今回は、事務系職からのキャリアチェンジに繋がる資格をピックアップ! 社長や役員のサポートに欠かせない「秘書」にも活用できる「秘書技能検定」、人事や労務のスペシャリストになるための「社会保険労務士」の資格について調査しました。
秘書としての能力を身につけキャリアチェンジ!秘書技能検定
秘書検定とは?
秘書検定とは、実務技能検定協会が運営・実施する検定で
①秘書として、上司の身の回りの世話や仕事のサポートする為の感覚・判断力などの素質
②上司の留守中の対応、上司の仕事のサポート方法などの秘書特有の仕事の仕方
③上司やそのクライアントが話す内容を理解する為の経済用語などの一般知識
④対人関係の基本となる言葉遣いなどのビジネスマナー
⑤ビジネスの場で必要な、文書、ファイリング、事務用品、会議などについての初歩的な知識
が問われる試験内容となっています。これまでに700万人以上の方が受験し、社会的認知度も高い資格となっております。
取得のメリットは?
秘書検定は、社会人としてのビジネスマナー、一般常識、来客応対のスキルなどが問われる試験です。 秘書検定を取得することによって、総合的社会人スキルの証明ができるようになります。
秘書職へのキャリアチェンジ、ホテル業などの質の高いサービスを求められる職場への転職に役立つため、在学中の学生などからも支持率の高い資格となっています。
また、なかなか自身が持てない、状況に応じた適切な言葉、立ち居振る舞い、気遣いも理論的に学べる為、日々の業務のへのスキルアップ、後輩等の指導方法にも役立つ検定内容になっています。
受験日・試験形式・受験料
受験日は年3回で、今年(2017年)の受験日は、6月18日(日)、11月12日(日)です。
受験形式は、準1級・2級・3級は選択問題(マークシート方式)と記述問題、1級はすべて記述問題、準1級、1級は面接試験もあります。 全級とも試験は「理論」と「実技」に領域区分され,それぞれの試験が60%以上の時合格となります。
受験料はそれぞれ、1級は6,100円、準1級は4,900円、2級は3,800円、3級は2,600円です。
人事・労務の必要知識を学び、スペシャリストに!社会保険労務士
社会保険労務士とは?
社会保険労務士とは、労務管理、社会保険や年金に関する相談・指導を行う事を職業とする為ための国家資格です。 人事・労務関連職の日常業務に役立つ知識も身につきます。
主な業務として、人事雇用等、労務に関する相談・指導、給与計算、雇用保険、健康保険、厚生年金保険に関わる仕事を行います。
社会保険労務士の有資格者でなくても作成できる人事・労務関係の書類もありますが、資格を持つ者しかできない独占業務があるため、勤務社労士として企業の人事や総務で活躍することができます。
合格者の女性の割合は 法律系の国家資格としては高く約30%、合格率は例年6%前後と、とても難易度が高い資格となっています。