サンフランシスコでベーシックインカムのパイロットプログラムが実施されます。もしもベーシックインカムが導入されたら世の中はどうなるのでしょうか。

ベーシックインカムとは

ベーシックインカムとは最低限の所得を保障すること。コロナ禍のなか不安定な経済状況が続き、雇用不安が広がる中、注目を集めています。

サンフランシスコで実施されたベーシックインカム

アメリカのカリフォルニア州サンフランシスコ市では、130人のアーティストを対象にベーシックインカムを実施しました。2021年5月21日から月に1,000ドル(約10万9,000円、1ドル109円換算)を支給するというものです。

サンフランシスコはアメリカの中でもとりわけ家賃や物価が高いとされる場所。また、スタートアップが多い場所でもあり、アーティストも多く住んでいました。

しかし、そうした物価や家賃の高さに加え、コロナ禍により多くの芸術コミュニティが失われています。

アーティストの維持に役立てようと、パイロットプログラムとして実行されたのが今回のベーシックインカムです。

今回はアーティストのみを対象としたものですが、幅広い層に向けベーシックインカム実現に向けた動きが活性化しています。