勉強場所としてカフェを選ぶ人が増えている
家で集中できない…
新しい年になり、今年こそ資格を手にいれよう!今年こそ英語を習得しよう!と意気込んでいらっしゃる方も多いかもしれませんね。教材も揃えて、休日机に向かってさあ始めよう!と取り掛かったあとすぐに、「なんだか集中できないなあ…」と思われる方も多いかもしれません。せっかく全てを取り揃えたのになんだかなあと、諦めて結局終わってしまうことも少なくありませんよね。
もちろん自宅の方が集中できるという方も多いと思いますが、中には自宅以外での勉強・作業の方が捗るという方もいらっしゃいます。その原因として考えられるのは、家にはたくさんの誘惑があるということ!ドラマや映画が見られるテレビやパソコン、スマホ、雑誌、ゲーム…家にはあなたの好きなものが全部用意されています。
そして食べ物や飲み物もいっぱいありますよね。冷蔵庫を開ければ、あなたの好きなお菓子や飲み物が一通り用意されていることでしょう。「集中できないし、先にご飯を食べよう」と休憩のつもりが、ご飯を食べながらテレビやパソコンでドラマを見続けてしまったり… 家には、自分を怠けさせてしまうたくさんの誘惑があります。自宅で仕事や勉強をするためには、鉄壁の自律精神が必要です。
自分にはそれが難しい!という方におすすめなのがカフェなど別の場所に場所を移すことです。カフェ勉強にはもちろんメリットデメリットがありますが、いいこともいっぱい。今回は、カフェでの勉強がオススメな理由をご説明していきましょう!
家ではないけれど落ち着ける場所
「サードプレイス」という言葉を聞いたことはありますか?スターバックスなどコーヒーチェーンが提唱する言葉でもあるので聞いたことのある方も多いと思います。「サードプレイス」とは、「家と職場の間の第三の居場所」という意味合いで説かれる言葉。1989年にアメリカの社会学者が使い始めた言葉で、地域の人々が身近で日常的に集まれる場、「Third place」の大切さを説いたものが始まりです。時代が進んで行くにつれて地域のふれあいの場が少なくなり、会話も少なくなりました。そんな場所が必要だということです。
カフェブームがブームを超えて定着し、日本人の日常にも当たり前にコーヒーショップがある現在。まさに地域の人々が気軽に集まれる場所が復活しつつあるのでしょう。
カフェでの勉強は、どうしても「個」として集中しなければいけません。そういう意味でカフェ内で物理的な他人との関わりはないのですが、同じ空気感に知り合いではない地域の人々がいるという状況は、良い事といえます。仕事の場合、カフェの人の往来を見ているだけでも、家の中にひきこもって、延々と作業をしているだけでは生まれないアイディアもうまれるかもしれません。そしてなにより、自分が孤独だという悲観的な思いに苛まれる事もないでしょう。今やカフェではたくさんの人が勉強をしています。自分と同じような状況で頑張っている人々を見ると、サボりたい気持ちを払拭する事もできます。カフェでの勉強や刺激は、常に外からの刺激を感じる事でいろいろなアイディアを生むでしょう。
カフェで勉強をすることによるメリット・デメリット
カフェでの勉強や仕事をオススメする中で、もちろんメリットやデメリットがあります。ここからはそれらをご説明してくことにしましょう。
カフェ勉強のメリット
カフェでの勉強や仕事ではどんなメリットが期待できるでしょうか?簡単にピックアップしていきます。
- 誘惑が少ないので集中力が高まる。
- 周りに常に刺激を感じる。
- コーヒーの香りがリラックス効果を生む。
- 活気が活力をあたえてくれる。
- 孤独感がなくなる。 簡単にいうとこのような効果があります。一つずつ見ていくことにしましょう。まず、「集中力」という点。これは、最初にも述べたことの補足にもなってしまいますが、自分の好きな物で溢れかえった家とは違い、カフェでは誘惑はコーヒーやスイーツといった食べ物だけ。しかも有料なのでたくさん買いたいという気持ちはおきないでしょう。「疲れたなあ…」といってすぐに食べ物に手を出してしまったり「テレビみてリラックスしようかな」といった魔がさすこともありません!(最近は、スマホやパソコンでも動画を見ることができますが、集中して勉強に取り組みたい時期には、一定期間それらのアプリは削除しておくことがおすすめです。)
次に「周りの刺激」という点。大前提として、カフェにはたくさんのお客さんがいます。一人でゆったりコーヒーを楽しむ方もいれば、お友達で楽しくおしゃべりをされている方もいらっしゃるでしょう。そういった周りの状況は、無意識のうちに活力をあたえてくれています。また、自宅でありがちなのが「だらだら勉強」。朝起きて、休日だしなあとパジャマのまま長く時間を過ごしてしまう方も多いかもしれません。自宅だとパジャマのまま勉強してしまう方も少なくないのではないでしょうか。その点、カフェで長時間過ごすにあたって、着替えをしたりきちんとメイクをしたりと、自分にメリハリを与えることができます。
また、カフェにはリラックス効果もあります。笑顔で対応してくれる店員さんとの会話もその一つですが、なによりコーヒーの香りはアロマとしても効果が絶大!空間全体にあふれるコーヒーの香りが、疲れを癒してくれるのです。
最後に「孤独感がなくなる」という点。自宅での勉強は、どうしても孤独感に苛まれます。常に自分一人で、「今日一日誰ともしゃべっていないけど大丈夫だろうか…」と心配になってしまうことも。そんなときカフェでの勉強は、常に周りに人を感じる事でそういった孤独感をなくすことができるでしょう。ご紹介してきたように、カフェでの勉強には効率を高めるたくさんのメリットがあるのです。
カフェ勉強のデメリット
逆に、デメリットはどんなことでしょうか?
- 居る時間が限られている。
- 隣に騒がしい人が来た場合、集中力がそがれる。
- お金がかかってしまう。 こちらもひとつずつ見ていくことにしましょう。まず、カフェで勉強できる時間について。こちらはのちほどとりあげる話題でもありますが、カフェでの勉強においてネックになるのがこの「時間」です。もしあなたが常に満席の飲食店で働いていたとして、お客さんの回転数をあげたいと思うのがビジネスとして当たり前の心理ですよね。特にカフェの場合、客単価は1000円以下です。そこで、300円のコーヒーを買っただけで4時間席を独占している客がいれば…それはお店の方からすれば非常に迷惑な客だと思われてしまうでしょう。
このように、カフェでの勉強は、お店の状況をしっかりと把握しておく必要、そしてそれに伴って席を立つ柔軟性が必要になります。そして、もし空いていたとしても常識的に3時間以内には席を離れましょう。この点は、4-5時間まとめて勉強したい人にとっては、デメリットにあたるかもしれませんね。そういう方は、図書館などもともと長時間利用することを前提にしている場所を使うことをお勧めします。
次に、「お隣の席」に関して。カフェはいろいろなタイプのお客様が来ます。特に、チェーン店では、お客様の幅はママさん、サラリーマン、ご年配の方、そして学生、ととても広いものですよね。たまに騒がしく会話をする人々が隣にくることもあるでしょう。特にカフェは席と席の幅が小さいので、本当に近くで大騒ぎされている気分になるかもしれませんね。そこは、致し方ない点です。カフェはもともと会話やふれあいを楽しむ場。そういう場所に居るという覚悟を持って、カフェでの勉強に臨む必要があります。
また、頭がいたい問題としては「お金がかかってしまう」という点。チェーン店といえどもコーヒーは高価です。連日の勉強となってしまうと一ヶ月で考えると非常に大きな出費といえるでしょう。このように、カフェ勉強にはいくつかのデメリットがあることも把握しておきましょう。