武家屋敷や蔵造りの美しい街並みが残る町、秋田県・角館。歴史の面影を感じるスポットから、江戸時代に創業した蔵元で絶品グルメが食べられるお店まで、見どころ満載!春はシダレザクラ、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、季節を問わず楽しめる「みちのくの小京都」・角館観光の楽しみ方をご紹介します。

【1】角館のメインストリート「内町の武家屋敷」散策を楽しむ!

座敷に上がって見学できる「武家屋敷 石黒家」

武家屋敷と蔵造りの町並みを歩く!秋田・角館観光の楽しみ方5選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

江戸時代、秋田の地を治めた佐竹家。その佐竹家に仕えた、武将の邸宅が残されているのが「内町」です。

なかでも「石黒家」は、江戸時代、この地を治めていた佐竹家に仕え、主に財政を担当する勘定役についていました。江戸時代末期に建造された母屋など邸内の一部を、座敷に上がって見学できます。

武家屋敷と蔵造りの町並みを歩く!秋田・角館観光の楽しみ方5選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

邸内では、ご家族やスタッフが石黒家の歴史と邸内について解説します。邸内の隙間には亀の透かし彫りが見られ、光が当たると亀の姿を映し出します。解説後は、展示室で甲冑や書物など、石黒家ゆかりの資料をチェックしてみて。

お土産が買える「角館歴史村・青柳家」

武家屋敷と蔵造りの町並みを歩く!秋田・角館観光の楽しみ方5選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

「青柳家」は石黒家と同様、佐竹家やその前の芦名家に仕えた家柄。約3,000坪の敷地内には母屋をはじめ、青柳家ゆかりの武具や文献を展示する武器庫、さらに解体新書の人体解剖図を描いた画家で秋田藩士・小田野直武(おだのなおたけ)の作品などが展示されています。

武家屋敷と蔵造りの町並みを歩く!秋田・角館観光の楽しみ方5選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

また敷地内にある秋田郷土館では、秋田の伝統工芸品のひとつ「イタヤ細工」の実演を見ることができるほか、かわいい雑貨も買えます。そのほかに、ハイカラ館にあるカフェでひと休みできるなど、見学だけでなくショッピングやグルメも楽しめます。

【2】「角館樺細工伝承館」でシダレザクラ鑑賞と樺細工の作品を楽しむ

武家屋敷と蔵造りの町並みを歩く!秋田・角館観光の楽しみ方5選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

「樺(桜皮)細工(かばざいく)」とは、桜の木の皮で作った角館の伝統工芸品。その作品を見学したり、町の歴史を学べるスポットが「角館樺細工伝承館」です。館内では職人による樺細工の実演が見られるほか、角館の町の発展に関わった資料や、水車式発電機などの展示を楽しめます。

武家屋敷と蔵造りの町並みを歩く!秋田・角館観光の楽しみ方5選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

見学後は、1階にあるショップで樺細工を使ったオリジナルグッズを買えます。キーホルダーやストラップ、名刺入れなどを販売しています。

武家屋敷と蔵造りの町並みを歩く!秋田・角館観光の楽しみ方5選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

毎年4月下旬になると、伝承館周辺にはシダレザクラが咲きます。内町武家屋敷通りの中でも一番早く開花をするため、咲き具合を判定する標準木に指定されています。角館で桜を見たい方は、ぜひ訪れてみて。

【3】商人が暮らした外町で蔵めぐりを楽しむ!

角館を代表する醤油蔵「安藤醸造 本店」

武家屋敷と蔵造りの町並みを歩く!秋田・角館観光の楽しみ方5選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

角館駅から、歩いて10分ほどのところにある外町(とまち)。明治から大正時代の店舗や、土蔵などが現存しています。中でも代表するスポットが、江戸時代末期に創業した「安藤醸造」。味噌や醤油などの調味料や、麹、秋田で有名な漬け物「いぶりがっこ」などの加工品も販売しています。

武家屋敷と蔵造りの町並みを歩く!秋田・角館観光の楽しみ方5選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

入口付近には、安藤醸造が味噌や醤油の醸造で使用している井戸水が流れており、飲むこともできます。

武家屋敷と蔵造りの町並みを歩く!秋田・角館観光の楽しみ方5選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

店内では麹や醤油の購入だけでなく、町の指定文化財の蔵座敷を見学できます。きらびやかな襖絵を見られるほか、文庫蔵では安藤醸造で作った、いぶりがっこやだしを試食できます。秋田を代表する醤油蔵で、伝統の調味料や加工品を買ってみては?

明治時代に建てられた「あきた角館西宮家」

武家屋敷と蔵造りの町並みを歩く!秋田・角館観光の楽しみ方5選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

西宮家は、佐竹家の家臣団の中でも重きをなした家柄のひとつ。明治時代後期から大正時代にかけては、地主として繁栄しました。その時代に建てられた、5棟の蔵と母屋がカフェやレストラン、史料館として利用されています。

武家屋敷と蔵造りの町並みを歩く!秋田・角館観光の楽しみ方5選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

「米蔵」は現在、和雑貨のお店として利用されており、桜皮細工や藍染めの洋服やバッグなどおしゃれな雑貨、角館のお土産を販売しています。ここで、お気に入りのアイテムやお土産を見つけてみましょう。

商家の風情を無料で見学できる「たてつ家」

武家屋敷と蔵造りの町並みを歩く!秋田・角館観光の楽しみ方5選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

明治33年(1900年)に建てられた、田鉄(たてつ)家の商家。現在は樺細工を使った小物や、アクセサリーや工芸品を販売しています。また、予約をすればアンティーク着物の着付けをしてもらえます。おしゃれな着物を着て、角館の武家屋敷通りを散策してみるのもおすすめです♪

武家屋敷と蔵造りの町並みを歩く!秋田・角館観光の楽しみ方5選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

また、田鉄家の生活用品や樺細工などを展示した外町史料館も併設。ショッピングや着付け体験の前後に、ぜひ見学してみて。