今、小学校6年生になる次男がおりますが、小学校の6年間を通じて「将来」まで見据えた時にいくつか疑問を持っている学校の教育方針があります。
それは、「カタカナ」「ローマ字」の学習時間が極端に少ないこと、パソコン授業のお粗末さ、そして「字を正しく書く」ための基礎的な訓練が足りないことです。地域や学校(特に公立と私立は違いますが)によって差があるようですが、それでも一般的にこれらの授業時間数は少ないと感じます。
たった1時間でカタカナ終了!?
極端な例ですが、授業で「カタカナ」の時間が1~2時間しかないという学校を知っています。ウチの子どもたちが通う小学校はもう少し多かったようですが、でもそれまでの「五十音(ひらがな)」にはやたら時間をかけた割には、カタカナは本当にあっという間でした。
カタカナは1年生の授業ですから、宿題もそう多く出ません。家庭でなおざりにしていると、子どもは「ツ」と「シ」を間違えたままだったり「ヲ」が書けなかったり、「ブシュッ」という擬音のような単語が綴れなかったりします。
ちなみにですね、中学受験のいわゆる難関校でも
「エアコンの本来の言葉をカタカナで答えなさい」
といった(実際はもっと難しいのですが)問題が出てきます。塾でこの類の問題を出してみると「言葉以上にまずカタカナがきちんと書けない子がいる」のが問題となっています。
受験はともかくとしても、カタカナは大人になれば書けて当然です。カタカナを習い始めたとわかったら、必ず親が宿題なりを見て、きちんと書けているかを確認し、また子どもの話などからちょっとしか学習していないとわかったら、家で徹底的にカタカナを学ばせるように注意した方がいいと思います。
ローマ字学習の謎
続いてはローマ字です。ローマ字は小学校3年~4年で習います。こちらも、授業数はせいぜい3~4時間程度ではないでしょうか。ローマ字は中学校でも改めて学習はするのですが、小学校での授業数は少ないのでこちらも親のフォローが必要です。
ローマ字の場合、不思議に思っているところがあって、子どもが今習うのはヘボン式(「つ」はTSUの表記)ではなく、訓令式というのか(TU)と書かせるんですよね。
でも、例えば駅の地名表記等、街にあふれるローマ字を見るとヘボン式です。なぜ、学校では訓令式なのだろうなぁ? と謎のまま、子どものローマ字ドリル学習を見守っていましたが、訓令式だと私もワケがわからなくなり間違えてばかりいました。
ローマ字はパソコン入力とも繋がってきます。多くの人がローマ字での入力をしているかと思いますが、最近の子はタブレットからスタートするので「ひらがな入力」になれていますね。パソコンもひらがな入力に切り替える方法を知っている次男など、あっさりその方法で入力していますが。
とはいえ、基本的にはローマ字入力が主流ですから今後、中学高校と進む事を前提に考えると、やはりローマ字も出来るようになっておく方が安心です。