かつては機関車が走っていた、JR福知山線の廃線敷。長らく立入禁止でしたが、2016年秋に自己責任の元、ハイキングコースとして一般公開されました。武庫川の渓谷沿いを進むハイキングコースは全長約4.7㎞で、トンネルあり、橋ありの楽しい道のりなんですよ。今回は親子で楽しめる、JR福知山線廃線敷ハイキングコースについてご紹介いたします。
JR福知山線廃線敷ハイキングコースをご紹介!
今回のハイキングコースは、JR生瀬駅からスタートして、以下のコースを辿ります。全長約4.7㎞、所要時間約2時間が目安ですが、お子様でも歩ける平坦なコースとなっています。
JR生瀬駅
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名塩川橋梁(ハイキングコース入口)
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北山第一トンネル
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第二武庫川橋梁
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JR武田尾駅
JR福知山線廃線敷ハイキングコースの見どころは?
こちらのコースは、四季折々、ステキな景色を見られるということで、見どころも多いんです。そんなハイキングコースの細かい見どころ、攻略ポイントなどをご紹介いたします。
まずはここからスタート!JR生瀬駅
JR福知山線廃線敷ハイキングコースに行くには、まずJR生瀬駅に行きます。JR生瀬駅は宝塚駅の隣の駅で、大阪からは約40分ほどです。
ハイキングコースにお手洗いはありません!必ず駅で済ませておきましょう。駅からコース入口までは徒歩20分ほど、改札を出たら右に進んでください。すぐに小さなスーパーがあります、ここが最後のお店です。お水やお菓子、おにぎりなどをここで購入するのも良いでしょう。
名塩川橋梁からハイキングコースの始まり!
赤い名塩川橋梁が見えたらハイキングコーススタートです。右手には武庫川渓谷が広がり、とっても涼しげ。渓谷を見ながら歩くのはとっても気持ちいいです。紅葉の季節は訪れるハイカーも多く、大変賑わっています。
昔の風景を想像!哀愁漂う廃線敷
ハイキングコースですが、かつては機関車が走っていた線路です。至る所に、昔を彷彿とさせる線路跡が残っていて雰囲気がありますよ。
ここではどんな電車が走ってたのかな〜とか、どんな風にお仕事をしていたのかな〜、などと当時を想像しながら歩くと、なんだかノスタルジックですよね。写真を撮るのが好きな方もきっとここは楽しいはず。
探検気分!北山第一トンネルをはじめとする特色ある6つのトンネル
こちらのハイキングコースでは、北山第一トンネルをはじめ6つのトンネルが出てきます。どのトンネルもそれぞれ特色があって冒険心が高まります。
トンネルは一番長いもので400m以上もあり、しかも直線ではなくカーブになっているため入口から出口が見えません。そして電気もないので、真っ暗。懐中電灯は必須です。地面には線路があったり、壁に枕木が立てかけてあったりとつまづく要素も多く、また水たまりが出来ていることもあるので足元には十分お気をつけください。
お子様連れの方は、はぐれないようにしっかりと手を握ってトンネルに入りましょう!真っ暗闇に入るのは少し恐怖感を抱きますが、出口が見えるととてもホッとします。そんな緊張感がたまりません。
かっこ良く、写真映えする橋!第二武庫川橋梁
3つ目の「溝滝尾トンネル」を抜けたら見えるのが「第2武庫川橋梁」です。トンネルを出たらいきなり目の前に現れてど迫力!自然いっぱいの景色と、赤い橋がなんだかカッコよく見えます。紅葉の季節は、風情もひとしおですよ。写真では橋の前に網がかけられていますが、2019年現在は、橋が修復され橋の上を歩けるようになっています!