美術館、レストラン、パッサージュに蚤の市。行きたいところがたくさんあるパリ。でも、せっかく行ったのにお休みだった…なんていうことを経験したことのある方も多いのでは?パリでは日本とは少し違った休日や定休日のルールがあったりするので、きちんと調べていくことがパリ旅行を楽しむ秘けつとも言えます。とはいえ、たくさん行きたいスポットがあると、それぞれの定休日を調べるのも大変!
そんなときにとっても便利なガイドブックを見つけたので紹介したいと思います。フランス在住の2人組トリコロル・パリの最新刊『曜日別パリ案内』です。「曜日」を軸にパリのおすすめスポットとパリの楽しみ方を紹介したこのガイドブックを活用して、パリを存分に楽しむスケジュールを立ててみましょう!
パリの曜日感覚をマスターしよう
第1章では、まずパリの日常生活に沿って、各曜日の特徴を紹介しています。
レストランやパティスリーなど個人店の定休日は月曜日が多く、美術館の閉館日は火曜日が多いのだそう。土曜日はお店は開いているけど、大混雑に注意が必要だったり…。曜日によって覚えておくと便利な情報がまとめられています。
月曜日(LUNDI):定休日が多めの静かなパリを楽しむ
火曜日(MARDI):美術館めぐりよりもショッピングを優先
水曜日(MERCREDI):開いてるスポットが多く便利な曜日
木曜日(JEUDI):デパート&美術館の夜間オープンをフル活用
金曜日(VENDREDI):週末の解放感漂うにぎやかなパリを楽しむ
土曜日(SAMEDI):どこもオープンしているけど大混雑に注意
日曜日(DIMANCHE):蚤の市やマルシェをめぐってのんびり過ごす
この曜日感覚を意識しながら、全体のスケジュールで「この日は美術館へ行こう、この日はのんびり公園で過ごそう」などざっくり予定を決めるとよいでしょう。
パリで見たい!食べたい!買いたい!泊まりたい!スポットが満載
曜日ごとの予定をざっくり決めたら、あとはどこへ行くか、何を食べるか、どこでショッピングを楽しむかなど具体的な過ごし方を考えます。名所を見たり、フランスならではのグルメを食べたり、おみやげを買ったり、素敵なホテルに泊まったり…。パリではやりたいことがいっぱい!『曜日別パリ案内』では、「見る」「食べる」「買う」「泊まる」のカテゴリーに分けて、トリコロル・パリのお2人が実際に足を運んでセレクトした、おすすめのスポットが紹介されています。
新しい美術館や、インスタ映えする小道、パリジェンヌが夢中のショップやカフェ、注目シェフのレストランなど、パリの素敵な魅力を感じられるスポットばかり。それぞれ営業日がわかりやすく書かれているので、定休日の見落としも心配なしです。
パリに行ったら訪れたいマルシェ。場所によって開催曜日が違うのですが、こうやってまとまっていると、スケジュールと比較しながら検討することができますね。
行きたい場所が定休日と重なってしまっても落ち込むなかれ。パリには素敵な小道や公園など、お休みのないインスタ映えするスポットもたくさんあります。こういったスポットを上手に取り入れることで、パリを余すことなく楽しむことができるのです。
もちろんマップも掲載。行きたいスポットを中心に、近くのスポットも巡ることができますね。パリは小さいので、1つ目的の場所を中心にいくつか行きたい場所を見つけ、徒歩で一気にまわるのが効率的。その界隈で最も多くのスポットがオープンしている曜日を把握して、滞在期間のプランを組むとよいでしょう。
短い滞在日数の中で、肝となる曜日感覚。曜日を意識した旅程作りでパリを存分に楽しんでみてくださいね。
■書籍情報
曜日別パリ案内
著者:トリコロル・パリ 荻野雅代 桜井道子
発売元:パイ インターナショナル
提供・PARIS mag(シンプルで上質なライフスタイルを提案するWEBマガジン)
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