KAT-TUNの『食宝ゲッットゥーン』(TBS系)がとばしています。この番組、なにがすごいってなんともいえない“指導社員のユーウツみ(愛)”にあふれているところが、とてもいいのです。
その雰囲気は、たとえるならこの時期の会社の休憩室。「今年の新人、どう?」「ヤル気はあるんだけど、どうも空回ってんだわ。そっちは?」「いやこっちも大変でさ……可愛いんだけどね」的に、同期の3人が苦笑しあうあの感じ……あの雰囲気に満ちている!
食のお宝ゲットバラエティ番組
「食宝~」は、亀梨和也さん、中丸雄一さん、上田竜也さんが3チームに分かれ、それぞれ幻の食材を手にして味わうという食のお宝ゲットバラエティです。
彼らが狙うのは、グルメ界最高の1冊と称され、世界の一流シェフ・評論家ら52人が共同執筆した『死ぬ前に味わいたい1001食品』にも掲載されているという、食宝の名を冠するにふさわしい珍味の数々。
初ミッションでは亀梨さんがニホンキジ、中丸さんがセンネンダイ、上田さんがニホンジカを求めて旅立ちました。
新人ディレクターをサポートするKAT-TUN兄様たち
これらを得るには、当然心強いスタッフの存在が不可欠なはず……なのですが、なんと彼らにあてがわれたのは、経験のとぼしい新人ディレクターのみなさん。普通ならタレントさんがディレクター(以下、D)の守備範囲に出張らずともいいはずが、未熟な彼らをサポートすべく、KAT-TUNは広い度量で面倒をみてあげるのです。
移動の車内でテープを回しすぎなDがいればテープやバッテリーの残量を気にかけ、取材先への手みやげがなければ用立て、はたまた自ら撮影交渉までこなし、撮れ高や見せ方の心配までするKAT-TUN兄様たち。
ベテランのアイドルですから、「それは自分の仕事じゃない」と線を引いても通りましょうが、肩をすくめつつよき番組づくりに務める彼らは、社会人として素敵だし、スペシャルナイスの一語につきます。KAT-TUNは「こうしたほうがいいのでは」というアドバイスはしても、“命令”したり、Dが決めるべきことを自分が決めたりもしません。
もたもたする後輩につい声を荒げたり、自分に従わせてしまうような人には、彼らの接し方がよい学びになるのではないでしょうか。
チームワークに心打たれる
めざすは貴重な“食宝”をゲットすること……ではあるのですが、苦労の果てにKAT-TUNが手にした食のすばらしさを識ることはもちろん、本当の宝は彼らが担当Dたちと築く信頼関係や、若いスタッフの人間的成長が叶える企画の広がりといった“チームワークがもたらすごちそう”なのではないでしょうか。
これを私たちは、目で耳で、たっぷりと味わわせてもらう。
まだ新米で、海のものとも山のものともつかないD陣を、KAT-TUNがどう導き、鍛えあげてゆくのか。厳しさの中にも温かいやさしさがブリバリ垣間見えてしまうのが、隠しようもない彼らの小粋さです。
3人が、それぞれのチームをいかにおいしく育ててゆくか? 垂涎しつつ、見守りたいと思います。
<文/みきーる イラスト/二平瑞樹> みきーる ジャニヲタ・エバンジェリスト。メンタルケアカウンセラーⓇ。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック“女子マインド学”を提唱。著書に『ジャニ活を100倍楽しむ本!』(青春出版社)『「戦力外女子」の生きる道』他。Twitterアカウント:@mikiru、公式ブログ:『ジャニヲタ刑事!』
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