機内食といえば飛行機の楽しみの一つという方も多いかもしれません。CAからすると、その人の人となりが分かるきっかけになる場合もあるのです。元CAの印象に残った、機内食時の対応が素敵なお客様と残念なお客様のエピソードをご紹介します。

さりげなくCAを助けてくださった素敵なお客様

エコノミークラスでお食事を配る担当になると、困るのがお食事のチョイスです。

飛行機の限られた空間では搭載できる機内食の数には限りがあるので、お好みのお食事を全てのお客様に選んでいただけないことがあります。

一人のお客様が「今日はビーフとチキンどちらが人気なの?」と質問されたので、「ビーフです」とお答えすると「僕はあまのじゃくだからチキンにしよう」とチキンを選ばれました。

チョイスが足りるようにさりげなく気配りをしてくれた素敵なお客様は、とても印象的でした。

レディ―ファーストな素敵なお客様

女性のお客様と二人連れでビジネスクラスにご搭乗された男性のお客様。

お食事のチョイスを伺っていた時、女性はこれから外国に行くから和食にしようか、それともお魚がおいしそうだからどちらにしようか迷っていらっしゃいました。

ご自分はすでにビーフを選ばれていたお客様ですが、迷っていらしたお連れの女性のために、自分のお食事のチョイスを変えて和食とお魚をオーダーされました。

CA側からするとサービスがスムーズに運び気持ちがよいですし、またレディーファーストでとても紳士的なお客様として今も印象に残っています。