縁結びのご利益で知られる島根県の出雲大社と同じ神様が、神奈川県秦野市にもいらっしゃいます。お守りや御朱印の授与、祈祷もお願いできますよ。自然豊かな名水百選の地にあり、境内にはホタルも生息する、出雲大社相模分祠をご紹介します。

出雲大社相模分祠って?

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(画像=トラベルライター、トリップノートより引用)

島根県にある出雲大社の神様が分霊された施設は全国にありますが、その歴史や規模で名称が異なり、中でも「分祠」は大阪など数カ所にしかありません。

出雲大社相模分祠は、明治21年(1888年)に出雲大社の神様を分霊された分院として神奈川県秦野の渋沢峠に祀られ、昭和50年(1975年)に現在地へ移り、平成3年(1991年)に分祠へ昇格しています。

島根県の出雲大社については、tripnote内の記事「縁結びの神様で有名な島根県【出雲大社】へ良縁を求めに行こう!」などをご覧くださいね。

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(画像=トラベルライター ハート型のおみくじ結び、トリップノートより引用)

縁結びのご利益と強いパワースポットとして知られる出雲大社。でも、島根県へは遠く参拝が難しい、、、という筆者のような神奈川周辺の人にとって、この出雲大社相模分祠は、とてもありがたいスポットなのです。

いろんな所に、出雲大社と同じ形

出雲大社には、他の神社ではあまり見られない様式や慣習が残ることでも知られています。この相模分祠でも、同じ様式が見られるのです。

お参りは出雲大社と同じ「四拍手」

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(画像=トラベルライター、トリップノートより引用)

多くの神社は参拝する時に「二礼二拍手一礼」が作法とされていますが、出雲大社での通常の参拝は「二礼四拍手一礼」です。相模分祠での拍手も同じ回数となっています。

注連縄

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(画像=トラベルライター、トリップノートより引用)

注連縄も、多くの神社では右から左へ縄を綯いますが、出雲大社では左から右です。これは、一般的には神様に向かって右が上位とされ左が下位とされていることから右から始められるようですが、出雲大社では逆に左が上位とされていることから注連縄も逆になっているそうです。もちろん、相模分祠でも出雲大社と同じく左から綯う注連縄です。

大社造の建物

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(画像=トラベルライター、トリップノートより引用)

建物も、出雲大社に代表される神社建築様式の「大社造」です。大社造は、本を開いて伏せたような形である「切妻」の屋根の建物で、三角の面が正面となる「妻入り」と呼ばれる形式です。

建築様式や注連縄には様々な種類や定義がありますが、わかりやすく比較できる例として他の神社を見てみますね。

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(画像=flic.kr 伊勢神宮 内宮 By Nao Iizuka、トリップノートより引用)
神奈川県にもある!【出雲大社相模分祠】で縁結びの神様に参拝1.jpg
(画像=commons.wikimedia.org By On-chan (Own work) [CC BY-SA 3.0 (creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons、トリップノートより引用)

上の左の画像は、神社建築で大社造りとよく比較される伊勢神宮の「神明造」です。妻入り屋根の傾斜している面が見える方向が道に面し、正面となっています。右の画像は、出雲大社と逆方向に注連縄を綯う笠間稲荷神社です。注連縄の左端と右端の形が、出雲大社のものとはそっくり逆になっています。