利用することができたので、朝などもスムーズでした。
アメニティーは、日本のビューティーブランド「uka(ウカ)」が手掛けたエースホテルのオリジナルを採用。天然アロマ香るシャンプーなどは、洗い心地も抜群です。