哲学者ニーチェの名言をご紹介!

ニーチェという人をご存知でしょうか?19世紀のドイツの哲学者で、「神は死んだ」で有名な人物です。哲学というと難しそうですし、哲学の本を開く機会なんてそうないですよね。

ですがニーチェの名言には、人生を前向きに生きるヒントや、思い込みから抜け出させてくれるようなものが多くあるのですよ。

今回はそんなニーチェの名言について《愛》《友達》《仕事》のカテゴリ別にご紹介します。わかりづらい名言も解説しますので、気軽に読んでくださいね。

哲学者ニーチェの名言《愛》

「ニーチェ」の名言が人生を前向きにする。愛・友・仕事にまつわる言葉のまとめ
(画像=pixabay.com Folkより引用)

恋人の愛、夫婦の愛、家族の愛、愛にも色々ありますが、愛に悩んだことの無い人はいないはずです。幸せな時は良いのですが、愛は時に人を絶望のどん底に叩き落とすこともあります。

ここでは、そんな愛に悩む人に贈りたい、ニーチェの愛に関する名言をご紹介します。ニーチェの言葉は時に鋭く、耳が痛いと思うような内容の名言もありますが、ハッとさせられるものばかりです。良薬は口に苦しと思って、しっかりとその意味を心に刻んでくださいね。

哲学者ニーチェの名言:愛の終わりが怖い時に

愛が恐れているのは、愛の破滅よりも、むしろ、愛の変化である
出典:https://meigen-ijin.com/

幸せな時なのに、ふと愛の終わりが恐ろしくなったり、相手との関係が上手くいかず、このまま終わってしまうのかなと、寂しくなったりする時に思い出したい言葉です。

確かに愛が破滅してしまえば、新しい愛を探しに行くことができますが、愛が変化した場合はそれに対応する必要があります。その変化が自分の望む変化でない場合は、その方が辛いですよね。そう考えると、私たちは愛の終わりを恐れなくても良いのかもしれません。

哲学者ニーチェの名言:愛されたい時に

愛されたいという要求は、自惚れの最たるものである
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恋人間であれ家族間であれ、愛したい・愛されたいのバランスが崩れて、愛されたい気持ちが高まりすぎると関係が崩れてしまいます。そんな時に、少しキツイ内容ですがよく効くニーチェの名言です。

確かに自分の望むままに、相手から愛されたいというのは自分勝手ですし、それが当然だなんて思うのはそれこそ自惚れですよね。自分の愛情のバランスが取れないことで、人間関係が崩れてしまった経験があるなら、肝に銘じたい言葉です。

哲学者ニーチェの名言:結婚で大事なこと

愛の不足ではなく、友情の不足が不幸な結婚生活を作り出す
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「愛するもの同士、結婚したはずなのに何故かギスギスしてしまい辛い…」という時に思い出してほしいニーチェの言葉です。

愛は求めあい、与えあうものですが友情は譲りあうこと、認めあうことですよね。結婚というのは愛する2人を結びつけるものですが、上手く結婚生活を送っていくのには、そういった友情的な部分の方が大切なのかもしれません。せっかくご縁があって結ばれたのですから、友情を意識して、幸せな結婚生活にしていきましょう。

哲学者ニーチェの名言:表面ではわからない

表にはさながら悪意のごとく振舞う、気位の高い慈愛もある。
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冷たくそっけなかったり、逆に口うるさいなんて感じたりするような人が周りにいませんか。そんな態度をとられると、もしかして嫌われてしまっているのかと悩んでしまいますよね。そういった人に贈りたい、ニーチェの名言です。

悪意があるように思えてもその奥には実は愛がある、という素敵な言葉です。もしかすると相手はそんなプライドが高く、不器用な人なのかもしれません。あなたのほうから、歩み寄ってみてはいかがでしょうか。

哲学者ニーチェの名言:別れに傷ついた時に

愛の終わりはいつも善悪を越えたところで起こる。
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相手の浮気や心変わりで別れることになると、深く傷つきますよね。「私の何がいけなかったんだろう…」なんて悩みを抱えてしまう前に、この言葉を思い出してください。

ダメだとわかっていても違う人を好きになってしまったり、あるいは急に相手への愛情が冷めてしまったりするのは感情の問題であって、行いが良かった悪かったというのはまったく関係がありません。反省するのは悪いことではありませんが、自分を責めず前を向いていきましょう。

哲学者ニーチェの名言《友達》

「ニーチェ」の名言が人生を前向きにする。愛・友・仕事にまつわる言葉のまとめ
(画像=pixabay.com Folkより引用)

人は一人では生きていくことはできず、必ず他人とのかかわりを持ちながら人生を歩みます。また人生を幸せなものにするためには、友達は不可欠だという人もいらっしゃることでしょう。ですが、その人間関係全てが順調とはいかないものです。

ここではそんな時にこそ知りたい、友達に関するニーチェの名言をまとめてみました。良き友達であるためのコツや友達関係を維持するためのヒントが隠されているので、ぜひ参考にしてくださいね。

哲学者ニーチェの名言:友達でいるということ

もし君が悩む友を持っているなら、君は彼の悩みに対して安息の場所となれ。だが、いうならば、堅い寝床、戦陣用の寝床となれ。そうであってこそ君は彼に最も役立つものとなるだろう。
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自分にとってどうでもいい人ならば、揉めると面倒なので肯定的なことしか言わないですよね。逆に友達には、相手を思うからこそ批判的なことを言ったり、注意したりすることもあるでしょう。

友達にそういったことを言われた時は、まずこの名言を思い出してみてください。指摘されるとイライラしますが、その言葉はきっとあなたが大切だからこそ友達が言ってくれたはずです。耳を傾けるようにすれば、より良い自分になれるかもしれません。

哲学者ニーチェの名言:秘密に関する言葉

話題に窮したときに、自分の友人の秘密を暴露しない者は稀である。
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こちらは少し怖い、ゾッとするような友達に関するニーチェの名言です。確かに、久しぶりに会った友達との会話に困って、共通の友達の噂話をしたり、秘密を暴露したりすることはよくありますよね。

「暴露しない者は稀」なのですから、自分自身も信頼して打ち明けた秘密を誰かに話されている可能性もあります。話す前に本当に信用しても良いのか、あるいは知られても構わないところだけ話すなど、見極めたほうが良いのかもしれません。

哲学者ニーチェの名言:良い友であるために

友たるものは、推察と沈黙に熟達した者でなければならない
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自分自身が相手にとって良い友達でいるために、ニーチェの名言です。確かに友情関係を続けるには、相手の立場になって考えたり、相手の気持ちに配慮して接することは重要ですよね。また友達を守るために悪い噂に流されず、口をつむぐこともあるでしょう。

大人になると、忙しくなったり、それぞれまったく違う環境になったりして、友達でいるのには努力が要ります。「推察」と「沈黙」を意識して、末永く友情を育んでいきたいものです。

哲学者ニーチェの名言:時には孤独も

孤独を味わうことで、人は自分に厳しく、他人に優しくなれる。いずれにせよ、人格が磨かれる。
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友達に依存してしまいがちな人に、ぜひ知って欲しいニーチェの名言です。孤独を恐れずにそれを味わうことで、人間として成長できるという意味の言葉です。

一人になってみて、自分をゆっくりと見つめなおす機会を持ち、そして寂しいからこそ他人のことを思いやる気持ちが自然とわいてくるので優しくなれるのでしょう。孤独は決して悪いものではないのだと思えてきます。たまには、一人で過ごす時間を作ってみるのも良いかもしれません。

哲学者ニーチェの名言:意思疎通の要

人が意見に反対するときはだいたいその伝え方が気に食わないときである。
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友達や人間関係のコミュニケーションにおいて、覚えておきたいニーチェの名言。意見が問題なのではなく、言い方や伝え方の問題だという、目からうろこの面白い言葉です。

自分自身の意見を否定されているわけではないのだ、と思えると心が軽くなって、より発言しやすくなりますよね。この言葉を参考に、自分の希望や考えを通したい時には、まずは伝え方を丁寧にするということを心がけると、より人間関係がスムーズになるはずですよ。