オーストリアの代表的料理といえば仔牛のカツレツ「シュニッツェル」。しかしながら、今回ご紹介するのは日本ではあまり馴染みのない「パラチンケ」という食べ物です。このパラチンケ、お食事にもデザートにもなる「クレープ」のようなものなので、日本人の口にも合いますよ。
パラチンケとは?
パラチンケは日本語で表現すると「薄いクレープ状のパンケーキ」。東欧ではメジャーな食べ物で、ハンガリーやチェコ、クロアチアでも発音は違えども同じものが食されています。パンケーキなのですが、デザートだけではなくお食事としても食べられているものです。
パラチンケの名店 HEINDL'S SCHMARREN & PALATSCHINKENKUCHL
今回ご紹介するHEINDL'S SCHMARREN & PALATSCHINKENKUCHL(ハインドル シュマーレン ウント パラチンケンクーヘル)は、パラチンケの名店として地元民にも観光客にも人気のお店です。シュテフェン大聖堂から徒歩3分というアクセスも抜群な場所にあります。
メニューには、さまざまな種類のパラチンケがたくさん
店内のメニューにはドイツ語と英語バージョンしかありませんが、お店のHPのこちらからは日本語のメニューが見られます。値段もとてもわかりやすく、お食事パラチンケ1枚なら€8.8(約1,090円)、2枚なら€13.8(約1,700円)と明朗会計です。
お食事系パラチンケは一つでも食べ応え抜群
筆者がオーダーしたのはハムとゴーダチーズのパラチンケ。熱々がテーブルに運ばれて来ます。ナイフで半分に切ってみると具がたくさん包まれています。
日本の「お食事クレープ」のグレードアップバージョンと言える「お食事系パラチンケ」。1つでもとても満足ですが、同行者と色々頼んでシェアするのもいいかもしれません。
デザート系パラチンケは安心の美味しさ
筆者がオーダーしたのは「フルーツドリーム」というフレッシュフルーツを巻いたパラチンケにバニラアイスが添えられた一皿。2枚入りで€10.8(約1,340円)でした。こちらも安心して食べられる美味しさです。
パラチンケは日本のクレープに比べるとちょっと厚みがあるので、1つでもかなりお腹いっぱいになるのが特徴です。