ドコモの携帯を使っている人にとって、dポイントは、たまりやすい仕組みになっています。d払いとdカードを使うと、さらにdポイントを貯めやすくなりますので、その方法をお伝えします。

d払いとは

(写真=PIXTA)

d払いは、支払い金額に応じてdポイントが貯まるスマホ決済のサービスです。アプリをダウンロードすることによって、d払いが可能になります。

d払いは、スマホ決済ができるだけではありません。ウォレット機能を使えば、銀行やセブン銀行からウォレットの口座にチャージすることができたり、逆にウォレットの口座から自分の銀行口座に出金したり、セブン銀行からお金を引き出すこともできます。

友達に送金することも可能で、お金だけでなく、ポイントも送ることができます。また、アンドロイドのスマホのみの対応ですが、d払いアプリでiDを設定すれば、対象になっているお店でiD払いすることも可能です。

そのほか、レストランやタクシーの予約、クーポン等が利用できるなど、ウォレット機能は多彩です。

d払いにdカードを登録してポイント2重取り

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d払いで購入したモノやサービスの支払い方法は、基本的にクレジットカード払い、あるいは携帯料金と一緒に支払う電話料金合算払いの2つです。電話料金合算払は、ドコモ回線契約者でないと選択できない上に、契約期間に応じて利用限度額が設定されています。クレジットカード払いにしてdカードを登録したほうが使い勝手が良いと言えそうです。

dカードを登録しておけば、d払いをした時、dカードから料金が引き落とされる時の2段階でdポイントが付与されます。dカードを登録する方法はd払いのアプリから設定→お支払い方法でカード情報を登録します。

d払いのお得なキャンペーンも随時チェック

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d払いでは、常に様々なキャンペーンが開催されています。例えば、「キャッシュレス・ポイント還元事業」5%還元対象かつd払い対象店舗でd払いをすると、消費者還元の5%dポイントに加えて、さらに5%が上乗せされる生活応援キャンペーンが2020年3月31日まで開催されています。

また、キャンペーン期間中の金曜日と土曜日にネットショッピングでd払いをすると買い物サイト数に応じて最大20%のポイントが還元されるキャンペーンも開催されています。

キャンペーンはエントリーが必要な場合がありますから、忘れずにエントリーしておきましょう。

d払いを利用する時の注意点

d払いは多くのネットショッピングのサイトで利用可能ですが、一部サイトにおいてはドコモユーザーしか使えなかったり、手数料が発生したりする場合があります。

例えば、アマゾンでの決済は電話料金合算払いのd払いのみ利用ができます。つまり、ドコモユーザー以外はアマゾンでd払いをすることはできないと言うことです。

また、メルカリではd払いができるものの、一回の決済ごとに100円の手数料がかかります。せっかくお得に買うのであれば、無駄な出費は避けたいものです。細かな点ですが注意が必要でしょう。

その他お得にdポイントを貯めるには

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公共料金をdカードで支払う

dカードは、利用に応じてdポイントが貯まるクレジットカードです。dポイントを貯めるなら、まずは公共料金をdカード払いにしましょう。dカードで支払える公共料金は、電気、ガス、水道、電話、放送料金、インターネット料金です。一部の電気、ガス会社の料金、NHK料金は、オンラインで支払い方法をdカードに変更できます。この機会に変更しておきましょう。

家族カードを発行したら必ず紐付けする

紐付けとは、dカードに携帯電話の番号を登録することです。これは家族カードを発行した人に特に必要な作業です。本人名義のカードは、カード発行時点でdカードと携帯番号が紐付けられています。しかし、家族カードを発行し、カード名義と回線名義が異なる場合、dカードと携帯番号の紐付けが必要です。紐付けをしないと、携帯利用料金に応じたdポイントが還元されません。

dカードには、dカードとdカードGOLDの2種類があります。dカードならポイント還元率は1%ですが、dカードGOLDの場合、ドコモの携帯とドコモ光の利用料金の10%がポイント還元されます。この還元率の高さからdカードGOLDの家族カードを作る人もいるでしょう。まずは、dカードと携帯番号が紐付いているか会員ページの「利用者情報登録」から確認してみましょう。

dカード特約店などではiD払いやdカード払いの方がお得になることも

dカードで買い物をすると100円につき1ポイント貯まりますが、特約店ではこれに加え、利用額に応じたdポイントがさらに貯まる仕組みがあります。dポイントがおまけされるというわけです。

このおまけのdポイントは、iD払いやカード決済で貯まります。d払いでは、おまけポイントが加算されないお店がほとんどなので、特約店ではdカード、あるいはiD払いで、その特約店に応じたお得な支払い方法を選択しましょう。

キャッシュレス・ポイント還元事業でさらにお得に

キャッシュレス・ポイント還元事業の対象店舗でd払いやdカードが使えると、最大5%のポイント還元があります。還元期間は2020年6月までですから、ポイント還元事業を活用して、さらにdポイントを貯めていきましょう。

文・前田菜緒(1級ファイナンシャルプランナー、FP相談ねっと 前田菜緒

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